ふじもん先生ブログ「世界のリアルをお届けします」

株式会社グローカルアース代表のふじもんが、世界のリアルと日々の活動をお届けします。

2019夏旅:西アフリカ ~シエラレオネとダイヤモンドを知っていますか?~

2020-01-31 16:07:58 | 日記
2020年1月31日。

シエラレオネという国は、
ついこの前まで「世界で一番寿命が短い国」と言われていた国で、
世界の最貧国の1つに数えられている。

実際、首都のフリータウンも、まるでそこかしこにスラムがあるような町並みで、
これまで訪れたたくさんの世界の中でも、確かに最も貧しい国の1つであるのは間違いないと感じた。














でもね、人は優しい!ビックリするくらい優しい!




フリータウンに到着早々、安宿のおっちゃんに飲めるところを案内してもらい、
一緒にシエラレオネビールを楽しんでしまいました🍻
超いいやつらだった~彼ら!!!




フリータウンでお会いさせていただいた、国連の組織で働く赤尾さんの言葉が忘れられない。
「貧困と治安の悪さは、比例するわけじゃないですよ。」


全くですね…。貧富の差はあったって、そこに住んでいるのは同じ人間なのだから。


今回の西アフリカの旅の一番の目的は、
このシエラレオネと隣の国のリベリアの「ダイヤモンド鉱山のリアル」に触れること。

実際にダイヤモンド鉱山を訪れるのはリベリアでだけど、
このシエラレオネでは、ある映画の舞台にもなったダイヤモンドの町、コノを訪れることが1つの目的。

その映画とは、「ブラッドダイヤモンド」という映画。
https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=2266/

実はシエラレオネは、ついこの前までダイヤモンドの利権を巡って、激しい内戦をしていた。

悲しいもんだ。この地で取れるダイヤモンドの利益は、ごく一部の現地の黒人と、
あとは先進国の一部の人間の手に流れていくんだから…。


首都のフリータウンからコノまでは、国営?のバスが走っている。

出発は朝の6時。
かなりの人が来るので、当日だとチケットが買えない可能性もあるらしい。
ということで、「前日に買っておいた方がいいですよ」という情報の通り前日に買いに行ったのに、

「今日は売れないよ、明日の朝に来て!」

と言われてしまったので、朝の4時からバスターミナルへ。
けっこう粘ったんだけど、ダメでした…。




ま、アフリカあるあるですが、結局チケットを買えたのは6時を過ぎていたし、出発も7時だったし。
いやいや、長~いバスターミナル滞在だった!ねみぃ…(笑)。


コノまでの道はしっかり舗装されていて順調!




途中で食べたキャッサバリーフも鬼のように美味しかった💛


無事にコノにたどり着き、サクサクと安宿をゲットし…
(高級そうに見えますが、中は普通の安宿です。)


さぁどんな町なのかと歩いてみると…

そこかしこにあったのは、ダイヤモンドを扱う店舗。
















大きい店もあれば小さい店もあるけれど、あちこちに「Diamond」と書かれている。

やはりここは、そういう町なんだな…。


恥ずかしながら、僕はシエラレオネとリベリアを訪れた後で、「ブラッドダイヤモンド」の映画を観た。

これはぜひ観てほしい映画ですね。
でも、これを事前に見ていたら、コノに行くのもちょっとビビッていたと思う…(笑)。

映画の中でもあったのだが、内戦時、反政府軍は「政府側に投票ができないように」という理由で、
民間人の腕を次々と切り落としていたという。

今でもコノに行くと、手首から先がない人をたまに見かけると聞いていたのだが…

その人は、いた。コノで数人、そしてフリータウンのバスターミナルでも1人、手首から先がない人がいた。


これを見て、僕は何をどう感じ、何をすればよかったのか。
あるいは、今何をするべきなのか。

シエラレオネの内戦は1991年から2002年まで続いたという。
2002年、ついさっきじゃないか。

本当についさっきまで、シエラレオネは滅茶苦茶になってしまっていたという。

ダイヤモンドそのものが悪だとは言わないけれど、
それを高価で買う先進国の人間がいて、
超低賃金、劣悪な環境で働かされる現地の人がいて、
その間で利権をガッポリ搾取する人がいて…。

