ごんごんの  遍路のみちは一歩から 同行三人

リタイア後、近場のウォーキングで健康増進に努めています。年々歳々四国遍路が遠のきます。

西国33所観音霊場巡礼10

2022-10-28 10:15:00 | 西国33所観音巡礼

令和4年10月26日(水)快晴

 

 西国33所1300年草創記念行事もコロナ禍による影響が出ています。記念行事の一環の特別印の押印期限が迫ってきました。西国巡礼の10回目は、近江の三か寺を日帰りで巡礼する計画にしました。

 

 前回の高速通行止めを反省し早めに出立しました。土山SAに立ち寄り、新名神を降りて下道を行くことにしました。日野町や八日市の街を抜け、八日市ICから米原ICまでは名神を利用しました。予定より20分程早く長浜港に到着しました。

 この秋一番の快晴の穏やかな日となり、琵琶湖を渡るには格好の好天気です。駐車場は満車となり多くの方が乗船しました。湖面は静かで、湖を取り巻く滋賀の山なみが一望できました。多くの方がデッキに出て、和やかに写真を撮ったりしていました。

 久しぶりに乗った船は穏やかだったのですが、上陸しても体が浮いているような錯覚に僕もカミさんも襲われました。

 竹生島神社の鳥居を仰ぎ急な石段を喘ぎ喘ぎ登り、先ず30番宝厳寺を訪ねる筈でした。

 登りつめると、弁財天を祀る本堂のある平地に出ました。1巡目の折は順番通りの巡拝でなく、前回は12年も前の夏で、記憶が随分と曖昧になっています。

 別の道を下って唐門の前に来ると、前回は最初に唐門の観音堂を拝礼してカワラケ投げをした記憶が甦りました。

 もう一度石段を登り本堂の弁財天も参拝し、納経帳に御朱印を頂戴し散華もいただきました。港に戻る頃には、すっかり汗ばんでしまいました。日陰で軽く腹ごしらえをして船を待ちました。

 

 長浜港からは、湖畔沿いの「さざなみ街道」をひたすら南に進みます。快晴で風もなく穏やかな日和で、街道沿いのナンキンハゼは早くも紅葉が始まっていました。運転も心地よく、快走して予定より早く1時間弱で31番長命寺の駐車場に到着しました。

 参道石段の途中からですが、急登の石段が立ちはだかります。記憶がよみがえりました。巡礼者は宝厳寺ほど多くはありませんでした。

 

 次の32番観音正寺は、表参道と裏参道がありナビをあまり信用してはいけません。高齢ですので肉体的にも楽な裏参道を考えていましたが、「きぬがさ街道」に入り損ね少しばかり遠回りをして、裏参道を駐車場まで登り詰めることになりました。6台ほどの先着車がありました。裏参道を境内まで500mほど登ります。

 急登の表参道口と交わる平地に、金剛力士像が巡礼者を出迎えます。視線の先に本堂が微かに垣間見えます。平成の火災で御本尊と伽藍とを焼失した当寺は、当面の復興を終え、更に境内の整備に取り掛かるようです。久しぶりに靴を脱いで、堂内での拝礼となりました。

 

 予定より20分程早く、今回の計画が終了しました。山の日暮れは足早に訪れます。帰路は不慣れな下道を往くより、遠回りをしてでも高速道を利用することにしました。八日市ICから名神・新名神を経由して、途中休憩もとらず予定より1時間ほど早く帰宅できました。無事の帰宅に感謝。(合掌)

 

走行距離 318.7km

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