前からワコーズファンとのことで各種ワコーズ添加剤も合わせてご依頼頂きました(^^)
三菱 デリカD:5 CV1W 2019年式 51600キロ

作業を始める前に現状を把握するためのテストドライブへ(^^)/
加速は問題なし、変速はスムーズ、アクセルの踏み直し加速がワンテンポ遅れて反応してました〜
ただこれはこの車の元々の特性かもしれませんが(^_^;)

リフトアップして下廻りを確認。


アンダーカバーを外すと向かって左がエンジンオイルパン、右がミッションになります。

まずはエンジンオイルの交換から(^^)/
ドレンプラグを外してオイルを排出。

エレメントも交換します(^^)
ガスケットの当たり面を綺麗にして、エレメントのガスケットにはシリコングリースを塗布して取り付け。

お客様はワコーズのカタログに載っていない高級添加剤シリーズのCORE(コア)503を希望されていたのですが、残念ながらガソリン車のみの対応だったので今回はS-FV(スーパーフォアビークル)を添加。

オイルはワコーズのマルチロードDL-1です(^^)

続いてはATF。
オイルパンが縦置きのミッションということで今回はオイルパンの脱着はせずに圧送交換のみとなります。

とはいえ排出できる分は排出したいので〜ドレンプラグとオーバーフロープラグ両方とも外してフルードを抜いていきます。

まずはドレンプラグを外して排出。

次はオーバーフロープラグ及びオーバーフローチューブを外して排出。

合計で2.5Lほど抜けてきました〜
ちなみに全容量は7.5Lな゙ので1/3程度しか排出出来ないんです┐(‘~`;)┌

次はミッション前方に付いているフルードウォーマーを

横にずらして圧送交換用のアタッチメントを取り付けたら圧送交換の準備は完了です(^^)

フルードは交換するだけでも効果が体感できるワコーズのATFプレミアムSをチョイス(≧∇≦)b

初期充填をしてエンジンスタート(^^)/

左 新油のワコーズATFプレミアムS
中 最初にドレンアウトした使用済みATF
右 現在ミッション内を循環しているATF

圧送交換スタート!









1回目の圧送交換が終わってクリーニングモードへ移行してます。

クリーニングも終わりました(^^)
まだまだ真っ黒なので

2回目の圧送交換スタート!










2回目の圧送交換終了で再びクリーニングモードへ。

クリーニングモード終了。
赤みが出てきて中のフィルターがなんとなく見えるぐらいになりましたが、思ってたよりも綺麗にならなかったので、、、
お客様に許可を貰い

3回目の圧送交換スタート(^^)/








3回目の圧送交換終了でクリーニングモードへ〜

クリーニングモード終了です(^^)
若干赤みが残ってますが完全に入れ替わって、はっきりとフィルターが見えるぐらいになったので交換終了ですね〜

フルードウォーマーはOリングを交換して元に戻します(^^)/

フルード温度をモニタリングするためにスキャンツールを繋いでみるとDTCが(^_^;)


全て過去故障だったので消去しておきました!
社外部品への交換時に記録されてたみたいです。

フルード温度が規定範囲に入ったところで

余分なフルードをオーバーフローさせて油量調整完了です(^^)/

エンジンには入れ損ない?ましたがミッションにはワコーズのATF用高級添加剤CORE701を添加します♪

左フロントのタイヤハウスからミッション上部を覗くと

フルード注入用のリフィルプラグがあるので外して

CORE701を添加(^^)/

左 最初にドレンアウトした使用済みATF
右 最後にオーバーフローした交換済みのATF
真っ黒だったATFが新油とほぼ同等の透き通った色味になりました♪

最後はエアコンガスクリーニングです(^^)
通常はエンジンルームやボンネットにエアコンガスの種類や充填量などが記載されたシールが貼ってあるんですが、ボンネットが社外部品に交換してありエンジンルームにも無かったので


整備書で確認。
エアコンガスはR1234yf、オイルはPAG、充填量は700グラムとのこと。

詳細がわかったのでSnap-onのエアコンマシーンを接続して現状把握です。

圧力が低めですが外気温が24℃なのでこんなもんですね〜
ですが吹き出し口温度11℃はちょっと物足りないかな〜と。

規定量の700グラムに設定してエアコンガスクリーニングスタート(^^)/

作業終了ってことで結果を見ると回収量が640グラム。ほぼ抜けてなかったので優秀ですね〜(^^)
ただその状況で効きが物足りないということはガスやオイルの質に問題があるのかなと(^_^;)

そこで!ではなく当初から予定してた作業ですが、エアコン添加剤の投入です(^^)/
いつも使ってるパワーエアコンプラスはR1234yfには対応しておらず(>0<;) 今回はパワーエアコンリキッドを使用します!


専用工具にて充填。

施工後の状態はというと、、、
エアコンガスが整った?おかげで高圧が若干下がって、吹き出し口温度は9℃まで下がりました(^^)

回転数を上げると

吹き出し口温度が8℃になってますが、冷えすぎてコンプレッサーがON-OFFを繰り返すために付属の温度計では反応出来ない為でして

反応が早い温度計で測ると〜5℃でした(゜o゜;
実際の体感でもかなり効いてます♪
一通りの作業が終わったので再びテストドライブへ!
若干タイムラグがあったアクセルの踏み直し加速はレスポンスが上がってます(≧∇≦)b
他にもトルクアップしたような感じで加速が力強くなってますね〜♪
というわけでこれで今回の作業は終了です(^^)
CORE503、701、パワーエアコンリキッドは常に在庫してますので「ついでに入れておいて!」に対応可能です。
他にもワコーズの添加剤は一通り、万能添加剤のSOD-1プラスも常時在庫してますよー!
皆様からの整備のご依頼をお待ちしています。