日常~社会人編~

いつの間にか大人に。
その時思ったことを綴る。言葉にする。

民主主義と私にできることを考える。

2022-07-09 11:08:33 | つぶやき

悲劇のようなニュースが後を絶たない。

しかし人間とは不思議なもので慣れてくるという感じだろうか…

 

昨日7月8日に安倍元首相が襲撃され亡くなった。

ただ私も私はあまり衝撃を受けなかったのはなぜだったのだろう。

 

日本でなくてもウクライナとロシアの問題で嫌と言うほど人が銃で殺されているシーンを目にしてきた。

人が死んでしまうシーンに私たちは慣れてしまったのか?

そう考えてしまい自分自身に吐き気がした。自分が感情のないなにか、人ではなくなったのではないかと思ってしまった。

 

それともなんとなく犯罪が多くなっている日本で"あぁまたか"程度になってしまっていたのかもしれない。

そのぐらい悲惨なニュースが昨今続いていたと思う。

ただ忘れられているだけで小さな子供からお年寄りまで誰かに命を奪われるという事件が多い。

そしてコロナもあって人とのつながりが減っていき人が人を支える世の中ではなくなってきている気がしてならなかった。

 

 

正直今回の事件で心配したのはこれからの日本だった。

昨日の今日でSNSでは様々な声が上がっていた。

 

良くも悪くも安倍元首相は多くの日本人が知り、そして一番長く日本のリーダーを務めた。

知っているということは関心のながなくそっぽ向いていた人たちが急にこちら側へと迫ってくるような感覚。

こちら側というのが政治に関心が少しでもある側だと思う。

 

私は20歳を超えてから選挙には必ず行っていた。

最初の方は何も考えず父も母も兄も当たり前のように選挙に行っていたから行かなきゃいけないものなのだと認識していた。

ただ友人に聞いても一度も言ったことがないという人は大勢いた。

 

数年が経った頃では選挙に行くのは当たり前という感覚も変わり、

"民主主義のこの国で民意を届けないことこそ日本国民である自分を否定している気がする"

そんな気持ちでここ数年は選挙に行き票を投じてきた。

 

それでも投票率は上がらないことが不思議でならなかった。

投票に行かない人は意思を持たないし、日本国民ではないのか?とも思ってしまうこともあった。

行かないという感覚がわからなかった。

 

 

今回の事件でSNSでもメディアでも大きく"民主主義の根幹にかかわる事態"と声が上がった。

大体の人が『言論を暴力で封じ込められた』「暴力は決して許してはならない」と叫ぶ。

 

民主主義の定義を間違ってはいないだろうかと個人的に感じてしまった。

元々憲法改正草案を見てみればわかるが民主主義を覆しかねないのはこちらではないかと思う。

 

 

 

第21条の部分を見れば

【表現の自由を保障する】というのを削除

この時点で今騒いでいる民主主義や表現の自由は保障されなくなり

今よりも情報公開請求ができなくなる可能性があり、都合の悪いことはすべて隠蔽される恐れもあります。

 

前文では

【~(略)主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。】を削除

この部分が消されれば主権が国民ではなくなり、民主主義国家であることが明記されなくなる国になります。

民主主義とは民主制(みんしゅせい)又は民主制度(みんしゅせいど)の誤訳。

民主制(度)とは国民が国または国内地域の権力(選挙権)を所有し、

それを自ら普通選挙・秘密投票・平等選挙に基づいた選挙よって行使する政治思想や政治体制のことである。

 

第97条では

この憲法が日本国民に保証する"基本的人権"は、人類の多年にわたる自由獲得のどりょあくの成果であって、

これらの権利は過去幾多の試練に堪へ、現在および将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として

信託されたものである。をすべて削除。

基本的人権の尊重というのを中学生でも習うものだと思います。

学校ではこう習うのではないでしょうか?

基本的人権の尊重とは、人が生まれながらにして持つ権利を尊重することです。

もちろん基本的人権に関しては11条で守られているので問題ないかもしれません。

 

 

しかし、国民の基本的人権が守られなくなる可能性が大きいもあります。

他の改正草案とも絡めてもっと正確に言うなれば、

  • 現憲法
    ⇒どんなときでも基本的人権は尊重されるものである
  • 改正案
    ⇒国家権力の言うことを聞かなかった国民の基本的人権は保障しないかもしれないよ
     また、緊急事態宣言下では保障するつもりはないからね

という感じになっています。

 

引用⇒[【日本国憲法第97条の解説】第11条との違いは?なぜ改正案では削除? | そうだ、憲法を知ろう]

 

他の憲法改正に関しても同様かもしれません。

しかしそうなってくると矛盾が生じすべてを変えかねない事態になると単純に考えてもわかると思います。

矛盾が起きればまた変える。結局はその繰り返しだと思います。

 