きっと僕たち多くの日本人は、その構図を知らない。
ダイヤモンドを買うのはいいけれど、その先にある現実を知らないというのは…それもまた、罪だと思う。


コノをあちこち歩き回り、色んな写真を撮っていた。

何度かお店の関係者に咎められ、
「なんだオマエは、ジャーナリストか?」と問い詰められたりもした。

やべやべ、そこは「いえ、ただの観光客です。」と言って、そそくさと立ち去るのみ。


それにしてもシエラレオネの人々は本当に気さくで優しい。










戦争は悲劇だ。
でも人々の大半は、その戦争に巻き込まれただけだ。

巻き込まれただけであって、そこにいるのはただの「同じ人間」である。

その想いを、僕は旅をする時は何より大切にしている。


コノの次は、いよいよリベリア。ボ・ウォーターフロントという国境へ向かう。

ここで初めて体験したのですが、シエラレオネの道路が綺麗なのは主要幹線道路のみで、
その他の道はぐちゃぐちゃでした。


コノからボ・ウォーターフロントまでは、距離的には大したことなかったけど、
とんでもない時間がかかったのでした。

しかも自動車が走れない道ばかりだったので、バイクタクシーで移動するしかない!

バイクを何台も乗り継ぎ、途中で警察の尋問を受け、これはこれで楽しかったけどね!
結局国境が閉まる直前にたどり着いたので、けっこう焦りましたが…💦




シエラレオネ。
僕たちは、もう少しこの国のことを知っておいてもいいかもしれないですね…。


ふじもん


株式会社グローカルアースホームページ
https://www.grocal-earth.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019夏旅:西アフリカ ~悪名高きシエラレオネの国境!さてその結果は…~

2020-01-22 19:35:31 | 日記
2020年1月23日。

ギニアの次に向かうは、いよいよシエラレオネ。
今回の旅は、このシエラレオネと隣のリベリアの「ダイヤモンド鉱山のリアル」に触れるのが一番の目的だ。

しかしこのシエラレオネ、陸路での入国となると、色んなうわさがある。

シエラレオネはビザが必要な国だが、国境で取得ができる…あず。
しかし一説によると、「世界でも有数の賄賂がはびこる国境」ということらしいのだが…?

要は、「決められた金額で普通にビザが取得できるわけではない」ということだ。
そこにいるおっちゃんの気分1つで色んな金額になる…らしい…。

ギニアの首都コナクリから乗合タクシーに乗った僕。

まぁひどい道!これまでたくさんの世界を動いてきたけど、1.2を争う悪路ですね、ギニアは…。










途中、その悪路にボロタクシーは負けてしまい、
タイヤはパンクするわサスペンションがぶっ壊れるわで、えらいこと時間がかかった~💦


シエラレオネとの国境の町で、車修理のため3時間ほど足止め。
ま、これもアフリカの旅なら当たり前のことですけどね!




さて、ようやく車の修理も終わり、いよいよ悪名高き国境へ。
事前情報によると、50ドルで済むときもあれば、200ドルを請求されるときもあったりとか…?
さらにはパスポートを人質に取られて、相当な時間を交渉にかけさせられたり…。

なーんてうわさを色んな事前情報で聞いていたが、さてさてどうなることやら…。
ちなみに僕の中では、最悪100ドルを妥協ラインにしようと決めていました。

さぁさぁやってきました、イミグレーション!
職員なのか何なのか分からないおっちゃん達にあちこち案内され、何やらボスがいそうな部屋に案内された僕。

最初、部屋には誰もいなかったのだが、数分後にボスと思しき大きなおっちゃんが入室。

そう、当然まずは笑顔。
何が大事って、こういうところで良い関係を築いておくことが本当に大切!

「何しにシエラレオネに行くんだ?どれくらい滞在予定なんだ?」

当たり前のやり取りをして、その後何やらぶすっとしだしたボス。

「あれ、何かヤバかったかな、大丈夫かな…」

と思っていたら、

「1か月のビザで十分だな?それなら50ドルだけど、大丈夫か?」

「え、あ、はい。もちろんいいですよ、その金額なら。」

ということで、なーんのトラブルもなく公定料金と思われる金額でビザをゲット。
あ~よかった!!!

しかしですね、思うのです。
ネットのブログを見ていると、いわゆる「悪名高き国境」の話って、すごく誇張されている気がするのです。
しかも、その国の人間性を否定するような表現や、すごく乱暴な言葉で綴られているブログもあったりして、
僕にはちょっと抵抗というか違和感があります。

これまで世界中を回ってきて、確かにパスポートを投げ捨てられるような国境もありました。
でも、そんなことって少なくて、
悪いうわさがある国境でも、ほとんど大きなトラブルなく通過できたことがほとんどです、少なくとも僕自身は。

ブログを面白おかしく書くために、色々盛っている方も多いような気がしなくもないのかな…とも感じます。

さてさて、いずれにせよ、僕はあっさりとシエラレオネに入国できました。
シエラレオネに入った途端、道が超きれいでビックリ!!!


