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試写会、ラブコメ、B級アクション、ゲイムービーが好き。

ある過去の行方

2014-04-13 21:13:23 | 試写会
【Le passé】  フランス イタリア イラン

前作「別離」でアカデミー賞外国語映画賞を獲得したイランの俊英アスガー・ファルハディ監督が、「アーティスト」のベレニス・ベジョを主演に迎えて贈るミステリー・ドラマ『ある過去の行方』です。

パリを舞台に、再婚を予定している子連れカップルの思いもよらぬ過去の秘密が少しずつ明らかになっていくさまと、彼らを軸に複雑に絡まり合う愛と哀しみの人間模様が赤裸々かつサスペンスフルに綴られていく。共演は「預言者」のタハール・ラヒムとイラン人俳優アリ・モサファ。
アスガー・ファルハディ監督とベレニス・ベジョ 


アスガー・ファルハディ監督の作品は初めて観ました。
一般的にいう、何かを解決するというサスペンスとはちょっと違って、
登場人物の心理描写を追っていく、というものでした。

それぞれの状況などは、だんだんと知らされてゆきます。 



             
          ≪こんなお話≫




別れたフランス人の妻マリー=アンヌと正式な離婚手続きをとるため、テヘランから4年ぶりにパリに戻ってきたイラン人男性、アーマド。空港でマリー=アンヌに出迎えられ、一緒に家へと向かう。彼はそこで、マリー=アンヌがすでに新しい恋人サミールと暮らしていることを知る。しかし、そんな2人の交際に反発するのがマリー=アンヌの上の娘リュシー。彼女はアーマドに対し、サミールには昏睡状態の奥さんがいると告白するのだが…。



イラン人のアーマド(アリ・モサファ)
落ち着きもある好人物。
だけどどうやら、彼はここフランスにあわず、4年前に勝手にイランに帰国してしまっていたらしい。
その辺の事情もだんだんと明かされていくので、あんまり書くとネタバレに!!

むさくるしいほうが断然にあう!!実はさっぱり!!なのだ。

カンヌの写真でみても、一瞬一致しなかった




マリー=アンヌの今の恋人はサミール(タハール・ラヒム)
彼女の勤めている薬局の近くでクリーニング店を経営している。
サミールと彼の息子はすでにマリー=アンヌと同居しているのだが……。
妻は自殺未遂の末、こん睡状態になった…


このふたり、そっくりなんだよね………
キレやすいところも似ていたりする。


タハール・ラヒムを観たのは『預言者』以来。
あの時あったオーラはなくなったけど、演技力は増した
彼だってマリー=アンヌと暮らしているが、妻に対する気持ちはどうなのか……



似てるといえばマリー=アンヌ(ベレニス・ベジョ)と長女のリュシー(ポリーヌ・ビュルレ)も
 


ベレニス・ベジョは観るたびに印象が違う。
ここでは明らかに、娘役のリュシー(ポリーヌ・ビュルレ)に似せているよね
やっぱりすごい大女優の貫禄か

彼女は離婚書類に記入するためだけにアーマドを呼んだのか……



130分ですが途中だれることもなく緊張を保ちながら観ることができました。





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