FOUNTAIN of knowledge

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「ライブドア」なんだったの

2005-04-02 17:43:32 | 社会の諸問題
最近BLOGをかなりサボってしまった。というよりかは風邪が治って久しぶりに色々行動して予定を入れすぎたというのが本音なんですが。

さて「ライブドア」問題。2月から日本全国の注目の的で夜7時のNHKのニュースもそのために見ているというのが実感だった。
それがどうした。「白馬の騎士」ですか。YAHOOグループが乗り出してからは、確かこの月曜日に面談を申し込んだにもかかわらず、面談をキャンセルし、NHK報道でもさっぱり。「ほりえもん本」は大幅に売り上げを伸ばしたみたいだが、比較的週間サマリーみたいな感じの土曜日の日経新聞を買ってみたがほとんど報道なし。やはり。

ニッポン放送保有のフジテレビの株式を貸し出しされてはもう手の打ち様がない。
ライブドアによるニッポン放送買収といっても大半は米国投資顧問を通じた「借金」みたいな性格のお金ですから。ライブドアの資産を、わかりやすくいえば借入金の無い不動産資産をREIT化して融通したお金ではないですから。バランスシートでいえば左側にニッポン放送株、右側に不動産資産の裏づけのある証券発行ではなく、右側に転換社債、つまり株主資本の著しい増大を招き、それがライブドアの経営権を揺らがせるぐらいの規模であるがゆえに、正直「ひやひやしながら」フジテレビの株を買い進めるといっていたのでしょう。

四季報で確認はしていませんが、YAHOOよりライブドアの売り上げ規模(経営規模)はかなり小さいはず。強気でいかないと自社の株式価値を維持できないが、来るとこまで来てのあっけない引き方でしたね。

まあ、ニッポン放送は完全にライブドアの手中に落ちたわけですから、「電波事業の独占を破る」という意味でも歴史的に意義のある出来事だったわけですし、インターネットとマスメディアの融合というものを眺める機会にもなりますね。ニッポン放送の社員の成果主義(結果主義)の徹底や大リストラは避けられないでしょうが。

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