カトリック藤が丘教会青年会有志ブログ

カトリック藤が丘教会は横浜教区にあります。開かれた教会を目指してブログを公開中。信徒活動停止処分の解除を待ち望んでます。

百円でできるNGO活動

2008-11-08 03:01:21 | おすすめレビュー
主の福音

 百円でできるNGO活動

 百円といえば日本では缶ジュース一本程度のお金ですが、それを寄付にまわしたら一体どれくらいの活動ができるのかをまとめたサイトがありましたのでご紹介します。このサイトを見ると少額でも世界に貢献できるのがわかると思います。

 さて、寄付金ということでは貧者の一灯という仏教説話が日本ではよく知られているように、金額ではなく真心が大切だとされています。しかしながら貧者の一灯の話は「寄付する金額を少なくしてもよい」ということに帰結しないことをカトリック信者は胸に刻んでおくべきだと私は思います。ヤコブの手紙2章26節にも「魂のない肉体が死んだものであるように、行いを伴わない信仰は死んだものです。」とあります。

 「アフリカの子供は可哀想だ」と思うだけでは何も変わりません。百円を持つ人はこの世界を少し良い世界に変えることができるのです。



本田哲郎神父の講演会

2008-10-01 00:18:44 | おすすめレビュー
主の福音

本田哲郎神父の講演会の音声データをPC上でも聞けるようにしたのでご紹介します。

本田哲郎神父についてはこちら

神父の著書についてはこちら

講演は85分と長かったので二つに分割して音質を下げています。そのため多少聞きにくいかと思いますが、暇な時にお聞きください。

part1は「00-60...」というファイルで時間は60分です。こちらからどうぞ。

part2は「60-85...」というファイルで時間は25分です。こちらからどうぞ。


おすすめのHPとメールマガジン。

2008-05-21 01:22:26 | おすすめレビュー
主の福音

 今回はおすすめのHPとメールマガジンを紹介します。

 まずはペトロ神父のHP、祈りの園です。
 携帯からはこちらから見る事ができます。また、電話で日替わりのお話を聞く事もできます。各地の電話番号はこちらです。
 祈りの園のコンテンツに訪問すればきっと朗らかになることでしょう。まずは一回、見てみてください。

 次にTomaPを紹介します。TomaPとは大川豊(聖パウロ修道会会員・修道士)氏が運営するサイトです。普段はサンパウロ東京宣教センター(4F)でお店番をしながら、サンパウロとサンパウロネットショップと聖パウロ修道会のホームページを作っている大川氏は「とまにちわ!」という挨拶の発案者でもあります。TomaPメールマガジンも不定期に発行しております。
 ユーモアあふれるサイトですので、是非一度訪問してください。

 

映画のご紹介。「約束の旅路」

2007-04-17 15:58:44 | おすすめレビュー
聖歌隊の方からご紹介を受けた映画をお知らせいたします。

約束の旅路」(岩波ホール http://www.iwanami-hall.com

家族を失い、母と二人、歩いてスーダンの難民キャンプにたどり着いた九歳のエチオピア人少年。母は少年に命じた。生き延びるためにユダヤ人と偽って、ひとりイスラエルへ脱出するようにと。母と別れ、故郷から遠く離れて、真実の名前を隠して生きる新しい地。そこで少年は愛情豊かな養父母に出会うが、別れた母とアフリカの大地への思いは抑えがたく、肌の色や宗教による壁、そしてユダヤ人だと偽り続けることに激しく葛藤する。やがて彼は成長し恋もしるが、故郷アフリカの窮状を知り、医師を志してパリへ向かう...

とてもよかったそうで、わざわざパンフレットを郵送してくださいました。皆さんもよかったら鑑賞しにいってください。




「カトリックとプロテスタント」 著:ホセ・ヨンパルト

2007-04-15 05:00:41 | おすすめレビュー
 サンパウロ出版の「カトリックとプロテスタント どのように違うか」著:ホセ・ヨンパルトをご紹介します。
 ひょんなことを切っ掛けに、「私はcatholicです」と自己紹介する機会が私には多々あるのですが、大抵聞かれるのは次のような事です。
「カトリック?クリスチャンという事ですか?」
 キリスト教徒というのは日本国内において非常に少ないため、興味を持ってさらに詳しく聞いてくる方も居ます。
「プロテスタントとは違うんですか?」
 こう聞かれてきちんと説明できなくて悔しかった方(私もそうでした)にこの本をお薦めします。自分たちの信じているものをちゃんと皆に説明できるようになれば微力ながらも布教に貢献できるのではないでしょうか。もっとも「宗教は広める者ではなく、広まるものである」という意見もありますが。

