OVER 30 DO THE CAMP

アウトドア/キャンプ/音楽/フェス/買い物/魂の30台もあと一年…

Born to be Wild

2011-05-24 22:34:03 | 日記
僕はヒッチハイクをあまくみていたようだ。

30分くらい試したが手ごたえが全くなかった。一台だけ止まってくれた軽トラがいたが、

こっちに向かって「早く渡れっ!!」て怒鳴られる始末。


「俺は道を横断したいんじゃない」と心の中でつぶやいた。


仕方なく歩き始めたが延々と上り坂が続く。坂の頂上まできて休憩ついでにもう一度ヒッチハイクにチャレンジした。

するとすぐに軽のバンが止まり、中から優しそうなおばあさんが「どうしたの?」と声を掛けてくれた。

僕が一通り説明すると「乗って行きなさい。」と言ってくれた。うれしくってバカみたいに大きな声で

「ありがとうございます!」と頭を下げた。

見た目通りの優しいおばあさんで、真野の整骨院に行くらしい。佐渡を一周するという話を聞くと

真野よりも先の佐和田まで乗せてくれた。ありがとうございました。早く体も良くなりますように。

佐和田ではとりあえずキャンプ場に向かった。風がかなり強いのでみんな必死でテントを張っている。

料金を見るとテント1張り1000円とあった。昨日はタダだったから何だか高く感じる。

ダメ元で電話帳で調べた近くのユースホステルに電話してみた。電話に出た女性の話では素泊まりならOKです、とのこと。

なんならそこまで車で迎えに行くから待ってなさいと言ってくれた。しばらくするとおじいさんが僕を見つけ車に乗せてくれた。

「佐渡白山ユースホステル」山の中にある静かできれいな建物だった。

お金を払って家の中の説明を受けた。部屋は2階で8畳くらいの白い壁の部屋だった。

ユースホステルは相部屋が基本だ。部屋の隅に荷物があったので他の宿泊者もいるのだろう。


そこへ一台のアメリカンバイクがやってきた。

髪の毛は肩より長く、茶髪だ。

すごいサングラスをして、麻袋のような大きなバッグを担いでいる。


恐い。


イージライダーみたいだ。どうやら昨日もここに泊まっていたらしい。

ユースホステルのおじいさんがその人に言った。

「この子と同じ部屋でいいな。」

わかってはいたが正直嫌だった。はたして仲良くなれるんだろうか?

つづく。





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