日々の感想文

何かしら見たものに対する、私の主観に基づく意見が書いてあります。

問題の本質は誤発注ではない

2006-01-05 22:43:26 | 社会全般
日興シティが誤発注 (産経新聞) - goo ニュース

> 日興シティによると、誤発注の端緒は同社社員の注文。社員は日本製紙株が五〇万円前後で推移しているのに五〇〇円前後と勘違い。社員の持っている口座の残高では二株しか買えないのに、二千株買いを注文した。

一連の誤発注として、この問題は捉えられるかもしれない。
だが、この問題といい、この前の1円61万株といい、
この裏に潜んでいるのは証券会社の強烈な特権なのではないだろうか?

ネット系デイトレーダーよりもはるかに現場に近く、そして瞬時の動きに対応できる。
その結果、一般投資家では決して得ることが出来ないような強大な利益を得ていると考えられる。
それは、この前のみずほ誤発注のわずか16分間で多額の利益を得た証券会社の数でわかる話だろう。

そして、証券会社のみならず、社員個人も同様にそれが出来るということが、
今回の誤発注からわかったことかもしれない。
特に今回の件は、仕事中に個人資産形成をやっていたという事である。
既得権なのかもしれないが、これはさすがに問題ある。
会社の時間を利用して個人の資産を形成する上で許された行為は、基本的に給与のみであろう。

ネット系証券会社の顧客獲得競争で、株の世界に一般の人が多数入ってきてはいるが、
未だよくわからない世界の部分も大きいということであろう。


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