てっちゃんの部屋(模型で見る鉄道車両)

小学校近くに一軒のプラモデル店があった。陳列ケースの高価な鉄道模型。子供のころの夢。大人になって集めた鉄道模型の紹介。

Nゲージ 国鉄70系 その1(鉄コレ新潟色)

2010年03月21日 | Weblog
戦前に製造された51系をベースに、横須賀線や京阪神緩行線、中央東線など、通勤路線用と中距離路線用としての性格を併せ持った路線で使うために3扉セミクロスシート車として開発され、1951年から1958年にかけて、合計282両が製造(一部は、木造車の鋼体化改造名義)された。
新潟地区における70系の活躍は、1962年の信越本線長岡駅 - 新潟駅間の電化開業時に京阪神緩行線からクハ68形とともに転入した車両とともに始まった。その直後の38豪雪や新潟地震といった災害発生時には、電車特有の機動力を発揮し電車の有効性を知らしめた。その後も横須賀線と京阪神緩行線から70系やクハ68形の転入が相次ぎ、当初は新潟駅 - 長岡駅間だけであった運転区間も延長され、上越線は清水トンネルを越えて高崎駅まで、信越本線は電化区間の拡大によって直江津駅、後には妙高高原駅まで拡大した。
新潟地区の70系で特筆すべき点は、スカ色の塗分を赤2号と黄5号に変更した、いわゆる「新潟色」に塗られていたことである。雪の降らない地域の人から見ると少しどぎつく見えるきらいもあるが、冬季における視認性の向上や北国の冬に打ち克つために明るい色を好む地域性から「新潟色」の採用につながったものである。しかし、冬季だけでなく新緑の風景や越後平野の水田にも映える塗色であったことから、ローカルカラーとして定着していった。

模型は、トミーテック製「鉄コレ」の70系新潟色の4両編成である。この編成では片側のクハは中間車を改造して出来たクハ75である。



↑   クハ76上越色と中央東線色が並んだ所


↑   クハ76029


↑   モハ70085


↑   モハ70097


↑   クハ75006


2010.03.21 N-0015

Nゲージ 阪急1300系

2010年03月20日 | Weblog
京都線初の高性能車として1957年から1961年にかけて16両がナニワ工機で製造された。制御電動車(Mc)の1300形1301 - 1308と付随車(T)の1350形1351 - 1358の2形式で構成される。
1300形は2両単位で機器を集約分散搭載する1C8M制御方式を採用しており、奇数車が制御器とパンタグラフを搭載するMc、偶数車が電動発電機と空気圧縮機を搭載するM'cとなっている。
1983年に4両編成3本に組み替えられて嵐山線運用に転用されたが、1987年までに編成単位で順次廃車解体されて系列消滅した。

模型は、トミーテックが製造し、阪急がMc(奇数車)とTの2両セットとして2009年に販売した。写真は、2セットをして逆向きに連結させている。



↑  Mc(奇数) 1301


↑  T      1352


↑  T      1350形


↑  Mc     1300形


2010.03.20 N-0014

Nゲージ 南海50000系

2010年03月19日 | Weblog
南海50000系ラピートは、1994年関西国際空港が開業するのに合わせて登場した特急列車である。全車両座席指定制で、JRの普通車指定席に相当する「レギュラーシート」と、グリーン車に相当する「スーパーシート」の2クラス制を同社で初めて採用した。列車名称の「ラピート」とは、一般公募で選ばれた「速い」という意味のドイツ語"rapid"に由来するが、専用車両である50000系電車の奇抜なスタイルから"鉄人28号"というニックネームが運転開始以前から使われている。車両デザインは、建築家の若林広幸(京都市上京区)が担当した。

