SUBARU BRZ GT300、今季最高の走りでシーズンを締めくくる
【2012年11月18日 JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP 決勝レポート】
11月17日(土)、18日(日)にSUPER GT特別戦「JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP」の
決勝レースが開催されました。
雨の中で行われた第1レースは佐々木孝太選手が
SUBARU BRZ GT300を駆り19位でした。
山野哲也選手がドライブした第2レースはドライコンディションで行われ、
13位からスタートした山野選手は一時4位まで上る活躍を見せました。
17日(土)に行われた第1レースは、ヘビーウェットコンディションとなりました。
元々ABSやトラクションコントロールを装備しているGT3勢に対して
BRZは不利な条件ですが、強い雨によって佐々木孝太選手はグリップ不足に悩みます。
その結果、トップから2周遅れの19位という成績に、佐々木選手の表情は曇りがちでした。
しかし、翌18日(日)は朝から晴れ上がり、暖かい日差しによって前日より気温も路面温度も
今年最後のメジャーレースを見るためにこの日富士スピードウェイに集まった観客は、
約41,300名。この大観衆の目前で、GT300第2レースは行われました。
13位からレースをスタートした山野選手は、オープニングラップで9位に上がると、
その後も次々に上位車をかわし、ポジションを塗り替えていきました。
しかし、ストレートの速いGT3勢も山野選手の前に立ちはだかります。
コーナーの多いセクションで追いつめ、最終コーナーで抜いてもストレートでは
抜き返されてしまいます。18周目に山野選手は5位になると、
4位を走るメルセデスSLSに対して激しい追い上げを見せました。
しかし、19周目の第1コーナーで2台は接触し、
BRZのホイールにダメージを負ってしまいました。
このためピットインし、タイヤ交換したため上位入賞のチャンスを失い、
16位でフィニッシュしました。
辰己英治総監督は、「最後の山野の走りは非常にエキサイティングでしたね。
前日のクルマとは全く別もののようでした。
つまり、この今年最後のレースで、BRZの進化した姿とまだまだ弱い部分がはっきりとし、
来年に向けた課題が明らかになったと言えます。
来季に期待を込めて、オフシーズンの開発に力を入れます」と語っています。
また、山野哲也選手は「今回は失うものがないので、チームミーティングで
冒険的なセッティングをしようと話し合い、今日のレースに臨むことにしました。
結果、今季最高に楽しいレースができました。
100Rを含むセクター2では今季ベストタイムを記録できましたし、
なんといってもライバルを抜き去るレースができたことが気持ちよかった。
世界のSUBARUファンのために、来年も頑張ります。
一年間ありがとうございました。」と締めくくりました。
辰己監督、山野選手、佐々木選手、そしてチームのすべての皆さま、
今シーズン初参戦のスーパーGTのステージを通じて、
私たちに、BRZの愉しさとわくわく感を生で伝えて頂き本当にありがとうございました。
私も、いちBRZオーナーとして、世界一愉しいクルマBRZの
レースシーンでのますますの活躍を祈念いたします。
まだ、BRZに御試乗されていない方は、今すぐ当店で
最高のわくわく感を御体感ください。
「必ず、笑顔になります」お待ちいたしております。