夫の実家に帰ると、必ず
材木座海岸近くにある光明寺に立ち寄る。
そこには猫がいっぱいいるからだ。
のんびりとノラ猫たちが、境内をゆうゆうと
歩いていたり、墓の上で寝ていたりする。
だいじにされているのだろう、みな人懐こく、
人がくれば、すーっとどこからともなく集まってくる。
この日は、夕暮れどきだったので、
大きな古い山門が黄金色に照らされて、とても美しかった。
日没前の淡いひととき、夕暮れの . . . 本文を読む
六本木でタンゴのレッスンを受けたあと、
西麻布のレストランまで歩いていった。
途中、六本木通りより1つ裏どおりに入ると、
古い家屋が並んでおり、意外と住宅が
あるんだなーと驚いた。
この界隈には夜来ることが多いので
昼間の印象というのがまるでなかった。
ふとみると、のんきに猫が塀の上で横たわっている。
写真をとろうと近づいても一向に動じない。
いい顔をしている。
うちのハナコとおなじ、鼻くそ . . . 本文を読む
なんとなく人の目の届くところにいる猫である。
どうしても寝たいときなどは、ふら、と
レコードプレーヤーの上とか、机の陰とか
窓のそばにいるのだけれど、
テレビをみていたりしていると、ふと
柱の陰にじっとこちらをみているハナコがいる。
ふとんに行くと、タタタッといそいそついてくる。
しかし、じっと動かないときはまだ遊びたりないときだ。 . . . 本文を読む
枝付きの枝豆を買ってきた。
台所で枝から切り離し作業をしていたところ、、、
じっと見守るハナコであった。
手を出すわけでもなく、
食べたい様子もない。
ただただ興味がある、それだけのようだ。 . . . 本文を読む
お寺のお堂からみた、猫寺の境内。
門や、トンネルや、建物の外に見える、明るい景色を
たまらなく美しいと感じる。
映画、「幻の光」にもたくさん、そんなシーンがあった。
あの映画を観るまで、そういう光景が好きということに
気づかなかった。
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