OVER 30 DO THE CAMP

アウトドア/キャンプ/音楽/フェス/買い物/魂の30台もあと一年…

Lonely Stranger

2011-05-25 23:27:34 | 日記
その人は途中で荷物を落とした、と言ってまたバイクで走り去った。

夕方は洗濯をしたり、日記を書いたり、ペアレント(ユースホステルの主のこと)と話をしたり、あっという間に過ぎて行った。

相部屋の原さんとはすぐに仲良くなった。見た目とは裏腹に面白い人だ。

原さんが街まで夕飯を食いに行くというので、ついでに自分の弁当を買ってきてくれないかとお願いした。

こういうとき自分は結構図々しいのだ。原さんは快く了解してくれた。

夕飯を食べ終わると、リビングでみんなでテレビを見ながら楽しい時間を過ごした。

今日初めて会った人たちとこんなに楽しく喋れるんだ。って自分でも少し驚いた。

ユースホステルは10:30には消灯する。今日も疲れた。僕たちは部屋に戻って眠ることにした。


布団に入った後も少し話していたが、浅い眠りのままなかなか眠れない。

それにしても暑い。

どうやら原さんも眠っていないみたいだった。一言話すだけと思ってまた話しかけたら、午前3時まで話し込んでしまった。

原さんはバンドをやっていてヴォーカルだということ。仕事はアルバイトしかしていないこと。洋楽が好きだということ。

特にクラプトンが好きだということ。クラプトンは僕も好きだというと喜んでいたこと。クラプトンの前のバンドのこと。(名前は忘れた。)

後半はほとんど女の話。やっぱりエロい話は盛り上がる。色々と勉強になるな。と思いながら疲れて眠った。



朝、起きると7時だった。原さんはもう起きている。あまり寝ていないはずなのに清々しかった。

ペアレントは素泊まりのはずの僕におにぎりを作ってくれた。感謝感激雨霰です。ありがとうございました。



原さんがもう出発するみたいだ。

僕は「また会いたいね、原さん。」と言って握手をした。

すこしずつバイクの音が小さくなっていくのを最後まで聞いていた。

つづく。