 この本の著者は哲学と神学の修士号を持っておられるせいか、キリスト教内の対比のみならず、キリスト教と他の思想(資本主義思想・共産主義思想等)をも対比させながら非常にわかりやすく本題のカトリックとプロテスタントの共通点・相違点を説明しております。若干カトリックの味方すぎるきらいがあり、現代のプロテスタントの多様な側面には深く触れていませんが、信者では無い方に二者の違いを説明できる知識は十分手に入れられると思います。

 この本を読んで、さっそく身近な未信者の方に二者の相違点・共通点を説明をしてみるのもいいと思います。いつか「私はcatholicです」と自己紹介する機会がくるときの予行演習として。

「キリスト教の本(上・下)」

2007-04-03 02:32:38 | おすすめレビュー
 「キリスト教の本 (上・下)」をご紹介します。この本はキリスト教についての入門書として大変わかりやすく作られています。が、どちらかと言いますと歴史的観点から書かれておりますので、教会の勉強会等では勧められない本の類でしょう(たいていのカトリック教会内ではキリスト教を疑いの心なく信じることを良しとされてますので)。
 この本は改めてキリスト教について、史実として勉強しなおしたい方にお勧めします。色々な考えがありますが、私は「信じる」ということと「盲信する」ということは違うと考えてます。「盲信する」ということは自分自身で考えることを放棄することであり、私たちがそうすることを創造主が望んでいたとは思えないのです(神学的には私の考えは罪深いのかもしれません)。「我思う故に我あり」「人間は考える葦である」等の言葉に代表されるように、自ら考える力があるからこそ、人は人であると私は思っています。「自分は何を信じていて、どのように向かっているのか?」とチェックしたいと思った方にこそ読んでいただきたい本です。


 「なぜ十戒などのことに従わなければならないのか?」「誰が罪を定めたのか?」「神父や司教の意向に従わないことは不従順に当たるのか?」「”貧しい人々に愛の手を”と壇上から述べている神父が結構羽振りがいいのはなぜだ?」等の疑問は信者といえども誰でも持つものだと思います(ちなみに私は最近しょっちゅう思ってます)。
 そういう疑問が浮かんだ際に、「まぁ世の中はそういうものだし、教会やキリスト教においても同様だろう」と済ませるのはあまりにも悲しいことですし、「今の考えは罪深いっ!」と思考停止状態に自分を陥らせるのは少しこわいとも感じます。
 たまには自分の信じている教えを外側から眺めてみることも、信仰を深めるには必要なのではないでしょうか。史実としてキリスト教を眺めなおし、少し冷静になったのちに改めてイエスさまについて行くのを選ぶ。この過程を繰り返してゆくことで人間的に成長してゆくのではないでしょうか。

 注:写真は本文とは関係がありません。

本田哲朗神父「小さくされた人々のための福音」「パウロの獄中書簡」「ローマ/ガラテヤの人々への手紙」

2007-03-26 19:45:47 | おすすめレビュー
本田哲郎神父が出された私的翻訳版の聖書をご紹介します。神さまは世の中の小さくされたものたちの側につねに立つという聖書の基底にあるメッセージを視座として、日雇い労働者の街「釜ヶ崎」にてお手伝いをなさっている神父が翻訳された聖書です。
 この三冊の本はなかなか見つからず、私もいつか読んでみたいと思っていました。京都にてバスに乗っていた時に窓からカトリック河原町教会が見えたので、「そうだ、お祈りをしていこう」と思い立ち、ついでに隣接しているサンパウロショップに寄ったら偶然にも置いてありました。インターネット上では手に入らないと思われますので、読みたいと思った方は大きな書店を廻ってみてください。東京では紀伊国屋書店に置いてあったと聞きました。

 この三冊の聖書は、イエスさまは底辺に立っていた方だという史実を基にして、一語一語じっくりと日本語を選んで翻訳された聖書です。まだ読み途中ですが、日雇い労働者と共に働かれている本田神父だからこそ書ける聖書だと思いました。

 私たちは忘れがちですが、イエスさまは誕生の時から十字架上で処刑されたときまでずっとずっと底辺にいた方でした。産まれた場所は馬屋で、あれだけ支持してくれた人からも裏切られて。本田哲朗神父は巻末の付録でこう述べています。

”聖書が明かす「神の国の福音」の一番大事なことは、上から下へのへりくだりを奨励することではなく、現にいちばん下にたたされている人を通して、救いと解放がもたらされるということを受け入れることです。”

 貧乏である、社会的地位がない、人から蔑まされている。様々な理由によって下にたたされている人がいます。日本社会においても、そして信仰を育てるはずの教会内でさえ。そのような方の側にイエスさまは立っておられるのだなぁと少し勇気づけられました。
 この三つの聖書は新世社から発行されていて、青地に金色でタイトルが書いてある聖書です。見かけたら是非購入してください。本当にお勧めです。

