こんにちは、frederiqueです。
1次試験は大手受験校の参考書が充実してますが、2次試験は適当な参考書がなく、お悩みの方も多いかと思います。
私自身、2次試験用として参考書を買い漁り、試行錯誤してきましたので、その経験に基づき、
「とても役に立った本」
「そうでもなかった本」
を2回に分けて紹介していきたいと思います。
今回は、「とても役に立った本」です。
①「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」
(関山春紀・川口紀裕著)
本書はタイトルの通り、事例Ⅰ~Ⅳの解答作成に必要となる知識をまとめた一冊です。
2次試験は、試験の名称が「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」となっていることからもわかる通り、その解答では、対象企業の「診断」と診断結果に基づく「助言」を記述することが求められます。
本書には「助言」に関する解答作成のヒントが詰め込まれていて、「診断結果」に対し、どのような「助言」をすべきか、事例Ⅰ~Ⅳに分けて具体的な解答例とともに解説されています。
自分は、過去問や模擬試験の解答作成で、助言すべきことが思い浮かばない時のヒント集として使っていました。結果として、助言の引き出しを増やすことが出来たと思います。特に2次試験の学習を始めて間もない方にお勧めです。
②「組織論」
(桑田耕太郎・田尾雅夫著)
本書は事例Ⅰ向けの参考書です。組織・人事の事例である事例Ⅰを苦手にされている方は多いと思います。その理由として、組織・人事は普段の仕事ではあまり馴染みのない分野であり、1次試験で初めて勉強したという方がほとんどであるため、マーケティング事例などと比較すると、基本的な知識がどうしても不足するためではないでしょうか。
その基本的な知識の不足を補強してくれるのが本書です。分量が多めなため、熟読する必要はないと思いますが、一通り目を通して組織・人事に関する知識を補強しするとともに、解答作成時に使えそうなキーワードや言い回しをマークしておくことで、事例Ⅰの解答のレベルアップを図ることができます。
なお、1次試験では毎年数問、本書から出題されていますので、1次試験前に読んでおくことをお勧めします。
③スモールビジネス・マーケティング
(岩崎邦彦著)
本書は事例Ⅱで毎年のようにテーマになっている、小規模企業でのマーケティング戦略・戦術について書かれている本です。
とくに事例Ⅱで頻出の「品揃え」「口コミ活用」「顧客関係性強化(囲い込み)」の重要性と、その具体的方法について記載されています。
上記の頻出テーマの知識を深堀するために、事例Ⅱを得意とされている方も一読されることをお勧め致します。
④「絵で見てわかる工場管理・現場用語事典」
(絵で見てわかる工場管理・現場用語事典編集委員会編)
本書は事例Ⅲの生産事例向け参考書です。生産事例で出てくる用語、例えば「目で見る管理」や「自働化」などの用語を参考書やネットや調べた時に、文章だけの説明でイメージがわきにくいことってありますよね?
本書では名前の通り、生産現場の用語がイラスト入りで解説されているため、事例Ⅲの学習においてネックとなりやすい生産管理用語の確認に役立ちます。
中小企業診断士の受験生が使用することを想定して作成されていますので、診断士試験で使用するような用語は殆ど掲載されています。
⑤ふぞろいな合格答案
(ふぞろいな合格答案プロジェクトチーム)
言わずと知れた、再現答案の分析・解説書です。1次試験が多肢選択式で自己採点が可能なため自分の実力を把握しやすいのに対し、2次筆記試験では、自分の客観的実力値を把握するのが困難ですよね。自分の2次筆記試験での客観的実力値を把握するひとつの方法として、複数の合格答案と自分の答案を見比べて課題を明確にしていく方法があると思います。
本書には、H19年度に合格された9名の方の再現答案が掲載されているので、自分で解いたH19年度の過去問と比較することで、自分のおおよそのレベルを把握することができます。
⑥「企業診断」
(同友館)
中小企業診断士受験生向けの月刊誌でもある本書には、受験生向けに練習問題やその解説がほぼ毎月掲載されています。なかでも2次対策として、1次の知識を深堀りして解説した特集は、2次試験においてキーワードや語彙を豊富にすることに役立ち、解答の質を高めることが出来ます。
以上が、自分にとって2次試験の学習に「役に立った本」です。
