フーちゃんのカメラウオッチング

日々、カメラでウオッチングしたネタを写真を添えてコメントします。

初めて知った、中遠鉄道の記念碑「中遠碑」。 (袋井市)

2019-05-26 06:00:00 | 鉄道・自動車・船舶

最近、中遠鉄道という名前を初めて知りました。

中遠鉄道は、静岡県の国鉄東海道本線の袋井駅の近くの新袋井—新三俣間を結んでいた軽便鉄道で、1914年(大正3年)から新袋井—新横須賀間で営業を開始し、1925年(大正14年)に新横須賀—南大阪間が開業、1927年(昭和2年)に南大阪—新三俣間が開業、1943年(昭和18年)に他の交通事業者と合併し,静岡鉄道となりました。

戦後はモータリゼーションの影響を受けて,1967年(昭和42年)に中遠鉄道として営業していた新袋井—新三俣間が廃止となり,「中遠鉄道」の幕は閉じました。 

この中遠鉄道の記念碑が、袋井駅から東側に約100mの所にある和光商事の敷地内に中遠碑があることを知りました。 

この碑は当初、中遠鉄道の(社)袋井駅に建立され、駿遠線が廃止された後も袋井駅構内にあり、袋井駅南口の区画整理により現在の場所に移転されたそうです。  

初めて知った中遠碑を見てみたいと思い、和光商事さんの許可を得て写真に撮ってきました。

 

中遠碑のくわしい情報は、下記のサイトに説明されていますので参考にしてください。

二つの記念碑・・・・「中遠碑」と「柴(芝)停車場之記」

http://11.pro.tok2.com/~mu3rail/link230-18.html

中遠鉄道小史

http://11.pro.tok2.com/~mu3rail/link230-08c.html

 

撮影日:2019年5月20日

 

碑 文  中遠碑 五島慶太

道路之通塞則國運隆替所關軍備経済産業等諸般文化盛衰職由之銕道敷設之緊要亦不俟論也中遠鐡道株式會社置本社於磐田郡袋井町資本金五十万圓

■從東海道本線袋井駅經小笠郡横須賀町至同郡睦濱村三俣鉄路延長約十八粁為地方唯一重要交通機関抑中遠南部之地也北負小笠連山南臨遠州洋長汀財物不通産業不振民以為患明治四十四年

■地方銕道補助法制定也有志胥謀 組織當会社大正三年始見袋井横須賀間銕路開通宿望漸達當時藤相鉄道會社有開藤枝相良間銕 路而南遠海岸線之貫通者是両社共通目的而亦銕道本来使命也於是東西相呼應當其企畫昭和二 年本社先開横須賀三俣間銕路雖然欧洲戦乱以後世界的経済不況膨湃如潮来加之自動車會社所 在簇出銕道會社之倒産者相次遭廃業解散之厄者不可勝算當社長芝田庫太郎君創立以来在其織 拮据

■勉當經營克献一身處百難嘗千辛喫萬苦滅私奉公終始不渝為

■内外信望上下輯睦戮力協 和遂善處此難局者洵可謂至誠通神也在職二十有二年昭和九年一月遣不朽偉業溘焉長逝遠近知 與不知無不痛惜矣次創立以来之常務取締役?谷桑平君為社長新任常務取締役芝田佐平次君與 支配人村瀬荘三郎君同心一體經營愈努社運益昌将来之發展可期而待也昭和十七年七月迎創業 三十周年擧記念祝典竝祭関係物故者霊亦出於報夲?始之意也遮回於當縣偶有欲整備擴充交通 機關統制強化其運營之議當社率先贊之昭和十八年五月中部交通機関統合成併合改稱静岡鉄道 株式會社将愈擴張業務益寄與於地方交通發達蓋所以充實軍備振興経済開發産業竝啓培諸般文 化而抑亦當社創設之本旨也頃者欲建碑叙事傳之於後昆請文於余余與前社長斉姻且通前後事情 故以不文不敢辞尚謀之於尾崎楠馬先生畧録梗概云爾

   昭和十八年八月 井浪茂三郎撰

 

副碑 碑文  移設について

明治四十五年芝田庫太郎は近隣住民と相図り資本金 十万円の中遠鉄道株式会社を設立、大正三年新袋井~ 新横須賀間開通その後新三保まで延伸して営業粁 十八粁資本金五十万円の会社となった。 

昭和十八年五月陸上交通事業調整法に基づき五社 合併しこの会社は解散した。

これを記念した中遠碑は迂余曲折を経て昭和二十七年 九月川井健太郎静鉄社長村瀬荘三郎氏の尽力 により(社)袋井駅ホーム前に建立されました 星霜移り五十年の歳月が経過し開発準備のため中遠碑 の移転要請を受けましたので関係者協議の上この地に 移設いたしました。

   平成十五年三月吉日

         関係人 芝田士郎 芝田宇太郎

 

静岡鉄道駿遠線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E9%89%84%E9%81%93%E9%A7%BF%E9%81%A0%E7%B7%9A

 

静鉄、駿遠線資料館

http://11.pro.tok2.com/~mu3rail/link230-shizumuseum.html

 


JR御厨新駅の建設状況を見てきました。 (磐田市)

2019-05-05 06:00:00 | 鉄道・自動車・船舶

東海道本線の袋井駅(静岡県袋井市)と磐田駅(同・磐田市)の間に設置する新駅の名称が、「御厨(みくりや)」に決定しましたが、工事の進捗状況を見てきました。

新駅は袋井駅から4.6km、磐田駅から3.2kmのところに新設されますが、この場所は磐田市鎌田地内に設けられ、上下線の線路を挟むようにホームが設置されます。

新駅は、線路をまたいでホーム上に駅舎が造られる橋上駅になります。

 

下り浜松方面を眺めると、駅舎の右側に東海道線のホームが設けられ、左側には東海道新幹線の線路が通っています。

 

新駅の周辺には、ヤマハ発動機やNTNなどの企業や、プロサッカークラブ「ジュビロ磐田」のホームスタジアムの「ヤマハスタジアム」などがあり、住宅地の開発も進んでいます。

新駅の南側には鎌田坊中公民館が新築されていました。

新駅の開業は2020年春の予定だそうですが、開業が待たれます。

撮影年月日 2019/05/02