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Meister von Grünfelder

日々の出来事を綴ります。たまにまともなことも書くかも知れません。

クラミジアの氾濫とか

2005-05-04 11:46:59 | Netzbuch
 性体験のある高校生の1割がクラミジアに感染しているということが、厚生労働省の研究班の調査で分かったという。これはあくまでも無治療の人数であり、治療を受けている人を含めると感染率はもっと高いことになる。
 調査は、10代の人工中絶率が全国平均とほぼ同じである某県で一昨年秋から約1年間に行われ、13の高校に在籍する無症状の男女約5,700人を対象に、匿名の質問票と尿検査などで行われた。

 性交渉の経験者は、男子:31.1%、女子:43.6%。
 クラミジアの感染率は、6.7%、女子13.1%。全体で10.6%に達した。
 欧米では1~4%で、日本のクラミジア感染率は非常に高いという。


 クラミジア感染症はそれ自体の炎症と瘢痕形成が強いため、不妊を起こす。また特に女性では腹腔内から血行性に全身感染症を起こす、肝周囲炎/Fitz-Hugh-Curtis症候群の原因になることがある。この場合は関節炎や全身倦怠感などが主な症状であり、症状からVD(性行為感染症)を疑われにくいことが多い。
 また一方で、クラミジアは性器粘膜の傷害を持続的に起こすため、HIVの感染率が4~5倍になるというデータもある。
 それらのことから、クラミジアは非常に危険な感染症であると言って良い。

 厚生労働省研究班の今井博久・旭川医科大学助教授がコメントしていたが、彼は以前にも同様の研究論文を発表しており、非常に熱心に知識を広めようとしている。
 ついこの前まで宮崎大学にいらっしゃったので、ちょっと知っているわけだ。
 いつの間にか、旭川に行かれたんですな…。

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