囲碁漂流の記

週末にリアル対局を愉しむアマ有段者が、さまざまな話題を提供します。初二段・上級向け即効上達法あり、懐古趣味の諸事雑観あり

「苦あれば楽あり」か /2の答えの答えの答え

2023年07月03日 | 【カベ突破道場】 即効編

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ここまでくれば

おわかりですよね

 

ウッテガエシ(トントン)で

右上スミは全部が全部

黒の陣地です

 

将棋でいえば五手詰め

途中でいろいろな変化があり

全部を読んでいたら際限なく

時間があっても足りません

 

出来上がりの図を覚えておいて

最初から最後までイメージできれば

実戦で使える、という寸法です

 

全く同じ局面が現れないのに

これが分かれば「上の上」

囲碁が難しいのは

こういうことですね

 

ちなみにこれは

上級(1~3級)レベルだそうです

 

基本の技はシチョウ

つまり「執拗に追う」のです

 

まず

「問題」と「答え」を覚え

何度も訓練しておいて

実戦で試してみて

その成否を見極めて

局後に検討しましょう

 

学問に王道なし

しかし

近道がないワケでもなし

 

 

     ◇

 

蛇足ながら

黒9のダメ詰めを

うっかり逃さないでしょうね?

 

ダメヅマリは身の詰まり

 

碁の最後の最後で

ダメヅマリの危険に気が付かず

ゴソッと大石を取られて

勝負がひっくり返ることがあります

 

きのうの小さな碁会でも

相手が手入れを怠り

わたしが大逆転勝ちしました

待ってあげても良かったのですが

相手は悔しくてならなかったようで

「この手がなければ自分が良かった」

といい、整地して数えていました

後の祭り、画竜点睛を欠く――

 

どんな勝負でも

最後まで打って

キチンと整地すべし

と、わたしが云う意味が

分かるでしょう

 

 



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