Even 言い分

風の向くまま、気の向くままに、今日は何を書こうかな~。

ポックリと花

2007年02月25日 | 出来事・雑談
今日は、両親&親戚の伯母を連れて奈良まで行ってきました。
両親をどこかへ連れて行くのは、かなり久しぶりだったかも。
たまには親孝行をしておかないと、あとでアレコレ後悔しちゃいますからね~。

で、今回、奈良へ行くことになったのは、母のリクエストだったんですよ。
奈良にある「ぽっくり寺」に連れて行って欲しいと以前から、何度も言われていたのです。
「ぽっくり」という名前を耳にし、僕は正直、気が進まなかったのですが、母の勢いに押されてしまった感じでしょうかね。(笑)

「ぽっくり寺」というのは愛称みたいなものでして、正式名称は「清水山 吉田寺(きちでんじ)」といいます。
創立は古く、天智天皇(668~671年在位)の勅願といわれていますが、平安時代中期の天台僧・恵心僧都源信によって永延元年(987年)に開山したと伝えられているそうです。


では、なぜ「ぽっくり寺」と呼ばれているのかをご説明しますね。
恵心僧都の母が臨終の際、除魔の祈願をした衣服を着せてあげたところ、なんの苦しみもなく往生をとげました。
そこから、本尊前で念仏を称え、祈祷を受けると、長く病むこともなく天寿を保ち、安らかに極楽往生をとげることができると言われるようになったんだとか。

母は近所の方からこのことを聞いたようで、これからさらに年を取っても、子供である僕にあまり迷惑がかからないように過ごしいきたいと思っているので、訪れたかった模様。
親はいくつになっても、子供のことを思いやる心を持ち続けているんですよね・・・。

本尊の阿弥陀如来座像は、重要文化財に指定されています。
像高は約5メートルあり、「大和のおおぼとけ」と呼ばれているそうです。
大きな千体仏の光背を持ち、とても立派で美しい仏像でした。

その後、某和食レストランで昼食をとり、もう1ヶ所、訪れることにしました。
それがトップの写真の「長谷寺」でございます。
こちらのお寺は「花の御寺」との別名を持っていまして、境内には様々な花や木々が配されています。
特に有名なのが「牡丹」なんですけどね。

長谷寺は、朱鳥元年(686年)に道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図を西の岡に安置したことが始まりといわれています。
その後、神亀4年(727年)に徳道上人が、聖武天皇の勅を奉じて、衆生のために東の岡に十一面観世音菩薩をまつられたのです。

こちらの観音様は、高さがなんと10メートル近くもあるんです!
その大きさに圧倒されましたね。
堂内は写真撮影が禁止されていますので、そのお姿を皆さんにお見せ出来ないのが残念。

仁王門から本堂までは「登廊」があるのが。こちらのお寺の大きな特徴の1つでしょうね。
この登廊、風情があって、僕はかなり気に入りました!


奈良には歴史が古く、いい寺院がたくさんありますので、機会がありましたら皆さんも是非、訪れてみて下さいませ。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (taraba)
2007-02-25 21:14:11
長谷寺ステキですね。一度は行ってみたいです。
できれば無口な男と行ってみたいです。
どこかに落ちてるとか、生えてるとか、無口な男いませんかね?
女同士で行くと何も見ないで、話して食って帰るだけになります。
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Unknown (ひろみ)
2007-02-26 20:23:33
お母様、さぞ喜ばれたことでしょう!!♪

そして、そうですね、親は子供になるべく迷惑かけたくないし、子の幸せを常に願っております!

花粉症、症状重くなりませんように!!

5歳の子の夢、我が娘の書いた絵とかなり似ています。
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Unknown (INAMI)
2007-02-26 22:05:14
tarabaさん>
長谷寺、初めて訪れたのですが、良かったですよ!
桜や牡丹の季節に行ったら、さらなる感動がありそうです。
人が多くて、大変かもしれませんが。

無口な男は、落ちても、生えてもいません!!(笑)

ひろみさん>
両親も伯母さんもかなり喜んでいました。
どちらも初めての場所でしたしね。

花粉症、今日は比較的症状が軽かったので楽でした。
明日はどうなることやら。(笑)

5歳の子の夢、ひろみさんの娘さんが描いた絵と似ていたんですか!
あの本には、色んな発見が隠されていますね。
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