追記

写真はまったく本文とは関係ありません。携帯電話に入っていた写真を使用いたしました。

ヘンリ・ナウエン 「放蕩息子の帰郷 父の家に立ち返る物語」

2007-03-22 00:29:13 | おすすめレビュー
 ヘンリ・ナウエンの「放蕩息子の帰郷 父の家に立ち返る物語」をご紹介いたします。
 ヘンリ・ナウエンは司祭・作家・教授・牧師として国際的に有名で、霊的生活に対して、40冊以上の本を書きました。彼は英語・オランダ語・ドイツ語・フランス語・スペイン語にて何百名もの友人と定期的に連絡を取っていました。彼のミサや講議および黙想会にて、救いの手を差し伸べられた友人は何千人にも及びます。1996年に彼は帰天しましたが、その後も彼の著書によって手を差し伸べられた友人の数は増大し続けていきました。ナウエンの本は200万部発行され、22の言語に翻訳されました。(こちらにhenri nouwenの検索結果があります。)

 そのナウエンの代表作として名高いのが今回ご紹介している本です。この本はナウエンが画家、レンブラントの「放蕩息子の帰郷」を眺めつつ、放蕩息子である弟息子・父の元にずっと居た兄息子・そして父の順に黙想し、時に自分自身の人生と照らし合わせながら、偽ることなく自分の心の動きを描いたものです。私はこの本を四ヶ月前に青年会メンバーの方に紹介してもらい、聖イグナチオ教会の売店にて購入しました。なかなか手に入りにくいと思います。

 読んでみて驚いたのは、ナウエンが臆することなく自分の心の偏りや弱さを書き出していることです。
 心の闇の声に惹かれてしまうこともあるのだと正直に述べていて驚きました。それと同時に、人の心というものは多面的なのだなと気づかされました。ある局面では自分は罪深い放蕩息子、ある局面ではじっと父の元にいるのだという思いこみにかられている兄息子といったように、色々な角度から心を眺めることができるということを自覚しました。

 この本は少し読んで自分の心に立ち返る。また少し読んでは立ち返るという風にじっくりと時間をかけて読むことをお勧めします。どなたかと一緒に読み進めていって、意見交換をするのも良いかも知れません。

ジーザス・クライスト・スーパースター

2007-03-20 07:38:07 | おすすめレビュー
ジーザス・クライスト・スーパースターの1973年の映画版をご紹介します。
 この映画はイエズスさまの最後の一週間を描いたものです。映画のロケ地に聖書の舞台であるイスラエルを選んでおり、世界中が絶賛したのも頷ける内容です。主なロケ地は死海、イスラエル北部ベイト・シェアン及び、イスラエル中部ベイト・グブリン国立公園内のベルケイブだそうです。聖書についている地図を参考にしてみてください。
 この映画を観て、改めてイエズスさまの純粋さを感じました。神殿を荒らされて怒り狂うイエズスさま、そして多くの人々を癒して疲れ果てるイエズスさま。映画という表現方法をとったため、賛否両論あるようですが私はとても好きです。

 メルギブソン監督の「パッション」での表現技法は少し痛々しすぎるという方はこちらの方をお勧めします。「ジーザス クライスト スーパースター」をバックコーラスにして、自ら十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かうイエズスさまの影が浮かび上がるラストのシーンは胸に迫るものがあります。
 この映画を観た後に、改めて聖書を読み直すとまた新しい感動が得られることでしょう。

ブラザーサン、シスタームーン

2007-03-20 07:07:42 | おすすめレビュー
 ブラザーサン シスタームーンをご紹介します。これはアシジの聖フランシスコをよく描いた映画です。あまり新しくない映画なのでレンタル屋さんでは見つかりにくいかもしれません。町田のTSUTAYAには置いてましたが、青葉台のゲオは未確認です。
 アシジの聖フランシスコは清貧の聖人で知られています。裕福な家庭に生まれていながら全てを捨てて、信仰に生きた聖人です。以前からこの映画はいいと先輩信者さんから勧められており、最近ようやく観ることができたのですが、本当に心洗われるいい映画でした。映画に出てきた、聖フランシスコと一緒に生活を共にしていた修道士たちは、現代の言葉でいうとホームレスさんの生活に近いような気がしました。もっとも、私の知り合いのホームレスさんたちの方がいい食生活でしたが。
 「全てを捨てて、文字通り裸一貫で生活して何が楽しいのだろう?」と私たちは思いがちですが、余計なものをそぎ落としてこそよりよく世界の美しさ、神さまからの愛を感じられるのかもしれません。
 この映画は俳優も音楽も構成も大変良くできていて、印象に残ったシーンは多々あるのですが、敢えて一つだけ挙げるとするならば恋に落ちた修道士を聖フランシスコが優しく結婚して子を産みなさいと勧めるシーンです。人にはそれぞれの場所があり、無理に聖職に固執しない方が神さまのご意向を叶えられるのかなとふと思いました。
 心がぎすぎすしてきたなと感じたときに是非観てください。