模型はマイクロエース社から、2004年に発売された。現在は改造は一切行わない状態にある。



↑   Tc  50706


↑   M   50206


↑   T   50606


↑   M   50106


↑   M   50006


↑   Tc  50506


2010.03.19 N-0013

Nゲージ 京阪3000系 その1

2010年03月18日 | Weblog


京阪3000系は、1971年から1973年にかけて製造された、京阪電気鉄道の特急形車両。京阪特急専用車としては5代目となる、オールクロスシートおよび冷房装備の2扉車である。編成中にテレビを設置した車両を連結することから「テレビカー」の愛称を持つ。また、車内には日本の鉄道では初採用となった、空気圧による自動座席転換装置を装備している。1971年時点の京阪本線系統各線は架線電圧600V規格であったが、本系列は近い将来の架線電圧1500V昇圧を想定し、当初から電圧切り替え可能な仕様で設計されていた。このため1983年の路線昇圧に際しても大きな改造はなく、ほとんど仕様変更のないまま18年以上にわたって京阪の看板車両として運用された。2008年10月19日に中之島線が開業し、その際に投入される予定の新型車両は3000系(2代目)となった。それに合わせ、形式番号が重複することになる本系列は運用と主要機器類が共通する8000系へと編入された。

編成:3505 - 3105 - 3205 - 3805 - 3755 - 3655 - 3155 - 3055

模型は、マイクロエース社から発売された。2階建て車両を連結した8両編成である。



↑   Mc   3505


↑   M    3105

↑   M    3205


↑   T    3805


↑   T    3755


↑   T    3655


↑   M    3255


↑   Mc   3955


2010.03.18 N-0012

Nゲージ 京阪6000系

2010年03月17日 | Weblog
架線電圧1500V昇圧前の1983年(昭和58年)に、昇圧に対応できない旧系列車両を置き換える目的で導入され、当初は600Vで使用するために4両編成5本20両が支線でも運転されていた。1983年12月4日の1500V昇圧と同時に4両編成5本は中間車3両を組み込み7両化されたほか、新造の7両編成6本も同時に運用を開始した。 1986年(昭和61年)10月、京都地下線(三条~東福寺間)工事の試運転車両搬入に伴う車両不足に対応して、6012編成が4両編成で導入された。
1987年(昭和62年)5月24日の京都地下線(三条~東福寺間)の完成、それに伴う6月1日のダイヤ改正から7両編成3本が8両化された。以後も旧型車の更新や混雑緩和のために1993年(平成5年)まで増備された。

編成:6000-6100-6600-6500=6750-6550-6150-6050

模型は、グリーンマックスより発売された塗装済みキットを組み立てました。ナンバーを転写しクリアーを塗布してあります。編成は、6012Fを選択しています。



↑   Mc   6012


↑   M    6112


↑   T    6612


↑   T    6512


↑   T    6762


↑   T    6562


↑   M    6162


↑   Mc   6062


2010.03.17 N-0011

Nゲージ 京阪8000系

2010年03月16日 | Weblog
京阪8000系は、1989年(平成元年)に登場した京阪電気鉄道の特急形車両。特急専用車両としては6代目である。当初、鴨東線の開業に伴う特急の所要本数の増加分と3000系で一部存在していた6両編成をすべて7両編成に統一するために必要となった中間車のみを投入する計画だったが、運用を開始すると、新型車両に乗車するために待つ乗客が非常に多くなり、総置き換えが推進され、1993年(平成5年)までの間に7両編成10本(70両)が新造され、順次3000系を置き換えた。3000系は1編成のみ残され、1995年(平成7年)にはリニューアル工事とともに2階建車両(ダブルデッカー)が改造で組み込まれた。1997年(平成9年)から1998年(平成10年)にかけて先に3000系で試験的に組み込まれて好評を得ていた2階建車両(ダブルデッカー)を本系列にも増結することになり(8800形)、1997年から1998年にかけて10両が新製され、出町柳方から4両目(淀屋橋方から5両目)に順次組み込まれ、後述のテレビカーの隣に配置された。現在は8両編成10本(80両)となっている。

模型は、マイクロエース社から発売された。登場時の7連と、ダブルデッカー組み込み後の8連の2種が発売されたが、こちらは登場時編成です。現在、京阪電車は塗色を変更しておりいずれ塗色変更後の編成も模型化されるであろう。



