２次試験参考書（その２）

こんにちは、frederiqueです。

２次試験用参考書の書評の第２回目。前回の「とても役に立った本」に引き続き、今回は、

「そうでもなかった本」

について、コメントさせて頂きます。


①「２次試験合格者の頭の中にあった全ノウハウ」
　（関山春紀・川口紀裕著）

全体の２百数十ページのうち、最初の１２ページが解答作成上のノウハウ、残りはほとんど平成１８年と平成１９年の２次過去問の解説に費やされています。

ノウハウとして、「与件文を読む回数を決めておく」とか「与件文の内容が複雑なときは図表化する」といったことが書かれていますが、どれも目新しいものではありません。また、体系立てて書かれておらず、どこにどのようなノウハウが書かれているのか探しにくく、使いにくいのも難点です。


②「診断助言事例クイックマスター（応用編）」
　（山口正浩編）
③「第２次試験過去問題集」
　（ＴＡＣ出版）

いずれも２次過去問の模範解答・解説集です。個人的には少し模範解答の根拠が薄い気がしています。過去問に対する模範解答は受験校によってバラツキがあるため、勉強にあたっては、自分が納得できる模範解答を参考にするべきだと思いますが、本書の模範解答はちょっと参考になりませんでした。。。


④「２次通信講座」
　（日本マンパワー）

書籍ではありませんが、あまりにひどかったのでコメントさせて頂きます。診断士の２次試験は筆記試験であり、各個人の解答がまったく異なる特性があるので、受験校の２次対策講座は、各個人の解答へのフィードバックがあって始めて効果があるものだと思います。

しかし、本通信講座は２次対策講座であるにもかかわらず、ほとんど添削らしい添削もなく返送されてきました。一応、点数が点けられていましたが、先生からのコメントもほとんどないため、どうしてその点数になったのか判断のしようがなく、解答の修正ができない状態でした。

ＷＥＢ解説も付いてましたが、しょっちゅう止まるのでフラストレーションがたまります。複数の方が事務局にクレームを付けていましたが、結局、根本的な解決はされませんでした。。。


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