








静岡県岳南地区に夏の到来を告げる「吉原祇園祭」が九、十日吉原本町通り周辺で祭典された。勇壮な二十一の山車が登場し吉原つ子たちがお囃子を鳴り響かせた。
会場一帯は午後から交通規制が行われ、山車の引き回しが行われたほか、威勢のいい女みこしなどが繰りひろげられ、露店も軒を連ねて、多くの人でにぎわつた。
吉原祇園祭は富士市を代表する伝統行事の一つ。「東海一」とも称され、ルーツは平安時代初期に京の都で大流行した疫病追放、悪霊退散の御霊会(ごりょうえ)とされ、江戸時代から続いてると言われる。山車がすれ違う際には「競り合い」と呼ばれる太鼓のたたき合いが行われ、祭りムードを盛り上げた。