やる気と脳

TBSで「やる気と脳」という番組をやっていました。
ホンの少しだけ見ましたが、おもしろかったです。
アンダーマイニング現象とか扱っていました。

実験は、「だいたい10秒？」というあたりでストップウォッチを止めるのを30分間ひとりで行います。
被験者のひとつのグループは報酬なし。
もうひとつのグループは報酬あり。（お金がもらえる。）

結果は、当然ながら、報酬ありのグループの方が意欲的にやります。
報酬のないグループは、すぐに飽きてしまいました。

おもしろいのは、次に、もう1回同じ実験をしますが、どちらのグループも報酬をなくします。
すると、1回目に報酬のなかったグループの結果は横這いですが、
報酬のあったグループは、報酬のなかったグループよりはるかに悪い結果となりました。

ご褒美は確かに有効。
しかし、ご褒美のためにやっているのではないのですから、そこを取り違えると
ご褒美がなくなると結果が悪くなるか、さらにご褒美を増やさないとダメということになります。

高校生が勉強や部活を頑張るというのは、
いい大学に入ったり試合に勝つという目標もありますが、
それが達成感だったり、自分の成長を確かめたり、自分のためになったり（自己有能感）という、内発的な報酬を得られるようにすることも大切です。

花道のアレですよ。
「オレ…なんか上手くなってきた…」