OVER 30 DO THE CAMP

アウトドア/キャンプ/音楽/フェス/買い物/魂の30台もあと一年…

センスオブワンダー sow2011 

2011-05-29 22:56:16 | 日記
行ってきました。センスオブワンダー!

茨城県は笠間市で行われた野外フェスティバルです。

無常なる梅雨入り宣告をうけてしまい、雨が降ったりやんだりの天気でしたが最高に楽しめましたーー!

一発目の「オーバーグランドアコースティックアンダーグランド」で一気にフェス気分がアガり(RONZIさんスティックでかすぎ!)、

「イースタンユース」でビールとロックに酔いしれて、「TOKYO NO.1 SOULSET」で大人の色気にシビレて、

「salyu x salyu」で純粋に感動したりして。

それ以外の時間はアートをみたり、買い物を楽しんだり、飲んだり寝たり。

酒屋でTOSHI-LOWさんMAKOTOさんと話ができたのは嬉しかったなー。

とにかくいいフェスなんだなー。

一部写真をアップしときます。

まずはSHOP。
















子供たちがお世話になった「YELL ART project」メンバーの 『モンスターをつくろう!』





いろんなアート












キャンプをされた皆さんお疲れ様でした。あのびしょぬれのテント、どうしよう・・・

ぼくらが旅に出る理由

2011-05-26 23:12:28 | 日記
そろそろ出発の時間だ。

街まではペアレントが車で送ってくれた。昨日別の部屋に泊まっていたフランス人夫婦も一緒だった。

みんなと別れるとまた一人になってしまった。少し寂しい。

この日はバスで長手岬に向かう。キャンプ場があるのでさっそく向ってみた。

なかなかいいロケーションだ。管理人に値段を聞いてびっくりした。

「3000円です。」「へっ!?」高くない?

「あのー、一人だしはじっこでいいんで少し安くなりませんか?」ダメ元で聞いてみたが

「ダメです。」との回答。とてもいいキャンプ場だったけど諦めて他のキャンプ地を探すことにした。

この先に達者キャンプ場があるので、今度は電話で料金を聞いてから行くことにした。

「250円です。」 安い!

バスに乗り達者へ。無事に設営が終わってのんびりと海を眺めていると、すごくきれいな夕日が見れた。

それと同時に寂しさが心を覆っていくのを感じていた。

「明日、戻ろうかな・・・」

どうせ自由な旅。佐渡島一周出来てないけど、いつかこの続きをやればいい。

次の日もヒッチハイク&バス&徒歩で親戚の民宿まで帰った。

民宿のみんなは僕の3泊4日一人旅の話を興味津津で聞いてくれた。

なんだか寅さんにでもなった気分だったな。

やっぱり佐渡は最高だ!!

終わり

QTVR佐渡




今年の夏は是非とも佐渡に行ってみてください。とても素敵なところです!!!

Lonely Stranger

2011-05-25 23:27:34 | 日記
その人は途中で荷物を落とした、と言ってまたバイクで走り去った。

夕方は洗濯をしたり、日記を書いたり、ペアレント(ユースホステルの主のこと)と話をしたり、あっという間に過ぎて行った。

相部屋の原さんとはすぐに仲良くなった。見た目とは裏腹に面白い人だ。

原さんが街まで夕飯を食いに行くというので、ついでに自分の弁当を買ってきてくれないかとお願いした。

こういうとき自分は結構図々しいのだ。原さんは快く了解してくれた。

夕飯を食べ終わると、リビングでみんなでテレビを見ながら楽しい時間を過ごした。

今日初めて会った人たちとこんなに楽しく喋れるんだ。って自分でも少し驚いた。

ユースホステルは10:30には消灯する。今日も疲れた。僕たちは部屋に戻って眠ることにした。


布団に入った後も少し話していたが、浅い眠りのままなかなか眠れない。

それにしても暑い。

どうやら原さんも眠っていないみたいだった。一言話すだけと思ってまた話しかけたら、午前3時まで話し込んでしまった。

原さんはバンドをやっていてヴォーカルだということ。仕事はアルバイトしかしていないこと。洋楽が好きだということ。

特にクラプトンが好きだということ。クラプトンは僕も好きだというと喜んでいたこと。クラプトンの前のバンドのこと。(名前は忘れた。)

