私の同級生で群馬が生んだ世界のラリードライバーの新井敏弘選手は、
このほど本年のヨーロッパラリー選手権(ERC)シリーズ4戦に出場することを決め、
初戦であるSIBIUラリー(ルーマニア)に向けた遠征準備を始めました。
ERCは、昨年までのインターコンチネンタルラリーチャレンジを母体に再編されたもので、
ヨーロッパ各国を舞台に本年は12戦で構成されています。
新井選手が出場するラリーイベントは、7月25-27日のSIBIUラリー(ルーマニア、グラベル)、
8月30日-9月1日のBARUMチェコラリー(チェコスロバキア、ターマック)、
9月13-15日のラリーポーランド(ポーランド、グラベル)、
10月10-12日のラリーサンレモ(イタリア、ターマック)の4戦となっています。
出場車両であるSUBARU WRX STI R4ラリー仕様車は、
オーストリアのストールレーシングがメンテナンスとラリーサービスを担当。
横浜ゴム株式会社の全面的サポートを受けることで、グラベル、ターマックどちらの路面でも
最適なタイヤパフォーマンスを引き出し、上位入賞を目指します。
なお、新井選手とコンビを組むコ・ドライバーには、
一昨年のAPRC(アジアパシフィックラリー選手権)ラリー北海道で新井選手をサポートした
アンソニー・マクローリン(オーストラリア)を指名しています。
また、新井選手のチームメイトとして、アンドレアス・アイグナー(オーストリア)も
WRX STI R4ラリー仕様車で同シリーズに出場しています。
新井選手は、「初めて出場するラリーもありますが、ヨコハマタイヤさんと連携して
良い結果を残し、日本の皆さんに明るいニュースをお届けしたいと思います。
S2000勢のマシンは強力で、元F1ドライバーなどの一流ドライバーも
このERCに出場しているので、ポディウムフィニッシュを狙うのは
簡単なことではありませんが、WRX STI spec Cの長所を活かして少しでも
上位での入賞を目指します。
ニッポン代表のつもりで行ってきますので、是非応援をよろしくお願いします」、