Even 言い分

風の向くまま、気の向くままに、今日は何を書こうかな~。

劇場への招待

2006年11月09日 | 舞台
今日、僕のもとに手紙が届きました。
差出人は、僕の親友・丸山 田加賜(まるやま たかし)君。

このブログのカテゴリー・連載「Carry on」で、以前、僕の親友・M君のことを書いたことがあるのですが、皆さんは覚えてみえますでしょうか?
このM君というのが、丸山君のことだったんです!

記憶にない方、この話を読んだことがない方のために、僕とM君との話をダイジェストでお送りしますね。

大学3年生の3月。
ミュージカルを観るのが好きだった僕は、某有名劇団の経営スタッフの採用試験に応募しました。
応募数がかなり多く、その大半が書類選考で落とされると聞いていたので、僕にとっては「記念受験」のような感じでした。

しかし、世の中、何が起きるか分からないもので、僕は書類選考を通過してしまったのです。
それで、横浜まで面接試験を受けに行くことになりました。
その面接の順番で僕の次がM君でした。

こうして、僕とM君は知り合うことになりました。
面接試験の結果は、僕が採用で、M君が不採用。
M君は自分が不採用だったにもかかわらず、僕の採用をすごく喜んでくれました。
しかし、僕はこの内定を辞退したのでした・・・。

M君は地元の企業に就職が決まっていたのですが、舞台への夢を諦めることが出来ず、大学卒業後、東京の専門学校に行く決心をしました。
「その学校で照明や音響の勉強をし、今度は技術スタッフとして僕達の受けた劇団に入ろうと思う。」

しかし、これは嘘でした。
本当は舞台俳優になるための専門学校に通うために上京していたのです。
それまで歌もダンスも経験したことのないM君にとって、これは無謀ともいえる挑戦だったので、自分で納得の行く答えが出るまでは僕に本当のことを言いたくなかったようでした。

僕がこの事実をM君から聞かされたのは、上京して1年半が経とうとしていた頃。
残業中の僕の携帯に久しぶりに電話がかかってきました。
するとM君は、この真実を話した後、僕達が受けた劇団の研究所(俳優養成所のようなもの)のオーディションに合格したことを報告してくれました。
僕はこの時、驚きと喜びは今でも忘れることが出来ません。

そして、M君は専門学校の卒業公公演で主役を演じることになりました。
もちろん僕は上京して、この公演を観ました。
M君が歌い、踊る姿を見るのは初めてだったのですが、活き活きとして舞台の上で輝きを放っているその姿に感動し、胸が熱くなりました・・・。

卒業後、M君は研究所に入所し、そこで厳しいレッスンを耐え抜き、現在もロングラン公演を続けている大型ミュージカルなどに出演しました。
その劇団で5年間過ごし、昨年の12月に退団しました。

「ダイジェスト」のわりには、かなり長くなっちゃいましたね。(笑)

で、この丸山君が12月にミュージカルの舞台に出演します!
出演する作品は「ぼくのこころの銀河鉄道」
タイトルから想像がつくと思うのですが、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が題材になっています。

今回、丸山君は「家庭教師」役を演じます。
ミュージカルの舞台に立つのは久しぶりなので、かなり気合が入っているみたいっす。

ご都合がつきましたら、是非、今回の舞台を観てあげてください!!
公演日:12月10日(日)  場 所:宝塚バウホール
11:30開演の部&15:00開演の部の2回公演
入場料:前売り4,000円、当日4,500円

下記のアドレスをご覧いただければ、丸山君の写真やプロフィールもチェックできますよ~。
http://www.aeras.cc/stage/2006_ginga.htm

最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
夢! (かさはら ひろみ)
2006-11-10 08:25:38
諦めなければ、夢は実現できるのですね!♪
夢の実現に向け、かなりの努力をされた事でしょう。
しっかりとした信念があったのでしょうね!!
(最初に合格してしまったら、今のMさんはいなかったかも知れません。)
INAMIさんは、素晴らしい、お友達をお持ちです!
返信する
Unknown (INAMI)
2006-11-10 22:26:01
かさはらさん>
夢って、「叶う」と強く信じて頑張っていれば、実現できるものだと僕は思ってます。
実際、丸山君をはじめ、自分の夢を叶えた友達を何人も見てきましたしね。

丸山君の努力は相当なものだったと思います。
それなのに、そういう苦労をほとんど感じさせないので、脱帽しちゃいます。
返信する
Unknown (かさはら ひろみ)
2006-11-11 02:04:14
その通りです!!
分野は違うけれど、山本淳一さんの努力は並大抵のものではありません。 近くで見ていて、そう思います。  しかも、自分には限界がないと言い切っておられます。 そして、その苦労を感じさせません。 本当に脱帽・尊敬してしまいます。

☆『夢は叶う』と信じて、突き進んでいきますね!♪
返信する
Unknown (INAMI)
2006-11-11 18:56:24
かさはらさん>
「限界」って他人が決めるモノではなく、自分で決めるものですよね。
ですから、自分で「まだまだ出来る!」と思い、頑張る限り、限界は訪れないのかもしれません。

「信じる」って簡単そうで、これがなかなか難しい!
でも、それを難しいと思わないことも夢を叶える大事な鍵のような気がします。
返信する

コメントを投稿