加東市議会議員・藤尾潔の出る杭日記

出ない杭は地面で腐食します。杭を打つ手も結構しびれているはず。
打たれないような杭では使い物になりません。

地域医療の研修

2009-07-27 10:50:22 | Weblog
 先週、木・金と滋賀県大津市の全国市町村国際文化研修所で、地域医療に関するセミナーを受けてきました。この研修所の研修は、今までも多く受けてきましたし、これからもお世話になる機会も多いと思います。来月は3つもセミナーを受けに行く予定で10日間お世話になる予定です。勉強のためとは言え、ちょっと加東市をあけすぎている気もしますが…

 今回は、首長・議員・市民代表の三者がどう協力して地域医療を守っていくか、という問題提起でした。多くの自治体の関係者が集まっていましたが、いろいろ課題は違いますね。無医村にならないためにどうするか、近くの病院まで1時間近くかかってしまう、公立病院の医師が20名からひとけたになってしまった、産科が近隣含めてまったくない等。中には「診療所に医師を呼んできたものの、議会で赤字の追及が続き、嫌気がさして先生がやめてしまった」という例もありました。
 首長・議員・住民が同じ方向を向いていることが大事な面もあると実感しました。(イエスマンになろう、という話ではないです。問題意識を共有できるか、ということです。)

 そういった事例の一つとして、千葉県の東金病院の平井愛山院長の講演があって、「医師にとって魅力のある街」ということで
①頼りになるチームメイト(コメディカル)がいる。
②お医者さんありがとう、と言ってくれる住民がいる
③医師をサポートしてくれる行政と住民がいる
④医師が、かぞくぐるみで住んでみたいと思う魅力がある
といった話をされていました。そういった方向を目指していければ、と思います。

普段はここの研修は議員・職員向けのものが多いのですが、今回は首長さんや副の方も参加されていて、加西市の副市長も来られていました。
また、地域で道普請を行うなど独自の取り組みで有名な長野県の泰阜村の村長さんともお出会いしました。以前議会で導入の検討を提案した総合評価方式の入札なども、簡易的なものですが実施されています。(資料
 同じ研修班の方が、「近くの村から泰阜に入ると急に道が良くなる」とも言われていました。工夫されているのでしょうね。秋に、この近辺で勝手に政務調査シリーズを実施する予定なので、訪れたいと思います。

 また、一時期最年少市長記録を更新された益田市の福原市長ともお会いしました。年下の市長さんにお出会いするのは初めてです。
 私が町議会に当選した時は、年下の市長さんはいなかったと思うのですが、2006年に新潟県三条市の国定市長が34歳で当選された時に記録が破られたのだと思います。その後2年くらい記録が守られていて、昨年益田市の福原市長が当選された後はドミノ倒しのように最年少記録が更新されたように思います。益田→箕面→松阪→この前の千葉 の順です。記録の更新にはつながっていないですが、上天草・横須賀・奈良の市長さんも年下なので、把握できる限りでは8人だと思います。特に千葉市長は高校の後輩にもなるわけで…同じ教育を受けても優秀な人は何か違うのでしょうね。

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