フーちゃんのカメラウオッチング

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復元されている一里塚を見る。その1、「久津部一里塚」 (袋井市)

2019-05-31 06:00:00 | 公園・モニュメント

昔、袋井市内に「久津部一里塚」と「木原一里塚」の 2ヶ所、計4基造られた江戸時代の一里塚は役割を終えて削り取られ、今では一つも残っていません。

その一里塚が復元されていることを最近知り、現地を訪ねてきました。

その1.「久津部一里塚」

久津部一里塚は江戸からちょうど60里にあたり、明治時代までは老松が立っていました。現在は街道両側の塚とも残っていませんが、現在地付近がその跡と言われています。

昭和47年に袋井東小学校創立百年を記念して同校の校地に久津部一里塚の南側の塚が復元され現在に至っています。

 

袋井市立東小学校の正門

 

一里塚とは?

街道の両側に1里ごとに築かれた塚。塚上にはエノキなどの樹木が植えられていた。

織田信長、豊臣(とよとみ)秀吉により始められたといわれるが、1604年(慶長9)江戸幕府により東海・東山・北陸道をはじめ、全国規模での設置が始まった。旅行者の便、運賃決定の目安、度量衡統一政策の一環として設置されたが、街道の付け替えなどにも旧位置を動かず、修理もほとんど行われなかったため、近世後期には荒廃した。

塚には榎を植えたものが多いが、松などもある。天保(てんぽう)(1830~44)末年東海道品川―京都間には104の塚が現存した。

明治以降、敷地の民間への払い下げや道路拡張により大部分が取り壊された。

保存の良好なものは国の史跡に指定されている。

出典:日本大百科全書(ニッポニカ)

 

撮影年月日 2019/05/30

 


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