囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

どうすれば強くなる?

2023年08月14日 | ●○●○雑観の森

 

【碁は脅して打て ~ メンタルと技術の調和を目指す果てしない旅】

 

主に万年級位者(5級前後)と

上級者(1級~3級)について

どこをどうすれば初段になれるか

を、わたしなりに考えています

 

これは一般論ですが、

特に勉強らしい勉強はしておらず

定石も棋理も何も知らないのに

粗削りで力が強く手に負えない

〝野生の碁〟というべき力自慢が

碁会に一人や二人はいます

 

死活や攻め合いの戦闘のヨミが

普通の人より優れているのですが

筋を見分ける直感のチカラと

何手か先を素早く正確に読むチカラが

一定程度 優れているのです

 

詰碁本等を敬遠してもなお

強い現実を見せつけられると、

凡人は一体どうすればよいのか?

カタツムリのわたしなどは

途方に暮れるのです

 

本拠地同好会を退会された某強者に

さきごろ、そこを尋ねました

「若い頃はともかく今は何も勉強していない」

といいますが、そこも不思議です

わたしは3子置いても勝てる気がしません

 

しつこく尋ねると

「級位者~初段向けくらい

せいぜい三段向けくらいの

やさしい詰碁を繰り返し繰り返し

若い頃に取り組んだ〝蓄積〟かな」

と言います

 

それと

「一局一局を丁寧にヨミを入れて打つこと

狙いを持って一手一手を大事に打つこと

強くなるための方法など自分には分かりません

ただ、そういう姿勢を続けることしかないのでは?

今度またお会いした時、語り合いましょう」

とも言います

 

     ◇

 

ほんと強くなれない自分に

しばしば嫌気が差すのですが

過去を振り返るとおぼろげながら

昇格基調が続いたワケが見えてきます

思い付くまま何点かを挙げます

 

★ネット碁を千局打って、今はやめた

 

★スマホで5分決着の早碁(9路盤ゲーム)を日々楽しんでいる

 

★今昔の棋譜を毎朝並べる習慣が続いている(しょっちゅうサボリます)

 

★お気に入り数局は何年か掛けて50回~100回並べた(記録を残しています)

 

★気になった個所は変化を並べ、中終盤の岐路では手を止めて目算する

 

★数え碁は必ず、ダメ詰め、手入れ、きれいに整地し、「盤面何目差か」を確認する

 

★やさしい詰碁本を手元に置き、パラパラめくって、目を通すようにしている(よくサボリます)

 

★週一くらいでシチョウのヨミの訓練をする。一本道なので20手30手が一気に読めるようになります(同上)

 

★碁会は、相手を替え3局前後を打ち、後は「他人の碁を見学すること」にしている

 

★碁を打ちっ放しにせず、感想なり反省なり、言葉に出し、相手の考えをよく聴く

 

★局面により迷うことも多いが、出来るだけ面白そうな手を選ぶようにしている

 

★内容はともかくナンチャッテのブログを書くのも、碁の訓練になっている

 

★他人の反則・所作マナー違反をあげつらうのも、翻って自らを律する絶大な効果がある

 

★碁会は、一に棋力向上、二に親睦交流と割り切り、話の分からない人には近づかないように気を付ける

 

★年長者、入会歴の浅い会員、熱心な例会参加者には、特に親切にする

 

★棋力向上にせよ碁会運営にせよ、よくよく考え、自説表明し、関与するが、ムリ・ムダと思えば説得はしない

 

★憧れの棋士の棋譜を並べ、碁風を指先に染み込ませよう、と願う(殺し屋カトー、宇宙流タケミヤ、鬼才チクン、etc)

 

 

 

▼参考文献の一部です。入手・活用されることをオススメします。

 

▼反則・所作マナー違反は、親睦交流碁会で最も憂うべき事態である

 

▼死活がアイマイのままでは、実力より運頼みと言えましょう

 

▼勝ち負けは大事ですが、面白い手を打つことこそ、楽しみの源泉と思うのです

 


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