Even 言い分

風の向くまま、気の向くままに、今日は何を書こうかな~。

夏の想い出(観劇編1)

2012年09月15日 | 舞台
愛と死の物語。。。

話は8月12日へ遡ります。
この日は久しぶりにミュージカルを観に行きました。
観た作品は、東宝の「エリザベート」
20年前にオーストリアで製作されたミュージカルなんですけどね。

海外の大型ミュージカルを国内で主に上演しているのは、劇団四季と東宝の2つになります。
僕がこれまでに観たのは圧倒的に劇団四季が多く、東宝は5回くらいでした。
その1番の理由、東宝はチケット代が高い!!
今回、S席で観たのですが、13,000円もしますからね~。

「エリザベート」のストーリーはこんな感じ。

物語の舞台は、19世紀末のウィーン。
自由な心持つおてんばな少女・シシィ(エリザベート)はある日、木から転落し生死の境をさまよう。
彼女に心奪われた黄泉の国の帝王・トートは、彼女が美しく成長する姿を見てみたいと思い、死の時期を遅らせることにした。

一命を取り留めた彼女はウィーンの若き皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められ、結婚することに。
しかし、姑の皇太后ゾフィーが取り仕切る宮廷では、自分の子供を自ら養育することも許されず、苦痛な日々が続く。
そんな中、自分の美貌が武器になることに気付いた彼女は、自らを完璧に磨きあげ、ハプスブルク帝国の皇后として栄華を極めていく。
ところが、トート=死に愛された彼女は次々と不幸に見舞われていき。。。



僕の率直な感想は、「期待していたほどではなかったな~。」
その一番の理由は、主役のエリザベートに感情移入できなかったから。

一幕のクライマックスで彼女は夫に「私か母親、どちらを取るか」と迫り、彼は彼女を選び、子供も姑の手から自分の元に帰ってきます。
ところが彼女は育児を放棄し、自分の美貌を保つことや外交という名の外遊に夢中なんですよ。
これじゃあ、「子供を姑に奪われた時に、深く悲しんでいたのは嘘だったわけ???」ってなるのは当然だと思いませんか?

出演者は元・宝塚、元・劇団四季、高嶋政宏など、なかなか豪華。
衣装や舞台装置もかなり豪華。
楽曲もかなりイイ。
でも、僕的には「また観たい!!」とは思えない作品でした。


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