2016年8月27日。
台湾LAST
空港に向かうまであと数時間というところ。
僕らは、台北の夜市を歩くことにした。
いくつかの有名な夜市をチェックしてみたのだが、「お、ここに行ってみよう!」と思ったのは、
何やらヘビやスッポンをその場で捌きながら見世物にもしているという、ちょっとディープな夜市。
どんな感じなのかな~と思って行ってみると、
ぶっちゃけ、その夜市自体は大したことなかった・・・。
ヘビやスッポンを扱っている店も少なかったし(てゆーかほとんどなかった!)、あとはほとんどがマッサージ店ばっかり。
そのマッサージ店も、店が妙にピンクのネオンに輝いているし、怪しさ抜群だ。
大陸中国もそうだけど、中国系の人々は煌びやかなネオンが大好き!特にピンクのネオンはガンガン輝いていることも多い。
「な~んだ、なんか普通だなぁ」
ということで、夜市からちょっと道を外れてみようと辺りを見回してみると、
あれ?
な~んか怪しい臭いがしてきたぞ・・・?
この夜市でヘビやスッポンが多く取り扱われている(いた?)のは、どうやら近くに風俗街があるかららしい。
つまりは精力剤ということだ。
古今東西、どこを見回して、性産業というものは必ず存在する。
それが良いか悪いかをここで論じるわけではないけれど、性というものは確実に大きな産業の1つとして今も昔も存在し続けている。
女性と一緒にそんな通りを歩くのはいかがなものかということであるが、そんなのもはや気にしない。
そういったことに完全に慣れ切っている自分がいる。
さすがになっちゃんは少し驚いていたが、こういった社会情勢をその目で見たいという彼女の想いは僕と一緒だった。
もしかしたら並んで歩いている僕らの姿は、売春をしているただの男女にしか映らなかったのかもしれない。顔は同じだし、しゃべらなければ現地の人と変わらないのだから。
いくつものお店が並んでいたが、中にいる女性はみんなかなりお年を召していた。要は、みんおばちゃんだった。
「おばちゃんばっかりじゃん!もっと若い人が多いのかと思ってた・・・」と、ビックリしていたなっちゃん。まぁそりゃそうだろう。
しかし、僕は特に驚きはしなかった。
世界中のそういった場を見てきたけど、本当に色んな人がいる。
嫌な話だけど、人身売買されてしまった少女からかなりのおばちゃんまで、本当に色んな人がその身を売って生きている。
それが世界の現実だ。
彼女たちがなぜ性産業に従事しているのか。それは分からない。健全(?)な理由かもしれないし、止むに止まれずそこにいるのかもしれない。
怪しい雰囲気はあったが、危険な雰囲気はなかった。当然のようにそのような場所があり、当然のようにその場が営まれている感じだった。
不謹慎かもしれないけど、ここはなかなかに面白かった。売春街なのだけれど不穏な空気はなく、変に爽やかで、日々の食事のようにそこにあるのが「当たり前」のような空気で・・・。
台湾の最後は、「性」と社会を考えさせられた。
性欲のない人間はいない。性欲があるから人類は存在し続けられている。それは極めて自然な欲求ではある。
のだが、どうもそんなに簡単にいかないのが、私たち人類の社会のようだ。
台湾は最高だった!
