ごんごんの  遍路のみちは一歩から 同行三人

リタイア後、近場のウォーキングで健康増進に努めています。年々歳々四国遍路が遠のきます。

西国33所観音霊場巡礼11

2022-11-19 16:00:00 | 西国33所観音巡礼

令和4年11月18日(金)快晴

 

 西国33所観音霊場巡礼もいよいよ結願の最終回です。2巡目の今回も1巡目と同じように結局5年の歳月を費やしてしまいました。コロナ感染症の第8波が次第に明瞭になってきました。このところ弁当持参の巡礼が続きます。

 

 結願寺は岐阜の揖斐川町にある谷汲山華厳寺です。10年ぶりにほぼ同じコースを辿ることになりました。小春日和の好天気です。東名阪自動車道の桑名東ICを久しぶりに降りて、大桑道路(国道258号)を大垣に向けて進みます。大桑沿いは富有柿の産地で、沿道の果樹園には富有柿がたわわに色づいていました。

 ほぼ予定通りに、華厳寺の山門脇の駐車場に到着しました。朝はめっきり冷えて暖房が欲しかったのですが、小春日和の参道を紅葉狩りの観光客が、思い思いに写真を撮りながらそぞろ歩いています。参道を九丁(約800m)ばかり歩むと仁王門に到着です。

 

 紅葉の下照る参道を緩やかに上ると、10年前に比べ本堂(観音堂)前の幟の連なる石段のあたりが明るくなって、本堂を覆うように修理中の足組が見えました。

 

 本堂内にも多くの参拝者の姿がありました。時計回りに本堂回廊を経て、笈摺堂に向かいます。巡礼者の笈摺が奉納されています。

 

 満願堂への最後の急勾配の石段を登り詰めます。振り向けば、眼下に境内の紅葉が広がります。

    五歳を ふる結願の 小春かな

 

 再び本堂に戻り、納経帳に三つの御朱印(本堂、笈摺堂、満願堂)と草創1300年記念印と散華を頂戴して結願を果たしました。

 明王院の境内で、この秋初めてテングチョウを見かけました。残念ながら写真を撮り損ねてしまいました。正午をとっくに過ぎていたので、人波を外れて持参の弁当を食べることにしました。

 ほぼ予定どおり結願の華厳寺参りを終えました。参道沿いの売店で、名産の富有柿を購入して来た道を戻りました。無事の結願に感謝。(合掌)

 

走行距離 256.1km

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西国33所観音霊場巡礼10

2022-10-28 10:15:00 | 西国33所観音巡礼

令和4年10月26日(水)快晴

 

 西国33所1300年草創記念行事もコロナ禍による影響が出ています。記念行事の一環の特別印の押印期限が迫ってきました。西国巡礼の10回目は、近江の三か寺を日帰りで巡礼する計画にしました。

 

 前回の高速通行止めを反省し早めに出立しました。土山SAに立ち寄り、新名神を降りて下道を行くことにしました。日野町や八日市の街を抜け、八日市ICから米原ICまでは名神を利用しました。予定より20分程早く長浜港に到着しました。

 この秋一番の快晴の穏やかな日となり、琵琶湖を渡るには格好の好天気です。駐車場は満車となり多くの方が乗船しました。湖面は静かで、湖を取り巻く滋賀の山なみが一望できました。多くの方がデッキに出て、和やかに写真を撮ったりしていました。

 久しぶりに乗った船は穏やかだったのですが、上陸しても体が浮いているような錯覚に僕もカミさんも襲われました。

 竹生島神社の鳥居を仰ぎ急な石段を喘ぎ喘ぎ登り、先ず30番宝厳寺を訪ねる筈でした。

 登りつめると、弁財天を祀る本堂のある平地に出ました。1巡目の折は順番通りの巡拝でなく、前回は12年も前の夏で、記憶が随分と曖昧になっています。

 別の道を下って唐門の前に来ると、前回は最初に唐門の観音堂を拝礼してカワラケ投げをした記憶が甦りました。

 もう一度石段を登り本堂の弁財天も参拝し、納経帳に御朱印を頂戴し散華もいただきました。港に戻る頃には、すっかり汗ばんでしまいました。日陰で軽く腹ごしらえをして船を待ちました。

 

