キースのサンポタリング日記

ひととき仕事を忘れ、他愛のない話でもしましょ。

正月から映画

2010年01月02日 20時03分43秒 | 映画

今日は、かみさんから突然誘われて、映画を見に府中まで。

事実に基づいて書き下ろされた原作の小説を映画化したもので、J○Lを題材にしたと言われ物議を醸した映画『沈まぬ太陽』だ。

途中10分休憩をはさんで、3時間半の大作だ。
プレミア・スクリーンは、スペースがゆったりしていて、長時間映画の鑑賞には助かる。

「国民航空」の社員二人(渡辺謙と三浦友和)の苦渋と信念を取るか、野心とリスクを取るか、二分される二人の生き方に、自分の人生を重ね合わせつつ、興味深く見ることができた。
そのためか、3時間半は睡魔に襲われることはなかった。

天秤に懸けてはならないはずのコスト・リダクションと安全優先に葛藤する経営と社員、不当労働行為に対する労使の駆け引き、莫大な業務上横領や不正経理に対する監査、政界との癒着と不適正な接待に対する査察、500人以上が犠牲となる最悪な航空機事故など、企業での考えられる出来事だが、凡人には中々関わることのないような波乱が、二人を翻弄するという内容だった。

ここ数年いろいろと思い悩むことが多いが、渡辺謙演じる恩地元の心の中にある「沈まぬ太陽」に勇気づけられる内容だった。

一年の始まりに、人生を考えるこんないい機会を与えてくれたかみさんに感謝した次第だ。


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