アニメ：地獄少女第5話。

地獄少女たるヒロインは「閻魔あい」。
だた今回は4話までとは違って、女社長の依頼者が地獄少女を利用してビジネスの敵を消し去ろうとするところが、今までとはかなり話の展開が違う。

だから、地獄通信への依頼内容も具体的ではなく、閻魔あい達が不審に思って事実関係を調査に乗り出す。結局入力しているのも、女社長の半ば奴隷状態に置かれた女子高生。
閻魔あいの仲間達が調査している中で、女社長と女子高生が親族関係にないことも判明。

結局後半で女子高生が追いつめられ、彼女が依頼者となり「地獄通信」に午前0時に女社長を恨みの人物（ターゲット）として名前を入力し地獄少女にアクセスする。たいていの場合、わら人形を受け取った後で、さらに依頼者は不条理に追い込まれるのだが、この話ではすでに女子高生は極限まで追い込まれているので、ためらいなく、わら人形の赤い糸を引くことで契約は完了し、女社長に自責の念がないことを閻魔あいとその仲間が確認し、三途の川に。
閻魔あいはターゲットとともに三途の川の渡し舟でこの世の恨みを地獄に流し去る。

いままではパターンは決まっていたが、今回は当初依頼者と思われた女社長がターゲットとなり、その点ではマンネリを抜け出し進歩したといえる。

ただ、戸籍調査に市役所に親族以外のものが行って簡単に戸籍調査がわかる点や、女子高生が会社に入り込むまでの偶然性、女社長が過去に殺人を犯しているにもかかわらず逮捕されていない点など、大人が見るには詰めの甘い作品であるのは残念な点である。