掛川城大手門は、掛川城の表玄関にふさわしい楼門造りの本格的な櫓門で、木造日本瓦葺き入母屋づくりになっています。
この大手門は天守閣に続いて平成7年(1995年)に復元されたもので、大きさは間口7間(約12.7メートル)、奥行3間(約5.4メートル)の2階建です。
白壁で板ひさしが配され、棟の上にはシャチ瓦が飾られた勇壮な構えです。
実際は現在地より50メートルほど南にありました。
▽大手門番所
江戸時代末期に建てられたこの番所は、城内に出入りする者を監視する役人の詰め所でした。この番所は、掛川宿と掛川城とを連絡する唯一の番所で、城内に出入りする者は全てここで調べられました。
現在残されている建物は、嘉永7年(1854年)の大地震で倒壊後、安政6年(1859年)に再現されたものです。番所が現存するのは全国的にも珍しく、市の文化財に指定されています。
新緑の中の掛川城天守閣
写真撮影日 2019/05/07