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ニコラス・カルペパー

2012年08月24日 | 読書
図書館で見かけて気になっていた本を読みました。

「本草家カルペパー ハーブを広めた先駆者の闘い」
アロマテラピーの歴史を学ぶ時に出会う名前、ニコラス・カルペパー(カルペッパー)の生涯を描いた評伝です。
中をざっと見て読みにくそうな本だな~と借りるのをずっと躊躇していましたが、、
やっぱり読み進めるのが大変な本でした。

今までは17世紀に英国で活躍した医師であり占星術師という
彼の経歴が面白いという印象が強かったのですが、
この本を読み大分認識が変わりました。

ラテン語で書かれた医学書を英語に訳し廉価で販売。
医師が独占していた医学情報を一般の人々に広く伝えたほか

貧しい人々からはお金を貰わないという「赤ひげ先生」風の医者(事情により無免許の医師)で
門前市を成すくらいの人気があったそうです。


まだ今のような化学薬品が無い時代でしたし、
当時の世の中では占星術と薬草と医学が今ほどすっぱりと別々に分かれていなかったんですね。

世界で最古の香水「ケルンの水」も当初は香水兼胃薬だったそう。

アロマテラピーの歴史について、丁寧にもう一度勉強してみたくなりました。

他にも夏に読んだ本を続けて(勝手に)ご紹介していきたいと思います(^^ゞ。










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