後半はほとんど女の話。やっぱりエロい話は盛り上がる。色々と勉強になるな。と思いながら疲れて眠った。



朝、起きると7時だった。原さんはもう起きている。あまり寝ていないはずなのに清々しかった。

ペアレントは素泊まりのはずの僕におにぎりを作ってくれた。感謝感激雨霰です。ありがとうございました。



原さんがもう出発するみたいだ。

僕は「また会いたいね、原さん。」と言って握手をした。

すこしずつバイクの音が小さくなっていくのを最後まで聞いていた。

つづく。

Born to be Wild

2011-05-24 22:34:03 | 日記
僕はヒッチハイクをあまくみていたようだ。

30分くらい試したが手ごたえが全くなかった。一台だけ止まってくれた軽トラがいたが、

こっちに向かって「早く渡れっ!!」て怒鳴られる始末。


「俺は道を横断したいんじゃない」と心の中でつぶやいた。


仕方なく歩き始めたが延々と上り坂が続く。坂の頂上まできて休憩ついでにもう一度ヒッチハイクにチャレンジした。

するとすぐに軽のバンが止まり、中から優しそうなおばあさんが「どうしたの?」と声を掛けてくれた。

僕が一通り説明すると「乗って行きなさい。」と言ってくれた。うれしくってバカみたいに大きな声で

「ありがとうございます!」と頭を下げた。

見た目通りの優しいおばあさんで、真野の整骨院に行くらしい。佐渡を一周するという話を聞くと

真野よりも先の佐和田まで乗せてくれた。ありがとうございました。早く体も良くなりますように。

佐和田ではとりあえずキャンプ場に向かった。風がかなり強いのでみんな必死でテントを張っている。

料金を見るとテント1張り1000円とあった。昨日はタダだったから何だか高く感じる。

ダメ元で電話帳で調べた近くのユースホステルに電話してみた。電話に出た女性の話では素泊まりならOKです、とのこと。

なんならそこまで車で迎えに行くから待ってなさいと言ってくれた。しばらくするとおじいさんが僕を見つけ車に乗せてくれた。

「佐渡白山ユースホステル」山の中にある静かできれいな建物だった。

お金を払って家の中の説明を受けた。部屋は2階で8畳くらいの白い壁の部屋だった。

ユースホステルは相部屋が基本だ。部屋の隅に荷物があったので他の宿泊者もいるのだろう。


そこへ一台のアメリカンバイクがやってきた。

髪の毛は肩より長く、茶髪だ。

すごいサングラスをして、麻袋のような大きなバッグを担いでいる。


恐い。


イージライダーみたいだ。どうやら昨日もここに泊まっていたらしい。

ユースホステルのおじいさんがその人に言った。

「この子と同じ部屋でいいな。」

わかってはいたが正直嫌だった。はたして仲良くなれるんだろうか?

つづく。




白い雲のように

2011-05-23 23:00:04 | 日記
2日目、8月2日。

目を覚ますとカモメたちがテントの近くの水辺に集まっている。

僕がテントから出ると一斉に飛び立っていった。朝飯に昨日もらったトマトとキュウリを食べる。

少しは冷たくなるかな?と海につけておいたが冷たくなってないし、ひび割れてしょっぱくなってしまった。

朝飯はそれだけで済ませる。のんびりと片付けをしていたら朝イチのバスが行ってしまった。

まあいいか。と思ったが次のバスまで2時間以上あったのでがっかりしてしまった。

それにしても昨日のテントの寝心地は悪かった。海辺だから仕方ないのだが地面の傾斜のせいで、

テントの隅にずり落ちてしまう。更にはあまりの暑さに寝袋は出す気にもならなかった。

まあいい。この反省は今日からの旅に活かせればいいのだ。

僕はバスに見切りをつけてヒッチハイクをすることにした。


しかし、実際道路わきに立つと恥ずかしくて手があげられない。

10分ぐらいして決心をきめて親指をたてて手を前に突き出す。

紺色の乗用車が少し通り過ぎて止まった。ラッキー!

運転していたのは年齢不詳のおばさんだった。おばさんは小木までの通勤中だといい、

小木まで乗せてもらうことにした。どうやらヘビースモーカーらしく、話をしながら相当

スパスパと吸っている。「お兄ちゃん勇気あるねー。」と褒めて?くれた。

とりあえず車に乗せてもらった時には自分が何者であるか、大川にある親戚の民宿のことなんかを話すことにした。

小木には何があるかと聞いてみたが「たらい舟ぐらいじゃないの?」と軽く言われてしまった。

そんなことは僕でも知っている。小木でおばさんにお礼を言って別れた。

小木のフェリーターミナルで昼飯を食べることにした。ガイドブックによると店員が全員きれいな

女性らしい。そしたら本当にきれいな人が多かった。全員ではないが・・・。

いちばんきれいなお姉さんに小木のことを色々教えてもらった。街の中を散策するのにそのザックは重そうだと言って

厚意で預かってくれた。ありがとうございました。

小木の街は思ったより小さくて必要なもの(箸とか)だけ買い出発することにした。

バスに乗って椿尾海水浴場という場所で降りる。

少しだけ泳いで防波堤で休んでいると、自転車に乗った男の人に声をかけられた。かっこいいキャノンデールのロードバイクだった。

自転車旅行だという割には荷物が少ないので「どこに泊まるんですか?」と聞くと、その日その日で民宿を探して泊まっているという。

昨日のテントの寝心地の悪さを痛感していた僕は気持がグラついた。



「布団で寝たい・・・」



すぐに椿尾海水浴場をあとにして歩きだした。バスに乗ろうかとも考えたが、一回ヒッチハイクを成功させている自信から

もう一度ヒッチハイクに挑戦することにした。

つづく。