ミノルタのレンジファインダーカメラ「Minoltina-S」~この春に姉妹機
の P=ゾーンフォーカス機を.そして夏になってこの S.二重像合致式の
ピント合わせがかなり困難な個体.経年の劣化で像が薄くなっているのだ.
というかほとんど見えないくらいに.ピント合わせは仕方ないので目測で.
ピントリングはしっかり動いているので機能しているはず.セレン電池の
露出計の精度も含めて,たぶん他の動作に問題はない.撮影できるだろう.
動作の確認ではいいフィーリングで操作ができたので.…発売は1964年.
レンズは Rokkor-QF 40mm/F1.8.シャッターは B.1秒~1/500秒まで.
ピント調節は二重像合致式.フラッシュはなし.電源は不要~セレン電池.
フルマニュアル風の操作.明るいレンズ.小さくて美しいボディデザイン、
いい写りが期待できる.優れたカメラである.そんな評価がネットでも.
試写の結果は非常にいいものだった.露出計にも劣化はなさそう.適度な
味わいで被写体の明暗や質感をとらえている.ながく常用したいカメラだ.
そして落ちついた風格のヨーロッパ的なデザインも好きだ.つまりいつか、
経年の劣化で薄くなりすぎたピント合わせの二重像の改善を、修理専門店
に依頼するつもりでいる.希少なカメラだけに安価な動作品の中古を探す
よりも修理に出すほうが合理的なはず.たぶん数千円ほどの費用が必要に
なるのだが.またカメラ関連のための貯金を.生活に影響しない範囲で.