そして、考えてみても『国民が憲法違反をした』なんてニュースを見たことがありません。

元々憲法というのは「国家権力から国民の人権を守る」為に存在しています。

 

国民が基本的に破るとするなら「法律」です。

憲法違反と呼ばれることをするのは政治家さん達の行動ですよね。

 

自分たちの縛っていたルールを自分たちで変えていくなんて羨ましいですね。

 

 

 

多くの人が今回の事件で民主主義を語る中で、個人的に今さら焦るのかよと思ってしまいました。

都合のいい時だけ日本の民主主義を掲げ、暴力を許さないと言いながら

他国に対しては武器や軍隊を持とうとしているこの国が平和で民主的かと言われれば

私はNOでは?と思ってしまいます。

 

 

もちろん人が亡くなることはとても悲しく辛いことです。

ただ亡くなった人を悲しみ続け、相手を恨み続けるのはとても苦しく辛いことです。

そしてまたその負の感情が違う事件にも発展させることにもなるでしょう。

どうか冷静さを保ち、過去を振り返るのではなくその無くなった人の思いを胸に未来に進んでほしいと願うばかりです。

 

自分が苦しい中で幸せな奴を見れば殴りたくなるかもしれません。殺したいと思ってしまうかもしれません。

人とはちょっとしたきっかけその時の感情で鬼にも仏にもなりうると思います。

その可能性は誰にでもあります。自分はそうはならないと過信してはいけないと感じます。

感情があるのが人間ですが、その感情を抑えることもできるのが人間だと思っています。

 

苦しい時は他者を頼ってください。お互いに支え合ってください。

 

今回の事件の犯人は捕まりどんな理由でこの行動に至ったのか等公表されると思います。

たったそれだけのことで殺したのか。と思うかもしません。

 

人の恨みなんてそんなものです。他人からすればたったそれだけと思っても

その恨みや憎しみが人を動かしてしまう世の中になっている。

 

そしてそれは決してその人だけの問題じゃなく、そういう社会性世の中にしてしまっている自分たちも当事者なのではないのかと

1人1人が自覚し、少しずつ態度や行動、発言を変えていけば少しずつでもその中は大きく変わると思います。

 

一気に何かをしなければならないなんて思わなくていいと思います。

少しずつでもいいと思います。

周りにそんなことしかできないのか、非常識じゃないのかとか…もしかしたらここのコメントにも書かれるかもね。

 

 

色んな要素を詰め込んで書いてしまいましたが

本当にこういう事件が起きてしまったことを他人事ではなく一人一人が自分たちがどうあるべきか

今後どういう未来にしていきたいか。より一層考えていくべきだと感じます。

 

 

 

最後になりましたが、

安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 


正しさが人を救うわけではない。

2022-07-03 14:27:29 | つぶやき

 

 

今月で20代後半にはいる人間の戯言です。

選挙や政治のこと、思っていることをザーーっと書いただけです。

苦手な方はそのまま[戻る]ボタンを押してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年がもう半年を過ぎていることに驚きを隠せず

そしてまた選挙の時期がやってきて

まだ世界で戦争が身近に感じられる最近。

 

元々"戦争"というか争い、紛争というのは絶え間なく続いていて

それを身近に感じることなく過ごしてきていただけなんだと改めてこの数か月感じています。

 

過去の戦争を見返しても終わりとはあまりにも複雑で、今現在でもなんにも解決されてないことが多い。

100年という時間が経っていれば100年は人間でいうなら2世代で構成されるもの。

決して1世代で作られるものではないと思います。

 

人生100年時代とは言われていますが、交通事故、災害、不慮の事故、病…様々な理由で命が断たれる人が大勢いる。

20年前に生まれた人が増えることなんてことはなく、減る一方なんですよね。

おぎゃーと赤ちゃんが生まれて急に20歳の大人になる人間なんていません。

 

 

それを最優先にどうにかすべきだと現政治家さん達が思わないのはそれぞれが自分のことで精いっぱいだからなのかなとも感じます。

一般人でさえ自分が生きることに必死なのに他人、自分の子供ですら苦痛と感じる世の中になっている。

 

そう考えると現在の80歳の方が30年後の自分の生きていない世界をよりよいものにしようと考えれるだろうか。と考えてしまう。

けどTVやニュースを見て政治家さん方の顔や年齢を見て、この人たちは私達のことを考えてくれている。そんな風には思えてこない。

本当に申し訳ないけどね。

 

かといって今回の選挙で、選挙カーしかり、新聞しかり様々なメディアを通して各政党の公約を目にする。

私たちの生活を想って語り約束されているその公約は素晴らしいものも多い。評価し、この党に、この人に票を入れようかと思うこともある。

 

ただふとその手が止まってしまうんですよね、この人たちの言うことは約束は確かに"正しい"のかもしれない。

けど、それが私たちの本当の救いになるのか?助けになってくれるのか?と疑問に思ってしまう。

 