↓    Mc  8004


↓    M   8104


↓    T   8504


↓    T   8754


↓    T   8554


↓    M   8154


↓    Mc  8054



2010.03.16 N-0010


Nゲージ 阪急9300系

2010年03月15日 | Weblog
2003年(平成15年)10月14日(鉄道の日)、梅田発河原町行きの快速特急にて営業運転を開始した。2001年(平成13年)3月のダイヤ改正にて阪急京都線の特急の本数増加(従来の15~20分間隔から10分間隔へ)や停車駅の増加に伴い、一部の特急に8300系などのロングシート車運用が増えた事に対するクロスシート車比率の向上や、老朽化が進む2300系の淘汰を兼ねて投入された。車体デザインは従来の角張ったイメージから、一見流線型の様なデザインとなった。阪急電車も近年伝統的なデザインから脱却する傾向が伺える。

模型は、FUJIモデルから塗装済みキットとして発売された。屋根上のガードの取り付けがかなり難しい。列車番号、コーポレートマークを転写しクリアーを吹いてある。



↑   Mc  9300


↑   M   9850


↑   T   9870


↑   T   9880


↑   T   9890


↑   T   9860


↑   M   9800


↑   Mc  9400


2010.03.15 N-0009

Nゲージ 阪急6300系

2010年03月14日 | Weblog
1975年から1978年までに2800系の置き換のため、当時の標準的な車両であった5300系の足回りを元に8両編成8本64両が製造された。
車体は片側2扉としたが2800系と異なり扉を両端に寄せ、側窓は2800系同様の2連式の一段下降窓として特急車としての風格を持たせた。車体寸法は阪急では最大となっており、車両限界の異なる神宝線と大阪市交通局堺筋線には入線することはできない。
前面形状は2200系をベースとするが、貫通扉から前照灯、尾灯・標識灯回りを飾り付きとして、他車と区別した。1976年に鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞した。それまでの阪急電車ではマルーン一色であった塗色が、2800系では屋根にクリームが塗られて登場した。当時はダサイ塗装と感じていたが、その他の系列にもこの塗り分けが広まるに連れ、良いデザインに感じられるようになったのは私だけであろうか?。2010年1月8日をもって京都本線の営業運用から一旦外れた。6351F、6352F、6353Fの4両編成3本が2009年4月2日より、改造を受けた上で嵐山線内普通として運行している。

模型は、カトーより発売されてから20年以上経過している。当初は、カトーでは珍しい塗装済みキットとして発売された。現在の製品は、運転台後方のマークも最新のタイプとなっている。当時のカトー製品で関西の私鉄車両が製造されるのは特筆ものであった。



↑   6352


↑   6802


↑   6902


↑   6852


↑   6862


↑   6812


↑   6912


↑   6452



2010.03.14 N-0008

Nゲージ 阪急2800系 その3

2010年03月13日 | Weblog
グリーンマックスから発売された阪急2800系はバリエーションが多かった。この編成は、阪急が販売する限定品であったが、先の2804Fとは異なりナンバーを選択できる仕様となっている。2801Fの予定であるが現時点ではナンバーは転写していない。



↑   Mc  2801


↑   Tc  2851


↑   Mc  2811


↑   T   2831


↑   Mc  2861


2010.03.12 N-0007

Nゲージ 阪急2800系 その2

2010年03月12日 | Weblog


奥2801Fと手前2801F(番号は未転写)■ 台車の違いに注目 ■


阪急2800系は当初Mc-Tcの2連とMc-M-Tcの3連を組み合わせた5連で登場し、乗客の増加に合わせて3連用T車、2連用M車、T車と徐々に1両ずつ増結していき、1973年に全編成が4連+4連による8連となっている。
5連時代には梅田方に2連が来るように連結されており、2800形0番台車が先頭に立っていたが、1966年の6連化に際し、梅田駅の構造の影響で編成前部に乗客が集中する傾向があったことから、少しでも収容能力の向上を図るために編成を組み替えて、梅田からMc-Tc+Mc-T-M-TcをMc-T-M-Tc+Mc-Tcとする作業が実施された。この結果2800形2810番台車が梅田方の先頭に立つようになり、トップナンバーである2801が先頭に立つことは以後無くなった。

模型はグリーンマックスが製品化し、阪急が販売した2804編成の5連。年末に先行発売されたのを記憶している。会社の納会の後、酒の勢いもあって阪急百貨店で購入した。



↑   Mc 2804


↑   Tc 2854


↑   Mc 2814



↑   T  2834


↑   Mc 2864


2010.03.12 N-0006