2025年5月13日、火曜日。 晴れ。
先週、
初夏の山に咲くシロヤシオの姿と、そのシロヤシオ(五葉躑躅)が愛子様のお印であることを書いた記事に沢山のいいね👍️とコメントを頂きましたので、改めて「お印」について調べてみました。
シロヤシオ(白八汐)
別名: ゴヨウツツジ(五葉躑躅)
奥山に咲く八汐躑躅の一種で、花言葉は「愛の喜び」「上品」。
輪生状に5枚の葉を付けることから五葉躑躅とも呼ばれ、敬宮愛子内親王の「お印」として用いられています。
「お印」は、日本の皇族が身の回りの品などに用いる徽章・シンボルマークで、高貴な方の名前を直接的に口にするのは畏れ多いということで出来た風習と言われ、明治以降、慣例化したそうです。
皇室典範などで特に定められたものではありませんが、皇室で誕生した赤ちゃんは名前と共に決められ、また結婚により皇室に入る女性皇族にも「お印」が決められます。
そして、
愛子さまの為に選ばれたのが五葉躑躅です。
初夏の那須御用邸に咲くシロヤシオがお好きであった両陛下が、「純白の花のような純真な心を持った子どもに育ってほしい」との願いを込めて選ばれたのだそうです。
敬宮愛子内親王御誕生記念銀メダル
お印の五葉躑躅がデザインされています。
因みに、他の皇族方のお印は以下の通りです。
天皇陛下 : 梓(あずさ)
皇后陛下 : はまなす
上皇陛下 : 「榮」の文字
上皇后陛下 : 白樺
秋篠宮殿下 : 栂(つが)
紀子さま : 檜扇菖蒲(ひおうぎあやめ)
眞子さま(元皇族) : モッコウバラ
佳子さま : ゆうな
悠仁さま : 高野槇(こうやまき)
こうしてみると、夫々の方々の雰囲気に如何にもマッチしているように思えますね。。。
ある時、
宮内庁の職員文化祭に出品された作品の中に「白木華子」と記名されたものがあったとか、、、
当時の美智子皇后が、お印の「白樺」をアレンジした作家名でこっそり出品されていたのだそう。
こんな粋な逸話を知るのも面白いものですね。🙂
お印について参考になるブログがありましたので、ご興味があればご覧ください。☟
********************
#山の記憶
お印の花
一昨日の奥多摩歩きです。
日原の鳥屋戸尾根にシロヤシオを訪ねました。
愛子様にお似合いの純真な純白の花。
特徴的な五葉の葉も合わせてご覧ください。
5月11日。
笙ノ岩山から蕎麦粒山に続く
日原の鳥屋戸(とやど)尾根を歩きました。
日原谷の奥に雲取山が見えます。
ヤマツツジ
チチブドウダン(秩父満天星躑躅)
都県境尾根の三ツドッケの眺め
標高1,200m圏の花が見頃を迎えていました。
シロヤシオの立ち姿
長い年月を掛けてこんな大木に育ちます。
因みに、、、
痩せた斜面を好むシロヤシオは、隔年~数年おきにしか花を付けません。
今年は花を付けていない株が目立ちましたが、葉っぱだけでも見応えがあります♪
五葉の躑躅
五葉躑躅は、その名の通り5枚の葉が環状に並ぶのが特徴です。
うっすらと赤みを帯びた縁取りと淡い緑色の葉には、花にも負けない気品が感じられます。
葉の緑と花の白のコンビネーションが絶妙です。
バックが青空だと更に素晴らしいのですが、、、
蕾のシロヤシオ
都県境尾根から秩父方面の眺め
標高1,400mの都県境尾根のシロヤシオが咲くのは来週以降となりそうです。
ヤマケイオンラインに山行記録をUPしましたので、時間と興味のある方はご笑覧ください。☟
本日もご訪問頂きありがとうございました。