こんな無茶苦茶なバックパッカースケジュールなのに、平然とついてきたなっちゃん。
これはなかなかに大したもんだ(笑)。なんせ今回決まっていたのは、行きと帰りの航空券のみで、あとはみんなその場で決めてきたのだから。
たった数日。でも本当に学ぶことが多い旅だった。
やっぱり「世界は最高の教科書」だな。
しかし忘れてはいけない。僕たちが日々生きているこのローカルな足元も、「世界」の一部なのだから。
つまり、グローバルに生きるとは、今のこの場所で一生懸命生きることに他ならないのかな、と思っている。
だから、グローバルじゃない人間はいないのだ。世界はすべて繋がっているのだから。
「グローバルに生きるとは?」「グローバル人材とは?」なんて問われているけど、なんてことはない。
この世に生まれたときから、僕らは全員がグローバルなのだから。
ふじもん先生ホームページ
http://fujimosensei.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
http://www.amazon.co.jp/dp/B00YO9OL3K/ref=cm_sw_r_tw_dp_9x5Bvb0HR324E
台湾LAST
空港に向かうまであと数時間というところ。
僕らは、台北の夜市を歩くことにした。
いくつかの有名な夜市をチェックしてみたのだが、「お、ここに行ってみよう!」と思ったのは、
何やらヘビやスッポンをその場で捌きながら見世物にもしているという、ちょっとディープな夜市。
どんな感じなのかな~と思って行ってみると、
ぶっちゃけ、その夜市自体は大したことなかった・・・。
ヘビやスッポンを扱っている店も少なかったし(てゆーかほとんどなかった!)、あとはほとんどがマッサージ店ばっかり。
そのマッサージ店も、店が妙にピンクのネオンに輝いているし、怪しさ抜群だ。
大陸中国もそうだけど、中国系の人々は煌びやかなネオンが大好き!特にピンクのネオンはガンガン輝いていることも多い。
「な~んだ、なんか普通だなぁ」
ということで、夜市からちょっと道を外れてみようと辺りを見回してみると、
あれ?
な~んか怪しい臭いがしてきたぞ・・・?
この夜市でヘビやスッポンが多く取り扱われている(いた?)のは、どうやら近くに風俗街があるかららしい。
つまりは精力剤ということだ。
古今東西、どこを見回して、性産業というものは必ず存在する。
それが良いか悪いかをここで論じるわけではないけれど、性というものは確実に大きな産業の1つとして今も昔も存在し続けている。
女性と一緒にそんな通りを歩くのはいかがなものかということであるが、そんなのもはや気にしない。
そういったことに完全に慣れ切っている自分がいる。
さすがになっちゃんは少し驚いていたが、こういった社会情勢をその目で見たいという彼女の想いは僕と一緒だった。
もしかしたら並んで歩いている僕らの姿は、売春をしているただの男女にしか映らなかったのかもしれない。顔は同じだし、しゃべらなければ現地の人と変わらないのだから。
いくつものお店が並んでいたが、中にいる女性はみんなかなりお年を召していた。要は、みんおばちゃんだった。
「おばちゃんばっかりじゃん!もっと若い人が多いのかと思ってた・・・」と、ビックリしていたなっちゃん。まぁそりゃそうだろう。
しかし、僕は特に驚きはしなかった。
世界中のそういった場を見てきたけど、本当に色んな人がいる。
嫌な話だけど、人身売買されてしまった少女からかなりのおばちゃんまで、本当に色んな人がその身を売って生きている。
それが世界の現実だ。
彼女たちがなぜ性産業に従事しているのか。それは分からない。健全(?)な理由かもしれないし、止むに止まれずそこにいるのかもしれない。
怪しい雰囲気はあったが、危険な雰囲気はなかった。当然のようにそのような場所があり、当然のようにその場が営まれている感じだった。
不謹慎かもしれないけど、ここはなかなかに面白かった。売春街なのだけれど不穏な空気はなく、変に爽やかで、日々の食事のようにそこにあるのが「当たり前」のような空気で・・・。
台湾の最後は、「性」と社会を考えさせられた。
性欲のない人間はいない。性欲があるから人類は存在し続けられている。それは極めて自然な欲求ではある。
のだが、どうもそんなに簡単にいかないのが、私たち人類の社会のようだ。
台湾は最高だった!
こんな無茶苦茶なバックパッカースケジュールなのに、平然とついてきたなっちゃん。
これはなかなかに大したもんだ(笑)。なんせ今回決まっていたのは、行きと帰りの航空券のみで、あとはみんなその場で決めてきたのだから。
たった数日。でも本当に学ぶことが多い旅だった。
やっぱり「世界は最高の教科書」だな。
しかし忘れてはいけない。僕たちが日々生きているこのローカルな足元も、「世界」の一部なのだから。
つまり、グローバルに生きるとは、今のこの場所で一生懸命生きることに他ならないのかな、と思っている。
だから、グローバルじゃない人間はいないのだ。世界はすべて繋がっているのだから。
「グローバルに生きるとは?」「グローバル人材とは?」なんて問われているけど、なんてことはない。
この世に生まれたときから、僕らは全員がグローバルなのだから。
ふじもん先生ホームページ
http://fujimosensei.com/
著書『中学教師が行く、無計画世界紀行』
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