京阪3000系は、1971年から1973年にかけて製造された、京阪電気鉄道の特急形車両。京阪特急専用車としては5代目となる、オールクロスシートおよび冷房装備の2扉車である。編成中にテレビを設置した車両を連結することから「テレビカー」の愛称を持つ。また、車内には日本の鉄道では初採用となった、空気圧による自動座席転換装置を装備している。1971年時点の京阪本線系統各線は架線電圧600V規格であったが、本系列は近い将来の架線電圧1500V昇圧を想定し、当初から電圧切り替え可能な仕様で設計されていた。このため1983年の路線昇圧に際しても大きな改造はなく、ほとんど仕様変更のないまま18年以上にわたって京阪の看板車両として運用された。2008年10月19日に中之島線が開業し、その際に投入される予定の新型車両は3000系(2代目)となった。それに合わせ、形式番号が重複することになる本系列は運用と主要機器類が共通する8000系へと編入された。
編成:3505 - 3105 - 3205 - 3805 - 3755 - 3655 - 3155 - 3055
模型は、マイクロエース社から発売された。2階建て車両を連結した8両編成である。
↑ Mc 3505
↑ M 3105
↑ M 3205
↑ T 3805
↑ T 3755
↑ T 3655
↑ M 3255
↑ Mc 3955
2010.03.18 N-0012