残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

水無月

2021-07-01 10:52:29 | 日記


京都では6月30日に水無月を食べます。
水無月の無は文語体の(の)にあたり
水の月で、田に水を引くことからきています。
和菓子さんによれば和菓子の水無月は
6月24日~30日に売り出すそうです。
本体は”白いういろ”でその上に厄除けのため、
丹波の小豆が載せてあります。三角の形をしているのは
カチ割った氷の冷たさを表しています。何故カチ割った氷かと申しますと
日本書紀によれば、昔は冬の氷を氷室に保存しておいて、夏場に割って使ったからで、
京都の西賀茂に”氷室町”として地名が残っています。
6月30日に食べるのはこの日に”夏越祓(なごしのはらえ)”という神事が
行われます。前半の半年の穢れを払い、後半の半年の無病息災を祈ります。

それでは私も無病息災を願って”頂きます”。












京都では6月30日に水無月を食します。