綺麗ごとばかりのその場しのぎの政策。今だけを見据えて結局のところなんの解決にもならないのではないかと感じてしまう。

 

 

 

最近では中国との関係について取り上げるメディアも多いですね。

ロシアとウクライナの問題があってピリピリするのはわかるが、なぜそれで軍備強化に走るのだろうか。

こちらが武装すれば、相手だって武装を強化する。お互い様でしかない。それにその強化に終わりはあるのか。

 

まだ終戦から80年も経っていない。

人生100年と言われていて当時10歳だった人はまだ多く生きている。そしてその傷は癒えてはいない。

問題も山済みの中で、解決方法すら見いだせていないのになぜ武力を強化するのか私はわからずにいる。

 

確かに"抑止力"や"国を守る力は必要だ"という言葉を聞けば正しいのかもしれない。

最もな意見だと思う。守るために武器を持つことは必要だと思う。

相手が銃を持っているのにこちらが丸腰では何も守れやしない。

 

全員がせーので武器を捨てることができるのならいいのだろうけど…そんなことはできるはずもない。

そこまで各国同士の関係は終戦後何も進展しておらずなんなら溝は深まるばかりなのだから。

 

結局軍備強化もその場しのぎで、5年後、10年後もしかしたら来年また同じようなことを言っているかもしれない。

果たして今の政策が何の解決になるというのだろうか。

 

 

 

 

今の中国をよく言わない人も多いですが、決して彼らは政府によって抑えつけられているから声を上げないわけじゃないというのが

上海のロックダウンで分かったのではないかと思います。嫌なことはしっかり声に出す人は大勢いる。

声を上げないのは今の政策や生活に何の不満もないから。

デモや抗議って基本不満の声ですからね。称賛の声を改めてあげる光景はなんかの式典とかでしか 私は見たことがないです。

 

自分の好きなことをして好きな時間があり、そういう人たちが政治に関心があるかと言われればあるはずがない。

今の日本が逆な気がします、そういった自分に使う時間もお金も場所もない向けられた矛先は政治や嫌なニュースに走るし

SNSを使った誹謗中傷なんかにもつながっているのではないかと個人的に感じています。

今の日本人には本当に余裕がないことをしっかりと理解すべきで、それを現状どうにかするのをあきらめるとは思いますが

日本には一応選挙制度というものがあるんで私ももちろん不満がありますしね、一票しか持ち合わせていませんがその一票を投じます。

 

もちろんですけど、一票でなにか変わるとは思いませんよ。

だって18歳~30代の人口と、40代~80代、90代の人口ってどちらが多い?っていかれれば答えはわかりきっている。

18歳からの自分が大学を卒業して結婚とか10年20年もっと先の人生、未来を考えれる人と自分が死ぬまでの時間、今の生活のことしか考えれない世代の票がどうなるかなんてわかりきっている。

民主主義と言いながらこれは民主主義なのか?なんて思ってしまいます。到底私たちの声なんて届くはずがないよなって思ってます。

 

それでも何もしないのはいやだし、届けられるのなら自分の声に近い人に投票させていただきますよ。

一応いただけた権利ですから投票しますよ。

誰に入れても同じだろうけどなとは思ってますよw

 

ほんとにこの国をどうにか持ち直したい、この国を守りたい。そう思っている人たちの声は決して"正しさ"ばかりを述べている人ではないと最近思ってしまいます。

最近は"戦争"という言葉が耳にはいるので、私は平和であってほしいしどんな理由であれ正しい争いなんてものはなく

始まってしまえば終わりだと思っています。平和を主張しているところに入れたいもんですね。

 

いろんな考えの方が世の中にはいますから、投票に行かないというのも全然ありだと思うし

誰に入れたといっても"一人一票"しかない。

その一票で戦争が起きるわけでも、人を傷つけるわけでもないし、ただ投票しただけでなんの責任も問われない。

 

だからこそ気軽に投票していいと思うしどうしようと問題ない思います。

ただ思うのは投票もしていない人が、政治家しかりしえ時に対する意見を言う人に対して何かと文句や中傷するのはどうかと思う。

他のことでも言えますけどね、何を知ってそこまで人を批判できるんだろうって人多いですから。

同じ土俵に立ってから文句言ってくれって思っちゃいます。投票権がない子供たちもね。

 

そしてあなたの正しいが、世界においての正しいではないと思う。血のつながりのある親子ですら正しいの感覚が違う場面もありますから。

自分が正しいから相手が間違いなんてことはないと思います。それぞれが何かを想って導き出した"正"を否定する必要はないと思う。

それこそ戦争と同じになる。

 

正義の反対は悪ではなく、また別の正義であると思いますからね。

 

 

 

ほぼ愚痴になってしまいました。

7月10日が投票日ですが、用事があるので水曜あたりに期日前投票に行ってきま~す。