ちなみにシエラレオネ、今は正式に国境でのビザ取得ができるみたいですよ…?
https://tabikazu.com/2019/09/16/sierra-leone-arrival-visa/

ふじもん


株式会社グローカルアースホームページ
https://www.grocal-earth.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019夏旅:西アフリカ ~ギニアビサウ⇔ギニア、お尻が割れちゃう国境越えの旅~

2020-01-21 18:44:10 | 日記
2020年1月21日

さてさて…セネガルからちょっと飛びまして、場所はギニアビサウ。

ギニアビサウでは特に何も特別なことをしておらず、サクサクとギニアに向かったのですが…

この国境越えがなかなかに面白かった!
ジャングルの中をバイクに乗り続けて数時間、いや~お尻が割れそうでした💛

早朝、ギニアビサウの首都、ビサウを出発。
まだ日が昇る前に乗合タクシーのターミナルに向かった僕。






ビサウのタクシー運転手に、コナクリ(ギニアの首都)に行きたい旨を伝えれば、すぐにターミナルに連れていってくれますよ!

今回、僕は雨季の真っ只中に西アフリカを旅していました。
ギニアビサウより南の西アフリカ地域は、けっこうな雨が降り続くのです。
なので、ギニアビサウ⇔ギニアの国境越えのルートも、雨季は最短ルートが通れなくなるという話もありました。

が、ラッキーなことに、今の雨量ならギリギリ最短ルートで国境を越えられるという情報が💛

ということで乗合タクシーに乗り、分岐点となる小さな村へ。




しかしまぁひどい道だった!ギニアビサウからリベリアあたりの地域は、特に道はひどいですね…。


途中でこんなステキなアウトドアトイレットでウ〇コもたれ、


動物さんの大横断に道を待ち、


アフリカの田舎道の旅は本当に楽しい!!!




乗合タクシーのターミナルで、偶然出会ったレバノン人とフランス人のカップルさんと仲良くなり、
一緒のタクシーで移動することになりました。

彼らも同じルートでギニアに向かうと。
いやいや、西アフリカはフランス語が話せないとなかなか会話が大変なので、助かる~🎵

ギニアへはその小さな村からバイクに乗り換え、道なき道を行き、ギニアに向かうというのです。

「おお、バイクで国境越えか。いいね!」

ということで、ガタガタ道を進みながら小さな村へようやく到着。

しかし、ここがヤバかった。
タクシーを降りた瞬間から、国境越えのバイクタクシーのおっちゃんどもが客(僕らのことですが)の奪い合い!

それも尋常じゃない!たぶん50人は優に超えていたと思う、
凄まじい数のおっちゃんドライバーが来襲!

英語が話せる人は、「へい、俺は英語が話せるぞ、この中で一番良い運転手だ」みたいなことを言い、
それはもう必死!気持ちは分かるが、もう少し考えろみんなで!こんな状態でちゃんと運転手を選べるか!

いやもう、本当に身の危険を感じるくらいの客引きでした。

とにかく荷物を取られないようにして、レバノン人の彼が交渉してくれたドライバーをなんとかゲット!
いや~これは本当に助かった!!!

さぁ運転手も決まったし、意気揚々とバイクにまたがりレッツゴー!




これがね、なかなかでしたよ。

木々の間をすり抜け、大きな水たまりをかき分け、










小さな村の中を走り抜け、


時に大草原を走り抜け、












中国企業がジャングルを切り開いて開拓している赤土の大地を疾走し、










橋のない川を越えるときは、こんな風にボートにバイクを載せて移動し、


















いやはや何時間走ったのだろう、おそらく5~6時間はかかったバイクの旅。
いや~これがマジ楽しかった!かなり刺激的なバイクの旅でしたね!

ガッタンガッタンお尻と腰にはちょっと悪かったけど(痔と腰痛の人は絶対に無理っす)、
景色は綺麗だったし、村で会うおっちゃん達も優しかったし、人生に一度は体験する価値のある国境越えですな。




ギニアビサウ⇔ギニアの移動をお考えの方、ぜひこのルートで行ってみてください~!

しかしこんなジャングルの中にちゃんとイミグレーション(出入国管理)があるんだから、それがすげぇよね…!