 長浜港からは、湖畔沿いの「さざなみ街道」をひたすら南に進みます。快晴で風もなく穏やかな日和で、街道沿いのナンキンハゼは早くも紅葉が始まっていました。運転も心地よく、快走して予定より早く1時間弱で31番長命寺の駐車場に到着しました。

 参道石段の途中からですが、急登の石段が立ちはだかります。記憶がよみがえりました。巡礼者は宝厳寺ほど多くはありませんでした。

 

 次の32番観音正寺は、表参道と裏参道がありナビをあまり信用してはいけません。高齢ですので肉体的にも楽な裏参道を考えていましたが、「きぬがさ街道」に入り損ね少しばかり遠回りをして、裏参道を駐車場まで登り詰めることになりました。6台ほどの先着車がありました。裏参道を境内まで500mほど登ります。

 急登の表参道口と交わる平地に、金剛力士像が巡礼者を出迎えます。視線の先に本堂が微かに垣間見えます。平成の火災で御本尊と伽藍とを焼失した当寺は、当面の復興を終え、更に境内の整備に取り掛かるようです。久しぶりに靴を脱いで、堂内での拝礼となりました。

 

 予定より20分程早く、今回の計画が終了しました。山の日暮れは足早に訪れます。帰路は不慣れな下道を往くより、遠回りをしてでも高速道を利用することにしました。八日市ICから名神・新名神を経由して、途中休憩もとらず予定より1時間ほど早く帰宅できました。無事の帰宅に感謝。(合掌)

 

走行距離 318.7km

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西国33所観音霊場巡礼9

2022-10-15 16:20:01 | 西国33所観音巡礼

令和4年10月13日(木)晴れ時々曇り

 

 コロナ禍の影響で、前回から3年が経過してしまいました。西国巡礼の9回目は、丹後の二か寺をゆとりの日帰りで巡礼する計画でした。

 計画通り7時に自宅を出発したのですが、新名神で事故通行止めに遭遇し、長い距離を下道を利用する事態となりました。1時間半ほど時間を要したうえに、京都縦貫道では工事規制にも遭遇し、ゆとりの計画時間をすべて費やしてしまいました。どうも丹後は、鬼門というべきです。10年前の1巡目の西国巡礼では、姫路から丹後を目指した「夕日ケ浦」の宿で春の雪に遭遇し、翌日の成相寺、松尾寺の参拝を断念していました。

 

 28番成相寺へのアクセス駅、「丹後海陸鉄道」の府中駅に辿り着いたのは、予定時刻から2時間も経過していました。

 平日でしたが、ケーブルカーはほぼ満席でした。「傘松公園」では、多くの方が天橋立の股覗きをしていましたが、人混みを避けるようにして、橋立の写真を収めました。

 都合よく、13時の登山バスに乗車できました。乗客は僕らを含めて3名でした。

 バスは本堂下の階段まで乗車できました。カミさんは久しぶりの長距離車移動に車酔いをして、気分が本調子ではありません。

 参拝後、帰りは傘松公園駅まで歩いて下る計画でしたが、時間も押して何となく疲れもあって、少しばかりそぞろ歩いて山門前のバス停でバスを待つことにしました。

 リフトには乗車せず、帰りもケーブルカーに乗車しました。

 駐車場で時間等を確認し、軽く軽食をとって一刻小休止できました。29番松尾寺へは高速道を辿っても、それほど時間を短縮できません。海岸沿いの国道を進み、舞鶴の街を抜けて、福井との県境近くまで順調に車を走らせました。

 帰宅までの燃料を考慮し、途中でガソリンを給油することにしました。今はどこもかしこもセルフとなっていて、未経験者にとってとても厄介なことです。行きつけの給油スタンドの価格より、セルフにも関わらず20円も割高でした。ガソリン補助制度は適切に執行されているのでしょうか。

 

 29番松尾寺の山門を抜けて、見上げると本堂は令和の大修理中でした。

 

 本堂の写真は、1巡目の際の写真です。

 仮本堂でお参りをすることになりました。2時間も時間をロスしていましたが、何とか閉門前までに巡礼を終えました。

 