釜ヶ崎と福音

2006-06-12 10:06:09 | おすすめレビュー
 本田哲郎神父が出された本です。詳しい内容等は岩波書店の方に掲載されていますので参考にしてください。
 聖書の中でのイエス像を、自分の釜ヶ崎での体験にも触れながら、神学的解釈を加えてわかりやすく述べています。キリスト者である私達が考えがちな「イエス像」に対して、別の角度からの見方を与えてくれます。より深く、イエス様の生涯について潜心したい人にはお勧めの一冊です。値段は少々高めですが、それだけの価値はあると思います。

小さくなられた者の側に立つ神

2005-12-12 02:06:12 | おすすめレビュー
小さくされた者の側に立つ神
続・小さくされた者の側に立つ神
著:本田哲郎神父
発行:新世社

この本は、ある修道会に在籍しておられるシスターとお会いした時に紹介してもらった本です。著者である本田哲郎神父は、大阪の釜ヶ崎の日雇い労働者のために現在働いておられます。
この本では、聖書で言う「弱き者」をキーワードとして聖書をわかりやすく説明しています。聖書にある、至福八端の箇所は何度も読んではいたのですが、深く読んでいなかったことに気づかされました。前回紹介した本に比べると、かなり薄い本なのですが読み終わるまで時間がかかりました。時間がかかったのは、途中で心が辛くなって何度も中断してしまったからです。「自分はどうなんだろ?」と日々の行動と照らし合わせてこの本を読み進めるといいと思います。
この本の中で僕が一番心に残った一節を引用して、この本の紹介を終えようと思います。

「ちょっと目には平和に見える日本の社会が、実はしょうこりもなく弱者侵略の構造をもつ戦争への準備を着々と進めていることに、私たちは気づかなければなりません」


現在、この本は入手困難です。購入したい方はホーリーショップにて取り寄せてもらって下さい。
体と同じように、霊魂も鍛えなければ衰えてしまいます。霊的読書をして、心を鍛えましょう。


投稿者:洗礼名Luke skywalker(仮名)




このカテゴリーについて

2005-12-10 00:29:42 | おすすめレビュー
 このカテゴリーでは、何かキリスト教に関するいい本・映画・イベント等を紹介していこうと思います。記事を投稿してくれる方を募集します。投稿してくださる方はHP委員までお知らせ下さい。コメント欄に書き込んで下さっても構いません。
 とりあえずは洗礼名:Luke skywalker(仮名)が二つの本を紹介しようと思います。
「ナザレのイエスは神の子か?」
「それでも神は存在するのか?」
著者:リー・ストロベル
 タイトルがものすごいですが(笑)。大まじめにジャーナリストの人が神学者・考古学者などにインタビューして、中立な立場からイエス様のことについて調べていくという本です。とても分厚くて、ちょっとした辞書程度くらいはありますが、かなりいい本だと思います。
 こういうことを書くと不謹慎かもしれませんが、僕は今までイエス様が起こした数々の奇跡にはあまりウェイトを置かないで、どちらかと言えば聖書に書かれている御言葉の方を信じていました。説 明が難しいのだけど、「教えが素晴らしいのだし、それで僕が平安を得られているのだからそれでいいじゃないか」というスタンスをとっていました。
 毎回使徒信 条で「・・・聖書にあるとおり、三日目に復活し・・・」という一文を唱えながらも、心の底からは信じられないでいたのです。復活した、と書いてあるけれどそれは多分 使徒たちが幻覚かなんかを見たのか、集団で思いこんでいたに違いないと考えていました。こういう僕にぴったりな一節が聖書にあります。「見ないで信じるものは幸いである」。まさにそのとおりです。僕も何度もそう思いました。理系教育の弊害がこんな所に出てきたようです。
 そんな僕ですが、この本を読んでかなりの疑 問点が解消されました。そしてイエスの死と復活を前よりも深く信じることができるようになったと思います。
 この本の中では大まじめに「イエスが十字架上で死んだ時に天地が暗くなった」「墓の中から遺体が無くなった」などのことについて調査しています。そ の他、聖書にまつわる色々なことについても詳しく調査しているのだけど、量が多すぎるので割愛します。
 この本は聖書やキリスト教を、歴史や科学という側面から知りたい方におすすめします。