NHKでこの方の特集をやっていて初めて知り興味を持ちました。最初の印象としては僕好みの正確で細かな描写力とすさまじいほどの豊かな発想に感動して「同世代の人の描く絵だろうな」と思っていました。人間は強い者もいれば弱い者もいる。生きるって事は何か(誰か)の犠牲の上に成り立っているのでしょう。仕事で出世する事は同時に仲間を蹴り落とす事。どれだけキレイ事並べても生き延びる事はある意味ズルイ事になってしまうと思う…僕が今言っている事だっても嘘臭くなってしまう。避けては行けないものがこの1冊には詰まっている様に思います。