 帰りは東舞鶴ICから初走破の舞鶴若狭道に進み、綾部のJCTから京都縦貫道を経て、名神に乗り継げました。綾部JCTも大山崎JCTもとても悩ましいJCTでした。大津SAで小休止して、予定より1時間遅い8時の帰宅となりました。混乱の一日となりましたが、無事の帰宅に感謝。(合掌)

 

走行距離 551.6km

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西国33所観音巡礼8

2019-11-21 09:07:37 | 西国33所観音巡礼

令和元年1116日(土)晴れ

 

 西国巡礼の8回目は、丹後まで足を延ばす予定をしていましたが、度重なる台風などで日程が順延していました。予定の日程を日帰りに変更し、兵庫の残りの3霊場と番外札所「花山院」を巡ることにしました。

 

 好天の下、7時前に自宅を出発しました。新名神沿いの山は多少色づきを見せていました。大津SAで恒例の小休止です。久しぶりに吹田JCTを通りました。ボーッとしていて、名神に入ってしまいました。途中何度か中国道へ戻るチャンスもあったのですが、年齢のせいか機転が働きませんでした。結局終点まで走ることになり、阪神競馬場や宝塚市役所の近くを抜けることになりました。宝塚ICから西宮北ICを経て、随分と遠回りして、西国番外札所「花山院」へ向かうことになりました。

 西宮北ICから有馬川沿いに、国道176号を道なりに北に進みます。JR福知山線の三田駅の北を過ぎ、三輪の交差点で県道37号に右折する頃には、道沿いは紅葉が色鮮やかな装いとなりました。志手原の交差点を左折して、さらに紅葉の道を快走し、花山院の参道へ右折して急峻な琴弾坂を1kmほど登りました。番外札所「花山院」の仁王門横の駐車場には、予定より30分程時間を超過して到着しました。


 前回7年前の記憶は甦ってきませんが、西国霊場中興の祖「花山院」の菩提寺です。身を正して拝礼し、参道石段を登ります。

 境内は紅葉が見頃となっていますが、番外札所だけに参拝者も少なく静寂さが漂います。デジカメがうまく起動せず、本堂正面からの写真は保存されていませんでした。納経所前の境内からは、有馬富士が望めました。少しずつ記憶が戻ってきました。

 仁王門を辞して駐車場に戻ると、タクシー3台が横付けし小団体の女性客を降ろしていました。


 来た道の琴弾坂を下って県道37号へ右折北上し、小野の交差点を県道309号へ左折しました。そのまま県道を進めばよかったのですが、左折して青野ダム湖の末吉橋を渡って、国道176号に出る遠回りをしてしまいました。再び国道176号を北上し四ツ辻の交差点を左折し、JR福地山線の相野駅の踏切を過ぎて右折して、県道141号を進みました。舞鶴若狭道を潜り道なりにしばらく進むと、清水寺左折の案内が出てきました。左折して道なりに進み、県道311号を鋭角に右折して300mほど進むと寺への入山ゲートです。入山料を納め、さらに山道を2.5kmほど登り往きます。西国観音霊場25番「播州清水寺」の朱塗りの仁王門前の大きな駐車場に出ました。「大紅葉まつり」の時期で、たくさんの車がすでに駐車していました。

 仁王門を潜り「清水茶屋」の前を抜け、江戸期の石垣の道を緩やかに下って薬師堂の前に出ました。少しずつ記憶が甦ります。客殿庭のもみじ狩りの方も多そうです。登山道を下って往くハイカーの方もおりました。

 

 お参りを済ませると昼時になりました。清水茶屋で軽く食事を摂ることにしました。前回もこの茶屋で山菜そばを食べたことを思い出しました。

 

 駐車場から右手に県道311号を道なりに進みます。国道372号のデカンショ街道へ左折して、道なりに南西方向に進みます。中国道を潜りJR加古川線を過ぎて、北条鉄道法華口駅の傍を旧道をぬけます。少し先で一乗寺の案内に従い国道から別れ、山裾道を緩やかに登りゆくと、やがて視界が開け西国観音霊場26番「一乗寺」の駐車場です。

 歓喜院の白壁沿いに進んで、入山受付をして紅葉の境内に入ります。162段の「法華のきざはし」と呼ばれる石段を国宝の三重塔や本堂を見上げながら登ります。

 いくつかの団体客とかち合いました。本堂内は大混雑となり、納経にも随分と時間を費やすことになりましたが、それでも朝からの遅れは取り戻していました。

 

