がちゃ三毛庵~猫よ、花よ~

東京の一角。ご近所から次々合流してきたネコたちと暮らす・・・いけばな徒然日記

庵主日記~6月の美容院ショップディスプレー~

2014-06-27 | Weblog
寄る年並みに、日々、思惑が深くなっているらしい(シワではない)。
今に表に出ている部分が脳なのか顔なのか、わからなくなるのではないか、と、不安がよぎる。
最近、考え事をしていると「今」を失うことがあるのだ。

先日も雨の中、傘をさして、妄想に浸りながら歩いていたはずが、
考えすぎて、歩いていることを忘れたらしい。

イイ年したオバちゃんが、雨の中、完全に転んだ。
左足首が外に向かって、ビーンと伸びた。
右の膝をすりむき、お気に入りの靴先が擦れて色が変わってしまった。

真後ろを歩いていたのは、黒い小さめのキャリーを引いている若いオニイサン。
『大丈夫ですか?』
ご親切に・・・2回も声をかけてくださった。
結構、イケメンであった。

足元をふらつかせた、か弱き中年女性=黒木瞳=と間違えられたのかもしれない。さもありなん。

が、黒木瞳もどきは気丈に立ち上がった。
今から思えば、『足が痛い・・・一人では歩けない』とヨロヨロ、病院にでも付き添っていただけばよかったのだ。

が、思いっきり転んで起き上がる時=危機から回避本能が働くのか=ニンゲンの脳は別方向に働くようにできている。
車に跳ね飛ばされたネコが(もし、息があるのであれば)何事もなかったように、一目散に走り去るのと思考回路は似ている、と思う。
『ありがとうございます。大丈夫です』
ジーーーーーンと痺れる足を悟れらてはいかん、と、近くのコンビニ目指して歩き出したのである。

思い出せば、土砂降りの雨の中、自転車で走っていて、店から飛び出してきたオッサンに突き飛ばされて自転車ごと素っ飛ばされた時も、
全身泥&雨まみれになりながら、気丈に自転車で走り去ってしまったではないか。

やはり横断歩道を渡ろうと自転車で青信号を確認して発進したところ、赤無視で突っ込んできた自転車に横から吹っ飛ばされた時も、
自転車に乗って逃げ去ってしまったではないか(周りの人は救急車を呼ぶ準備をしていたに違いない)。

妄想の自業自得だ。足は腫れ上がってしまった。
が、そんなことも言っていられない。

スグリとブラックベリーがカワイイ、テーブルに飾りたい作品。


美容院のショップディスプレーは「大きな枯れ木」。
ひまわりが踊っているみたいだ(店長談)、そうです。





躍動感がイイ感じ。
パイナップルでお客様をお出迎え。


~おまけ~
昨日も下の階のオジサン宅へお邪魔してしまったポテチ。
やはり風呂に入っている最中のようであった。
心配で部屋を覗いてみていると、2軒先の住民が通りかかったりして、慌てて事情を説明したりして・・・「オッサン専門 風呂のぞき」をしている場合ではない。
仕方がないので踊場階段で、オジサンと出くわし、驚き、飛び出してくるポテチを待つことにした。

ところが、昨日は風呂上がりの気配がするのに、一向に飛び出してこない。
どうやら、オッサン&クロちゃんになじんでしまったようだ。
大丈夫かとドアの隙から様子をうかがうと、
青いバスタオルを巻いた素足のオッサンが、クロちゃんと並んで、家の中で立ちすくんでいる足が見えた(何度でも言う。ワタシは風呂上がりのオッサンを覗く趣味はない。見たのは「足」と「青いバスタオル」だけである)。

タオルを巻いただけのオッサンしかいない家をピンポンするわけにもいかず、
階段上から「ポテチ!ポテチ!」と囁いてみた。

今まではシッポをボワッとさせて帰ってきたのだが、
今回は得意満面で戻ってくるではないか。

ポテチが保健所に連れて行かれる可能性はなくなった。
しかし、ワタシがいつかノゾキの現行犯で交番に連れて行かれるかもしれない。

どうせなら、このグウタラしている女史どもに、ポテチの様子を見に行ってもらいたいくらいだ。






おちおち妄想にも耽っていられない。


本日もご訪問ありがとうございました!

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