昼時の訪問者

最近、昼時になると、仕事仲間が仕事をするためにやってくる。
仕事仲間が仕事をするためにオフィスにやってくることには、何の問題も無い。
独りで黙々と作業をしていても仕事熱心はアピールできないので、
やはり仕事は誰かの目の前で、眉間に皺を寄せながら行うにこしたことはない。

昼時に訪問してくる、という設定が非常にユニークだ。
時間帯ではなく仕事がユニークであれば、ワタシのモチベーションも上がるのであるが、
残念ながら、ユニークな仕事であれば、独りでも黙々と行える。
退屈な作業をユニークな時間帯に行うところに熱意が込められている。

訪問者は「昼飯を食べないダイエット」敢行中なのである。

昼時になると、建物から大勢の背広メンがゾロゾロと地上に降りてくる。
財布の中身や、腹の空き具合などと相談しながら、
様々なニオイ溢れる扉の中に吸い込まれて行く。

ちょうどそんな時間帯に「仕事をする」ことで、空腹を忘れる作戦らしい。
確かに14時頃になると世間の誘惑もヒト段落。
外に飛び出しても空腹であることを思い出させる刺激臭は少ない。

このステキなボヤキを眺めて下さっている皆様の中には
「気にせず、飯を食べればイイではないか」
と、的確なアドバイスを念波で送って下さる方もいらっしゃるに違いない。

ヒトには避けて通れぬ意地がある。
1) オフィスは机が2つ、ようやく入るくらいのスペースしかない小さな小さな空間である。
2) ダイエットのために昼食を抜いているヒトの目の前で、
　バクバクと飯を喰らう勇気があるように思われているが、
⇒実はワタシは小心者である。

ランチ密室殺人などに巻き込まれたくない。
動物は空腹になると思わぬ行動に出ることもないとも言えない。

3) そりゃ、お腹も空くだろう。たまに、グゥ～っと鳴る音が聞こえてくる。
⇒そんなヒトの前でバクバクと飯を喰らう勇気などない

そして、何より、ワタシも現在、ダイエットをしようと思い、
毎日、いつから始めようか機会を伺っている最中なのである。
昼食を抜いた仕事仲間は、数カ月で9kg痩せた！と自慢していた。
ああ言えばこう言う性格が仇となり、
ワタシもうっかり、ダイエットに関心があることを口走ってしまった。

というわけで、ユニークな時間帯の訪問者を最近は歓迎するようにしている。
だが、こちらのダイエットについては、
まだ機会を伺っている最中なだけに、
友人との会食で敵討のような喰いっぷりをウッカリ見せてしまうことも多く、
後悔酒に立たず。。。いや、公開先に立たず・・・という状況である。

ワタシは誰にもダイエットについて熱く語ることができないまま、
こうやって、悶々と紙面に書き散らかしている有り様だ。

さて、ガッツリ仕事に邁進した後、
腹をすかせて家に帰ると、腹をすかせた猫が待っている。
台所ネコ。マカロニ。

タァサイでも炒めようかと準備をすると、、、





確かに、水も美味しく見えてくる。

3皿分を平らげて歩くみたらしチャンにも、

満面のポテチちゃんにも、

最近、貫禄が出てきたミンミンにも、

・・・昼時の訪問者をご紹介したい。


本日もご訪問ありがとうございます！