ある知人の中国西部への旅行の土産でもらったカメラ。ウイグル？
天山山脈あたり？の、小さな街で売っていたらしい。旧ソビエトで，
1955年頃から数年間作られていた35mmのMF一眼レフカメラ。私が
すでに持っている、同じ国で昔作られた偽ものライカ～ZORKI-1の
ボディのレンズマウント部分を改造して、ミラーとファインダーを
取りつけたものらしい。ゆえにあんがいコンパクトなサイズなのだ。
………………
フィルムを入れて撮影する前に，ピントを合わせてみたり，露出を
いろいろな条件で変えてみたりしていたら，きゅうに動作をしなく
なってしまった。内部で何かが転がる乾いた音が聞こえるようにも。
それが２年前のこと。煙草を吸わなくなって～去年の春ころまでの
数十年間？毎日必ずふた箱以上吸っていた～いくらか家計に余裕が
出たので、ネットで知った隣の県にあるカメラの修理専門店に出す
ことに。そして先日ようやく修理が済んで、宅配便で送られてきた。
テスト撮影のネガフィルムも添えられていた。パソコンにスキャン。
写りに問題はなさそう。この建物はその中の一枚。なんだか外国の
雰囲気ただよういい写真ではないか。私もさっそく撮影を。ちなみ
に修理代金は一万円以上もかかってしまった。希少品だから仕方が
ないと思うのだが。カメラ名は「Zenit-C」～Cはキリル語でエスと
発音するらしい。旧ソビエトで作られた最初期の一眼レフカメラだ。