新年おめでとうございます。
ブログ12年目に入り、新企画の硬券をさらに追究するシリーズで
沿革・感想・疑問をもって、より魅力を探求したいと思います。
どこから開始してもいいのですが、まずは最北 宗谷バスから。
宗谷バス
宗谷バスは昭和27年、道北乗合自動車から譲渡された路線から営業が開始されました。
昭和34年から東京急行電鉄の傘下に入ります。
日本最北のバス会社でありながら、あまり詳細を注目されていなかったようですが、利尻・礼文島内も含め宗谷管内での路線バスや夏場の観光バスも運行してきたようです。
古い時代の乗車券を見かけることもないのですが、むしろ平成になってからの硬券を求めるファンは多かったようで、今は無き鉄道廃止線(興浜北線・天北線)添いの券をよく見かけますし、私もH10年代に買いました。今も残る硬券残券があるのかも知れませんが、平成13年頃は硬券、半硬券、軟券が混在していました。
平成21年に東急グループから離脱しています。
本社は、元々は枝幸町でしが、昭和31年から現在まで稚内市に置かれています。
平成13年 興浜北線代替 路線バス用のA型硬券
平成13年 特急「えさし号」用のA型硬券
当時、旭川までの長距離特急バスを道北バスとの共同運行で、歌登(買札所もありました)にも経由していました。
また旭川側でも同様の硬券は売られていました。
平成 興浜北線代替 路線バス用のA型硬券
天北線沿いの路線バス用のものは他にも硬券が見られましたが、でれも上の券と変わり映えのしない同じようなものです。
また、礼文・利尻の営業所には硬券はなく、古い時代に置いていたのかも不明です。
本年もよろしくお願いします。
たまたま昨年、ん十年ぶりで道北へ出かける機会があり、少し道草することができました。
硬券は、一部のターミナルにごく僅かな口座が残っているだけでしたが、健在を確認することができました。すでに運賃改定印捺しでしたが。
半硬券の方がまだ口座が残っているところが多かったです。
ただ、枝幸Tはすでに遅く、路線バスの方は補充券のみとなっていました。
色々なターミナルで、路線バスはもう半硬券や硬券の乗車券はもう作らないとの話を伺いました。
都市間バスについては軟券の乗車券があるので、そちらは別のようですが。
諸行無常といいますか、時代の流れを感じてきました(笑)
また昨年10月から音威子府~中頓別間を廃止して代替のデマンドバスの運行という話も一時上っていましたが、結局当面は経費面から現状維持という方向に戻ったことを確認してきました。
あれだけのローカルなところで、ごく一部ですが硬券が今でも残っているのは奇跡ですね。
現地では、まだ硬券が生きているところがあるのですね。残券が売れ次第、無くなる傾向なのでしょうけど、まだあると思うと驚きます。
また、情報もれを救ってくださいね。