さてさて、ギニアに入ったバイクは、中堅(というには小さいか?)都市のボケ(Boke)という町へ。




ここからはまた乗合タクシーに乗り換え、一路コナクリに向かうのです。


首都のコナクリ。
今まで訪れてきた世界中の町の中でも、1.2を争うゴミの多さでしたね💦


今までたくさんの世界を見てきましたが、ギニアビサウからリベリアに繋がる国々のあたりが、
インフラの面などでは世界で一番貧しい国々の1つのように感じました。

さてさて次回はギニアを越えて、シエラレオネの「ダイヤモンド鉱山と内戦のあと」に向かいます!


ふじもん

株式会社グローカルアースホームページ
https://www.grocal-earth.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019夏旅:西アフリカ ~ヤギのおしっこと戦え!@セネガルの乗合タクシー~

2020-01-16 19:03:29 | 日記
2020年1月16日。

一気にギニアビザウとギニアの国境まで行ってしまおうと思ったのですが・・・
ちょっとだけ、セネガル小話。


モーリタニアの国境を越えた僕は、まずはすぐ近くのバスターミナルへ。


セネガルだけではありませんが、西アフリカのヤギちゃんは可哀そうなのです。

こんな風に手足が完全に動かないように袋詰めにされて・・・
バスの荷台の中に詰め込まれたり、炎天下の下、乗用車の天井に乗せられたり・・・






モーリタニアとの国境から乗合タクシーに乗ったのですが、
こんな状態のヤギちゃんが何匹も天井に乗せられるという状態で出発。

ヤギちゃんは当然生きてます。最初はけたたましく「メェェェェェ!」と叫ぶ。
あああ、可哀そうに・・・まるで断末魔や・・・。

そして生きてますから、当然生理現象も起きます。
天井に乗せられたヤギちゃん。そう、やっぱり出るものは出るのです。

僕が乗った乗合タクシーはけっこうボロボロだったので、天井にも亀裂が入っているような車でした。
そう、そうなんです。その亀裂や窓と天井の隙間から、ヤギちゃんが放出されたおしっこくんが車内へ・・・!

しかも悲惨なことに、ある一人の女性の頭にだけ集中砲火!
(この左側の女性に向けておしっこが垂れ続けるという悲劇が・・・)


それに気づいたおばちゃん、「〇✖△※〇※◇◆✖!」と叫び、おしっこを振り払う。

と当然、車内は飛び散るおしっこ洗礼の嵐。

それも一度や二度ではなく、何度もおしっこの雨がやってきたのだ。

アフリカの乗合タクシーの詰め込み方はハンパじゃない。
普通の5人乗りの乗用車なのに、助手席に2人、真ん中の席に4人、強引に取り付けた一番後ろの席にも4人、
という恐ろしい人数を詰め込むこともある。

普通に考えたら、これで事故ったら死ぬよねマジで💦

ヤギちゃんだって、そりゃーあんなに何匹も乗せたらみんなションベンくらいするわな。

そんな状態で乗合タクシーは走り続け、ほとんど丸一日かけて首都のダカールへ。

アフリカの田舎の道中の景色は本当にステキ!
アフリカ人の普通の生活、リアルな生活の様子はなんかあったかくてとっても好き!








途中で運んできたヤギちゃんを降ろしていきます。さて、このあとヤギちゃんはどうなるのでしょう・・・。


中心部の近くになると、渋滞がハンパない!これはどこのアフリカの都市も似ています。


セネガルまで来ると、完全に日本人がイメージする「ブラックアフリカン」の世界ですね。


でも面白いことに、この黒人同士の中でも差別や偏見があるそうです。
聞いた話によると、セネガル人はベナン人やギニア人を下に見ているそうで、
小さな商店での仕事などは「あれはセネガル人がやる仕事じゃない!」と思っているのだそうだとか・・・?

どこに行っても人類なんてそんなもんなのかもしれないですね・・・。

ということで次回こそはギニアビザウとギニアの国境に向かいます~!(^^)/

ふじもん

株式会社グローカルアースホームページ
https://www.grocal-earth.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2019夏旅:西アフリカ ~ヌアクショットを歩いてみよう!そしてセネガルへ!~

2020-01-15 16:17:28 | 日記
2020年1月15日。

モーリタニアの首都ってヌアクショットって言うんだね。
日本人のほとんどが知らないであろう、モーリタニアの首都。


ほとんど砂漠のモーリタニアですが、ヌアクショットはさすがに首都、それなりに都会です!