 一乗寺駐車場から道をさらに西に進めます。再び国道372号に合流し、さらに西に姫路城下を書写山圓教寺のロープウェイ駅を目指します。国道372号旧道(社街道)を小川橋東橋詰で右折して、ロープウェイ駅を目指す目論見でしたが、目論見通りとはいきません。結局書写街道の姫路城前や書写山「もみじまつり」の渋滞に遭遇して、予定の倍以上の時間を費やしてしまいました。前回の折は、平成の大修理前の白鷺城を見学していました。駐車スペースを探すのも難渋し、一乗寺を計画より10分早く出たにも関わらず、ロ-プウェイの乗車には1便15分遅れとなりました。

 ゴンドラで4分、山上駅に到着です。前日から始まった「もみじまつり」にかち合ってしまいました。バスには乗らないで急峻な東坂を登ります。小さな子供たちも大勢いました。高齢者といえどへたった格好は見せられません。途中姫路城下を望む展望所で小休止しました。この日の日中は暖かく、春霞のように姫路城下は霞んでいます。さらに登り往くと10分ほどで西国観音霊場27番「圓教寺」仁王門に到着しました。

 少しばかり登ると下り勾配となり、一気に谷に下ります。仁王門からも10分ほどで摩尼殿下の湯屋橋に出ました。橋を渡ると頭上に摩尼殿の舞台造りが見えました。

 西の比叡と称される「圓教寺」は、さらに境内が奥に広がっていますが、時間がかなり押してしまいましたので、お参りを終えて「はづき茶屋」で土産を求め来た道を戻ります。秋の暮は足早で山上駅に着く頃には、薄暗くなってしまいました。ピストン輸送となった臨時便で山上駅を慌ただしくあとにしました。

 

 駐車場から出たものの横関の交差点は大渋滞です。来た道を戻る方がわかりやすいのですが、右折は大渋滞です。ついつい直進し姫路環状線に入ってしまい、姫路城下を右往左往して、山陽姫路東ICに入るのに1時間以上も費やしてしまいました。

 

 神戸JCTで山陽道から新名神に直進しました。初めて走る道なだけにどこを走っているかイメージが湧きません。山崎の手前で名神に合流し、少しばかり安堵しました。大津SAには40分以上も遅延して到着しました。SAで遅めの夕食を摂って土産を買い求め、早々に出発しました。

 新名神の信楽の手前では事故渋滞があり、さらに帰宅の時間が遅くなりました。予定より1時間遅い10時過ぎの帰宅となりました。朝晩は混乱のいち日となりましたが、無事の帰宅に感謝。(合掌)

 

走行距離 532.7km  歩数 9,670歩 

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西国33所観音巡礼7

2019-06-18 12:58:20 | 西国33所観音巡礼

令和元年6月9日(日)曇り時々晴れ

 

 西国巡礼の第7日目は、車を利用して京都西山の善峯寺から大阪を経て、兵庫宝塚の中山寺の5寺を巡拝する行程です。


 東海地方は日中も雨が降る予報でしたが、関西方面は雨の心配もなさそうです。鈴鹿の山を抜けると雲間より晴れ間が見えました。

 土山SAで小休止して、名神・京滋バイパスを乗り継いで、京都縦貫道の長岡京ICで降りました。前回の巡礼時は、縦貫道はまだ工事中の頃でした。府道10号丹波街道を進み、善峯みちを登り詰めて20番霊場「善峯寺」の上の駐車場に到着しました。

 駐車場からの参道を登ると、重層な仁王門が出迎えます。境内参道を直進すると本堂です。下の駐車場にはバスが止まっていて、団体の巡礼者やサツキやアジサイの花を目当てのハイカーや参拝者も多数見えました。

 

 本堂をお参りして、境内を少しばかり散策しました。重要文化財の多宝塔や・天然記念物の「遊龍の松」を経て境内を進みます。山肌一面のアジサイは、満開には少しばかり早いのですが、大勢の参拝者が鑑賞していました。

  

 善峯みちを下り丹波街道に戻って、沓掛の国道9号交差点に出ました。国道9号の老いの坂(大江山)を越え、亀岡市街を抜け、加塚の交差点で左折して穴太寺を目指します。仁王門南の駐車場に車を止めました。

 21番霊場「穴太寺」の仁王門は、三叉路の支点に位置しています。車の走行に注意して写真を撮りました。仁王門を潜ると、境内はこじんまりとして一望できました。

  

 多宝塔の脇には江戸期の庭園があります。

 

 穴太寺の南に続く府道407号を道なりに南進し、府道46号を経て大阪府に入ります。府境では砕石工場が連なっていました。県道沿いの安威川では大規模なダム工事が行われていました。道なりに下って茨木の市街地に下りて来ました。

 昼食時になりました。今まで利用したことはないのですが、経路沿いの「サイゼリヤ」に入ることにしました。若い家族連ればかりでなく、僕らと同じ高齢の方も結構見えました。

 

 府道46号をさらに南下し、名神高架下を潜り国道171号へ左折し、西河原の交差点で右折してJR高架を抜けました。案内に従って、22番霊場「総持寺」の駐車場に予定より50分ほど早く到着できました。

 雲も切れて晴れ間が多くなり、すっかり初夏の日差しになってきました。石段を登って、朱塗りの仁王門を抜けると、こちらもこじんまりとしたより明るい境内です。収め札が少なくなってきていました。買い足しておくことにしました。

  

 駐車場から打ち戻るように国道171号に戻り、道なりに西に進みます。茨城ICを過ぎ、府道4号へ右折する案内を見失ってしまい、結局清水の交差点を右折して4号に合流しました。府道4号を道なり勝尾寺川沿いを進むと、多くのサイクリングの方に出会いました。次第に勾配がきつくなるのですが、引いている人は一人もいません。注意深く車を進め、府道43号へ左折してもさらに注意深く車を走らせました。

 23番霊場「勝尾寺」の駐車場は満杯状態でした。日曜日でしたので、入庫するのに随分と時間を要しました。前回はこんなことはありませんでした。仁王門前から弁天池あたりは、勝運祈願に訪れた人やアジサイやアオモミジを愛でる人たちであふれかえっていました。

  

 アオモミジの光輝く道を抜け、本堂への石段を登ります。祈願で奉納された達磨像がそこかしこに置かれていました。

 

 本堂をお参りして、しゃくなげなどの木立が植栽されたつづら折れの参道を下りました。境内のそこかしこからテングチョウが翔び立ちました。休み処「花の茶屋」の建屋内まで何頭も入り込んでいました。

 

 府道43号を箕面方面に下ります。箕面川でくつろぐ家族連れの駐車場も満車状態で、交通整理が行われていました。緑したたる府道を下りきるあたりで、交通渋滞に巻き込まれました。渋滞が続く府道9号で箕面の市街地を西に進みました。

 国道176号で呉服橋を渡り、大阪から兵庫に入りました。さらに渋滞する国道を道なりにJR宝塚線に沿って進みます。中筋1丁目交差点で右折して、24番霊場「中山寺」近くの駐車場に到着しました。北の空には、黒雲が湧き出していました。

 ここにきてほぼ設定した計画の時間となってしまいました。仁王門前は大勢の人で賑わっていました。境内の参道には、片づけに余念がない屋台もあって、縁日が開かれていたようでした。

  

 時間も押し迫っていましたので、参道石段を急ぎ足で登りお参りを終えました。境内には「白鳥塚古墳」(石のカラト)もありました。

  

 渋滞に巻き込まれ、終盤は少し慌ただしくなってしまいましたが、雨に逢うこともなく計画通り5ケ寺を巡礼できました。

 

 大阪の市街地方向へ打ち戻ります。どこのインターで高速道に入るかそれが問題です。ナビは阪神高速を利用して、西名阪への道を案内していました。阪神高速には怖い思い出があり、来た道を打ち戻るようにして、結局茨木ICまで戻ることになりました。大津SAで琵琶湖の夕景を眺めながら夕食を摂って、帰宅の途に就くことにしました。

 

 鈴鹿の山を越えるあたりでフロントガラスに雨粒が当たるようになりましたが、何とか雨に煩わされることもなく、ほぼ予定通り7日目の巡礼を終えることが出来ました。(合掌)

 

走行距離 372.4km  歩数 8,200

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