2020年3月23日。

奴隷貿易は西アフリカ地域の悲惨な歴史の1つであり、
あちこちに、その歴史を今に残す遺物が残っている。
ガーナにあるケープコースト城。
ここは、悲しき奴隷貿易の負の世界遺産として、
今ではたくさんの観光客が訪れる場所となっている。
ケープコースト城への行き方は簡単。
首都のアクラから、トロトロと呼ばれる小さな乗合バスで簡単に行ける。

ケープコースト城と言えば地元の人もみんな分かるので、
誰かに聞けばすぐに乗り場もバスも教えてくれるので全然大丈夫!

まずはカネシというバスステーションに行きます。
カネシマーケット行きのトロトロに乗れば簡単に行けますよ!
あとは、ケープコースト城に行きたい!と呼び込みの人に話せば大丈夫。
トロトロでも行けるし、ちょっと豪華なフォードカーもあるし、好みに合わせて選んでみましょう。

ちなみに、タコラディという町へのトロトロに案内されることがあります。(僕はこれに案内されました)
タコラディはケープコースト城よりさらに先の町なので、
ケープコースト城に行きたいとメイツ(車掌)に言えば降ろしてくれるので大丈夫!
ただ、降りてからかなり距離があるので、そこからタクシーを利用する必要があるのですが…💦
あ、あとガーナは英語圏なので、旅もしやすいですよ~(^^♪
さて、そんなケープコースト城。
ケープコースト城は、1653年にヨーロッパの商人によって建設されました。
当初は木造建築でしたが、1663年に石を用いて再建築されました。
もともとは金や木材の貿易のために建設されたものでしたが、
18世紀頃になると、奴隷貿易の拠点として使われるようになりました。
人数が集まると、定期的にガイドが中を案内してくれます。
もちろん英語ですが、タイミングが合えばぜひガイドと一緒に回るといいかもですね!

城の中の様子はこんな感じ。






それぞれの部屋にそれぞれの役割があったのですが、すいません、そこまで細かくはチェックできておらず…。
大砲があったり、




奴隷が閉じ込められていた牢屋があったり…。




城内を歩いていて、やっぱり一番心に響いたのがこの場所。
「Door of no return」。


このドアを抜けると…
目の前には、バーッと海が広がる。


しかしこの海は、奴隷たちにとっては悲劇のスタートだったのでしょうね。
いったいここから何人の奴隷たちが船に乗せられ、アメリカを目指していったのだろう。
しかし、この景色…。


何とも言えない漁村が一面に広がっている。
なんかすごいですよね、この感じ。人々は、普段どのような生活をしているのだろう…。



今回の旅の中で、僕はいくつかの奴隷貿易の悲劇の跡地を訪問したけれど、
僕が今回の旅の中で訪れた跡地以外にも、たくさんの負の遺産が西アフリカには残されている。
奴隷という制度は、もちろん許されざる人間の負の歴史だけれど、
今でも世界中では悲劇が繰り替えされている。
戦争、虐殺、弾圧、テロ、人種差別…。
人間の持つ負の側面、愚かさ、残虐性、汚さ、醜さ、下らない優越感や劣等感…
きっとそれは、人間が人間である以上、決して消えるものではないのであろう。
大切なのは、そういった心が人間には常に存在していることを素直に認め、
自分の心にもそういった心が存在していることも素直に認め、
それが表面に現れてこないよう、常に気を払うことが大切なんじゃないかと思う。
色んなことを思いながらケープコースト城を後にした僕。
帰りのバスターミナルに向かう途中に出会ったガーナの人々は、
とても陽気で楽しかった。
バスを待っている間に食べたゴハンも美味かった🍚

さぁ、私たちは何をどうやって生きていったらいいのでしょうね…。
ふじもん
株式会社グローカルアースホームページ
https://www.grocal-earth.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E

奴隷貿易は西アフリカ地域の悲惨な歴史の1つであり、
あちこちに、その歴史を今に残す遺物が残っている。
ガーナにあるケープコースト城。
ここは、悲しき奴隷貿易の負の世界遺産として、
今ではたくさんの観光客が訪れる場所となっている。
ケープコースト城への行き方は簡単。
首都のアクラから、トロトロと呼ばれる小さな乗合バスで簡単に行ける。

ケープコースト城と言えば地元の人もみんな分かるので、
誰かに聞けばすぐに乗り場もバスも教えてくれるので全然大丈夫!

まずはカネシというバスステーションに行きます。
カネシマーケット行きのトロトロに乗れば簡単に行けますよ!
あとは、ケープコースト城に行きたい!と呼び込みの人に話せば大丈夫。
トロトロでも行けるし、ちょっと豪華なフォードカーもあるし、好みに合わせて選んでみましょう。

ちなみに、タコラディという町へのトロトロに案内されることがあります。(僕はこれに案内されました)
タコラディはケープコースト城よりさらに先の町なので、
ケープコースト城に行きたいとメイツ(車掌)に言えば降ろしてくれるので大丈夫!
ただ、降りてからかなり距離があるので、そこからタクシーを利用する必要があるのですが…💦
あ、あとガーナは英語圏なので、旅もしやすいですよ~(^^♪
さて、そんなケープコースト城。
ケープコースト城は、1653年にヨーロッパの商人によって建設されました。
当初は木造建築でしたが、1663年に石を用いて再建築されました。
もともとは金や木材の貿易のために建設されたものでしたが、
18世紀頃になると、奴隷貿易の拠点として使われるようになりました。
人数が集まると、定期的にガイドが中を案内してくれます。
もちろん英語ですが、タイミングが合えばぜひガイドと一緒に回るといいかもですね!

城の中の様子はこんな感じ。






それぞれの部屋にそれぞれの役割があったのですが、すいません、そこまで細かくはチェックできておらず…。
大砲があったり、




奴隷が閉じ込められていた牢屋があったり…。




城内を歩いていて、やっぱり一番心に響いたのがこの場所。
「Door of no return」。


このドアを抜けると…
目の前には、バーッと海が広がる。


しかしこの海は、奴隷たちにとっては悲劇のスタートだったのでしょうね。
いったいここから何人の奴隷たちが船に乗せられ、アメリカを目指していったのだろう。
しかし、この景色…。


何とも言えない漁村が一面に広がっている。
なんかすごいですよね、この感じ。人々は、普段どのような生活をしているのだろう…。



今回の旅の中で、僕はいくつかの奴隷貿易の悲劇の跡地を訪問したけれど、
僕が今回の旅の中で訪れた跡地以外にも、たくさんの負の遺産が西アフリカには残されている。
奴隷という制度は、もちろん許されざる人間の負の歴史だけれど、
今でも世界中では悲劇が繰り替えされている。
戦争、虐殺、弾圧、テロ、人種差別…。
人間の持つ負の側面、愚かさ、残虐性、汚さ、醜さ、下らない優越感や劣等感…
きっとそれは、人間が人間である以上、決して消えるものではないのであろう。
大切なのは、そういった心が人間には常に存在していることを素直に認め、
自分の心にもそういった心が存在していることも素直に認め、
それが表面に現れてこないよう、常に気を払うことが大切なんじゃないかと思う。
色んなことを思いながらケープコースト城を後にした僕。
帰りのバスターミナルに向かう途中に出会ったガーナの人々は、
とても陽気で楽しかった。
バスを待っている間に食べたゴハンも美味かった🍚

さぁ、私たちは何をどうやって生きていったらいいのでしょうね…。
ふじもん
株式会社グローカルアースホームページ
https://www.grocal-earth.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E
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