この船は対馬で活躍されているMさん(若干30歳)のもとに嫁ぐことになりました。
お引渡し当日は、港を出発した船を船長は姿が見えなくなるまで見送られていました。不自然に上を向いておられたので、ちょっと涙を浮かべられていたのでしょうか。
あれから約1カ月後、対馬のMさんから写真が送られてきました。なんと進水式の写真です!
「無事に進水式を行うことができました。本当にいろいろとお世話になり有難うございました。」とありがたいメッセージまでいただきました。
Mさんは前船の面影を残しつつも各所を艤装され、使い勝手が良いように工夫されていました。
船名は「第八妙宝丸」と命名され、進水式は盛大に行われた様です。
この写真からは、大漁旗をかかげ堂々と海面に浮かぶ第八妙宝丸と、港で歓声を上げて出迎える人々の姿が目に浮かびました。
この事をすぐ前船長にお伝えしましたところ「いい人に巡り合えて本当によかった」と何回も何回もおっしゃっていましたので、少しは寂しさも和らいだのかなぁと思います。
本当にいいお取引ができました。前オーナーそしてMさんには感謝申し上げます。
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