富士乃屋B&C

つれづれなるままに。

ケータイ

2005年11月09日 | Book Review
ケータイ(吉村達也)

なんというか…あらすじを紹介する気もあまりしない作品。女子中高生が次々と殺害される。しかも殺される直前に友人のもとに自ら電話をかけ、自分が殺される場面を「実況中継」させられながら・・・。

うーん、この程度かなぁ。特に意外性のあるあらすじではないし、登場人物が魅力的なわけでもない。終盤に向かう展開もこちらが想像した域を出ないし、ラストシーンも予想通りである。ホラー小説といってもさほど恐怖を感じないし、説得力がない気がする。

文章が若干稚拙な気がするのは…以前読んだ「黒白の十字架」でも感じはしたもののそちらはまだ読者を引き込む力があった気がする。こちらの方が後に書かれた作品なのだろうけれど…うーん。

あまりお勧めすることはできない、かな。

最新の画像もっと見る