FOUNTAIN of knowledge

話題は心理学、東洋医学、アニメ、オタク考証、等。たまには経済や法律とリンクした色々なねたも。

相続の矛盾

2005-07-17 07:33:35 | 社会の諸問題
相続の矛盾 横須賀氏の文章より抜粋。

「親の死亡によって相続が発生すると、配偶者は1/2、残余の1/2は子供達が平等に相続することになる。したがって、相続人の中には、親不孝の限りを尽くした子や、お嫁に行ったきり親元に寄りつかない子でも原則として平等だ。一方、懸命に義理の親の老後を一身に背負って看護に当たった長男や次男の嫁(主婦)には相続権は与えられていない。」
なぜか。
「その理由は、長男の嫁は相続人ではないからである。」

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私はこの文章に同感である。

私はこの20年間に3人家族を失った。4-3=1。つまり「現在独り」である。法定相続人もいない。20年前父は突然死をしたが、祖母と母の介護では「長男」として多大な責任を負わされた。10年の苦労で仕事のキャリアも失った。家族もうしなった。女性との出会いも少なく今だ独身である。また、「たなぼた」で若くして親からの財産を得たという人もいるが、それは「介護」という現実に真正面から対峙していたし、成年後見制度まで活用して母親が80歳まで生きたときでも困らないように財産管理をしていた結果、不幸にして早く母親がなくなった結果、現状がある。
また複雑な親戚関係を祖母の遺言通り父の墓参りで最低でも2年に一度は徳島を訪れるという行為を通じて「妻」の義務から逃げていた母親に代わり「長男」として父の供養はしていたつもりである。

国会も郵政民営化ばかりやっていなくて「民法改正」のほうが社会に必要なのではないのだろか。。。


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