やっぱりイスラム世界。モスクもたくさんあります。


町中の喧騒はなかなかのもの。
市場に行ってみると、それはもうすごい人混み!




ありとあらゆるものが売っている市場。アフリカではよく見ます、こういう光景。










ここで飲んだチャーイが美味かった💛




ちょっと気になったのは、あまり人々の雰囲気が良くなかったような感じがしたこと。
特にカメラを向けるとすごい勢いで文句を言ってくる人もいて、少しだけキナ臭かったですね…。

ヌアクショットの中心部はかなり都会な雰囲気ですが、
ちょっと外れるとけっこう緑もあり、公園もあり、穏やかな空気が流れていました!暑いけど…💦






モーリタニアからセネガルへ向かおうと思っていた僕。
早朝の乗合タクシーで国境の町ロッソまで向かい、お昼までに国境を越えようと思って予定していたのですが、
(ロッソの国境は外国人の出入国審査が12~15時はクローズになるらしい?)

宿の方と話していたら、「モーリタニアからセネガルの首都ダカールまで行く直通バスがあるよ!」
という情報をゲットしたので、

怪しさであふれるバス会社まで、乗合タクシーを乗り継いで行ってみたのですが…

(ヌアクショットのかなり外れ、かなり閑散とした羊あふれる摩訶不思議な場所でした…)




もう、情報がめちゃくちゃ!本当にバスが出るのかどうかも分からないし、
頑張って色々聞いていたら、結局とんでもない時間がかかりそうだということが発覚。

こりゃいかんということで、結局ヌアクショットの中心部に戻り、
チェックアウトした安宿にもう一泊しようかな、と思っていたのですが、

「ロッソまでなら行けるし、面白そうだからロッソまで行ってみるか!何も情報ないけど!」

ということで、ロッソまで行ってみようと思い、乗合タクシー乗り場へ。
ロッソまで行く人はたくさんいるので、街中の人に聞けば乗り場まではけっこう簡単に行けます!

ということでロッソのタクシー乗り場に行ったのですが…




そしたら、同じ乗合タクシーに乗ることになったセネガル人(セネガルとモーリタニアのハーフらしい)の人とメッチャ仲良くなり、

出発前にご馳走してくれるわ、


途中の休憩でもご馳走してくれるわ(砂漠の中の小さな町って本当に雰囲気がステキ!)






英語も話せたので、色んなことを案内してくれるわ、すっげぇ助かった!

タクシーがやたらとのんびり走りやがったのもあり、ロッソについたのはすっかり日が暮れてからになってしまった。

さてさてどうしようかな~と思っていたら、そのおっちゃんが、
「俺の友人の家がこの近くにあるから、一緒に泊まろう!」と言ってくれるではないか!


うおおお、これは助かる!マジでありがた~い!

しかし面白かったのは、何度も来ている友人の家だというのに、道に迷いまくっていたおっちゃん。
「おいおいおい、大丈夫かよ…」と、かなり心配になってしまったのだけれど、
結果、無事におうちに到着!

それがまた豪華、まるでモスクのような造り!




しかしその周りはかなり貧しい家々ばかり…。不思議だこの光景…。


なんとこの家、大型テレビと冷房付き!




しかもしかも、ご友人のお母さんによるお食事&飲み物付き!




これは本当にありがたかった~!
最悪野宿も想定していたので、鬼のように快適な夜でした💛

翌朝、イミグレーションが開くと同時に朝一番で国境へ。
これがイミグレーション前のストリート。なかなかですよね。


モーリタニアとセネガルの国境は川なんですね。
日々たくさんのボートが行き交い、人々が国境を越えています。






実はこのセネガルとモーリタニアの国境は色んなうわさがあって、賄賂が横行しまくっているとかいないとか。
支払わなくてもいいお金を色々請求されたり、パスワードを人質に「金を払わんとスタンプを押さんぞ」と言われたり、
色んなうわさがあるのです。

が、地元の人と一緒にいたおかげもあったのか、なーんのお咎めもなくあっさり通過!

いやいや、おっちゃん、最後までありがとう~!

ということで、無事にセネガルへ入国!


セネガルからガンビア、ギニアビザウまでは一気に駆け抜けていったので、ブログでは一気に飛ばしまして…(笑)

さて、お次はメッチャ面白かった、ギニアビザウ~ギニアの国境越えまで行ってみましょ~!(^^)/

ふじもん

株式会社グローカルアースホームページ
https://www.grocal-earth.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする