残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

あめゆじゅとてちてけんじゃ(Please get sleet for me :poem)

2019-02-22 12:05:49 | 日記
永訣の朝 (宮沢 賢治)

きょうのうちに
とおくへいってしまうわたしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっそう陰惨な雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
*(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
           以下略
*みぞれをとってきてくれませんか

母校の花巻高等女学校の教鞭をとっていた
妹のトシは賢治の唯一の理解者であった。
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)は亡くなる
前日に賢治に頼んだ言葉。(享年24才)







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