Look at the Dawn Sky (^^)

生きとし生けるものが幸せでありますように。

after a long time

2018-11-13 22:10:15 | 日記









 佛歴2562年 11月13日





 今日は日帰りツーリングに行って来ました。





 今回、特に目的地は定めていませんけれども、先日の西日本豪雨の土砂崩れ等で通行止めになっていた道が半分くらい通行解除されたとの事で、いつもの川の上流を目指して行けるところまで行ってみようという企みです。





 交通量も少なく、狭くてクネクネした河川沿いの堤防道路をのんびりトコトコ駆け抜けると、ガッツリと山肌を削り、もうもうと砂煙が立ち込める採石場が見えてきました。










 そしてドデカいブルドーザーとすれ違います。























 そんなこんなで途中、休憩がてらに立ち止まって紅葉が始まりつつある山あいを眺めたりしながら、およそ二時間ほど走ったその時__!!





 ……こ、これは。





 「間違いない!」

 そう確信したと同時に、何をさておいても命懸けでパンを買いに行かねばならないという緊急クエストが私の中で発生!。

 一旦バイクを止めて直ちに最寄りのスーパー、コンビニを検索。直近の該当店舗は3.8km先にあるファミマ。ナビはそのファミマ到着までおよそ8分かかると提示。

 行って、買って、帰って、およそ20分はかかる計算──頼む、それまで待っててくれよ。そう祈りながらイーグレット号スクランブル発進! ゴーゴーゴー!。ヴオォォン!!。














 ナニイィィ! 白バイが二台だとオオッ!!。





 てな風に少し驚いた私ですが、そもそもキッチリ法定速度しか出してないのに、早くさっきの場所に戻りたいという気持ちから焦っていたせいで、脳内スピードメーターは時速300kmを振り切っていた為に……ちょいとビビりました(笑)。























 ん、で。





 無事にパンも手に入り、やっぱり気分だけは「ヴオォォン!!」な感じでさっきの場所に戻ります。

 さあ、待っててくれてるかな?。

































 こちらは、一昨年以来のお久しぶりとなる。





 コブチャ☆カポー(コブハクチョウのカップル様)ですね。

 もちろん一昨年に私と仲良くしてくれていたカポーとは別の個体でしたけれども、やっぱり、懐かしさや嬉しさがひしひしとこみ上げて参ります。



























 どうやら翼が少ぉし持ち上がっているのは、ご機嫌が麗しい証しかと思われますので、私のご機嫌もまたニヤニヤ、そしてニヨニヨと段階を踏みながら大変お見苦しくなってしまった事をここに慎んでお詫び申し上げます。




















 こちらのコブチャ☆カポーのお世話なさっていた地元の方と偶然お会いして、少しカポーのお話を聞かせて頂けました。

 先の西日本豪雨をその身体一つで生き延びた彼らコブハクチョウのカップルですが、やはり、当時は物理的にボロボロに傷ついていたとの事だそうです。

 そしてこのカップルがこの地に居着いてからすでにおよそ20年が経つそうで、人間に換算すればこのカップルはもう、いいおじいちゃんとおばあちゃんだとの事でした。

 耐え難きを耐え、忍び難きを忍びきった、こちらのカップル様。

 私なんかじゃあ足下にも及ばないというか、そのなんとも言語化し難き彼らの佇まいに、頭を垂れ、恐れ入ってしまいました。




















 今日はもっと先まで行くつもりでしたが、この思わぬ出会いを惜しむ気持ちがむくむくと湧き上がり、私は残り時間をここでのんびり過ごすことにしました。























 ここでも、やっぱり、鳶と烏は。































 「ピィィーーヒョロロロ~!」と、鳶さんが雄叫びを上げる度に、ビクッ! ビクッ! っと反応していたモズさんです。





















 来週にはもっと紅くなってそうだなぁ……なんて思いながら見上げていた山肌の一点が、少し気になったのでズームして見ると。















 おそらくは鳥たちの植林に違いない、柿の木が(渋柿かな?)たわわに実っておりました。


























 この、水たまりとしか言いようのない僅かなスペースにも。





 たくさんのメダカたちが元気に泳いでいます。彼らもまた、あの豪雨を生き延びた猛者達だということですね。






















 私なんぞはでかいシールドやドラレコなんかで、同族(人間)や自然を相手にガチガチのガードを固めて生きているワケなのですが。

 やはりその身一つ以外何も持たずに生きる事が「……本当、なんだよな」と、改めて思った日帰りツーリングでした。




















生きとし生けるものが幸せでありますように。





 230 拝