1次試験や2次試験の勉強をしながら、参考書を読む時間を確保するのは大変ですし、お金もかかりますので、やみくもに買うのではなく、苦手事例や課題を明確にした上で、自分にあった参考書を購入されることをお勧めします。
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①「2次試験合格者の頭の中にあった全知識」
(関山春紀・川口紀裕著)
本書はタイトルの通り、事例Ⅰ~Ⅳの解答作成に必要となる知識をまとめた一冊です。
2次試験は、試験の名称が「中小企業の診断及び助言に関する実務の事例」となっていることからもわかる通り、その解答では、対象企業の「診断」と診断結果に基づく「助言」を記述することが求められます。
本書には「助言」に関する解答作成のヒントが詰め込まれていて、「診断結果」に対し、どのような「助言」をすべきか、事例Ⅰ~Ⅳに分けて具体的な解答例とともに解説されています。
自分は、過去問や模擬試験の解答作成で、助言すべきことが思い浮かばない時のヒント集として使っていました。結果として、助言の引き出しを増やすことが出来たと思います。特に2次試験の学習を始めて間もない方にお勧めです。
②「組織論」
(桑田耕太郎・田尾雅夫著)
本書は事例Ⅰ向けの参考書です。組織・人事の事例である事例Ⅰを苦手にされている方は多いと思います。その理由として、組織・人事は普段の仕事ではあまり馴染みのない分野であり、1次試験で初めて勉強したという方がほとんどであるため、マーケティング事例などと比較すると、基本的な知識がどうしても不足するためではないでしょうか。
その基本的な知識の不足を補強してくれるのが本書です。分量が多めなため、熟読する必要はないと思いますが、一通り目を通して組織・人事に関する知識を補強しするとともに、解答作成時に使えそうなキーワードや言い回しをマークしておくことで、事例Ⅰの解答のレベルアップを図ることができます。
なお、1次試験では毎年数問、本書から出題されていますので、1次試験前に読んでおくことをお勧めします。
③スモールビジネス・マーケティング
(岩崎邦彦著)
本書は事例Ⅱで毎年のようにテーマになっている、小規模企業でのマーケティング戦略・戦術について書かれている本です。
とくに事例Ⅱで頻出の「品揃え」「口コミ活用」「顧客関係性強化(囲い込み)」の重要性と、その具体的方法について記載されています。
上記の頻出テーマの知識を深堀するために、事例Ⅱを得意とされている方も一読されることをお勧め致します。
④「絵で見てわかる工場管理・現場用語事典」
(絵で見てわかる工場管理・現場用語事典編集委員会編)
本書は事例Ⅲの生産事例向け参考書です。生産事例で出てくる用語、例えば「目で見る管理」や「自働化」などの用語を参考書やネットや調べた時に、文章だけの説明でイメージがわきにくいことってありますよね?
本書では名前の通り、生産現場の用語がイラスト入りで解説されているため、事例Ⅲの学習においてネックとなりやすい生産管理用語の確認に役立ちます。
中小企業診断士の受験生が使用することを想定して作成されていますので、診断士試験で使用するような用語は殆ど掲載されています。
⑤ふぞろいな合格答案
(ふぞろいな合格答案プロジェクトチーム)
言わずと知れた、再現答案の分析・解説書です。1次試験が多肢選択式で自己採点が可能なため自分の実力を把握しやすいのに対し、2次筆記試験では、自分の客観的実力値を把握するのが困難ですよね。自分の2次筆記試験での客観的実力値を把握するひとつの方法として、複数の合格答案と自分の答案を見比べて課題を明確にしていく方法があると思います。
本書には、H19年度に合格された9名の方の再現答案が掲載されているので、自分で解いたH19年度の過去問と比較することで、自分のおおよそのレベルを把握することができます。
⑥「企業診断」
(同友館)
中小企業診断士受験生向けの月刊誌でもある本書には、受験生向けに練習問題やその解説がほぼ毎月掲載されています。なかでも2次対策として、1次の知識を深堀りして解説した特集は、2次試験においてキーワードや語彙を豊富にすることに役立ち、解答の質を高めることが出来ます。
以上が、自分にとって2次試験の学習に「役に立った本」です。
1次試験や2次試験の勉強をしながら、参考書を読む時間を確保するのは大変ですし、お金もかかりますので、やみくもに買うのではなく、苦手事例や課題を明確にした上で、自分にあった参考書を購入されることをお勧めします。
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