突発怪奇小説:極北からの声 2010-03-12 01:30:50 | レスラー☆メモリアル 辿りついたぞ―超獣は内心,快哉を叫んだ。逃げた,逃げ切れたんだ,俺は。カウンターで受け付けを済ませ(偽名だ),飲み物と軽食を注文して指定されたブースに沈み込む。ああ,そうだ,逃げ遂せたんだ,俺は。あいつらを騙してやった― 深く,場末の(安物の)ソファに身を沈めて―超獣は安堵のため息をついた。 ―突発怪奇小説:極北からの声― だいたい,何だと言うのかあの研究室は。超獣は思い返した。 . . . 本文を読む